世の中で一番不幸なこと
息子を連れて95歳の祖母に会ってきた。 年の差、ほぼ1世紀。 生きてるうちに会えないと思ってたよ、と涙をためて話す祖母は思っていたよりずっと元気そうで顔色も良かった。 はじめての超老人に若干引き気味の息子は、嫌がりながらも曾祖母の膝の上に乗ってしぶしぶパンを餌付けされていた。表情は終始固かった。 祖母はけっこうユーモアあるの人で、昔から「もうすぐ死ぬ」とか本気とも冗談ともつかない感じで使ってくるのだけど、「いやいや、まだまだでしょ!」と笑い飛ばす歳でもなくなってきたし、死が近いところにあるのは事実なので今回もまたへんなリアクションと顔を返していたと思う。夫を見たらそんな感じだった。 生きてるう…
2021/07/27 13:51