25日の夜は突然合コンのお誘いがあった。6対6の大型合コン。欠員補充だから、知り合いは幹事1人だけ。クリスマス当日だし、1人でオリジン弁当を食べるよりは幾分か気分が晴れることを期待して参加した。これまでに何十回も参加して、合コンは結婚になかなか結びつかないことは重々承知している。それでも、人と話したいという気持ちだけで参加してしまう。男性陣は30代後半港区おじさん20代後半高卒広告業個人事業主×230代前半大卒メーカー勤務×2女性陣は20代後半CA×320代前半看護師×3当然、幹事は港区おじさんだ。港区おじさんはCAとか、レースクイーンとか、女性を連想させる職業が大好きな生き物だから。CA陣が美人揃いだったため、すぐに全体の構図がはっきりした。港区おじさんとCAが1対1でできあがり、他の男は全体の空気を乱さない...クリスマス合コン
暗証番号は1182、中学生のころから変えていない4桁の数字は、もう何万回打ったかわからない。自分の生年月日でも名前を文字ったわけでもないその数字のは僕にとっての呪いの言葉だ。「いいやつなんだけどね。」勇気を振り絞った初めて告白が無残にも数秒で断られた後、その女の子が周りに言っていたらしい。何万回打ったかわからないその数字を携帯に入力し、ロックを解除した。LINE、新着0件。SMS、新着0件。Facebook、僕宛ではない投稿が山のよう。クリスマスはいいやつの僕を置いてけぼりにして盛り上がっているらしい。婚活パーティーで知り合って先々週初デートをしたAさんも、先週飲み会を2人で抜け出したBちゃんも、既読がついてから数日が経っている。何が悪かったのか、何が悪くなかったのかもわからない。Bちゃん、帰り道に自分からキス...クリボッチ
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