現代語訳『明智軍記』巻第三・下 (1)信長、義昭公を伴い奉り上洛の事、付けたり、三好党退治の事

現代語訳『明智軍記』巻第三・下 (1)信長、義昭公を伴い奉り上洛の事、付けたり、三好党退治の事

こうして織田信長は観音寺城に安座して、国民を撫育する仕置きを命令されました。 そうしたところに、佐々木六角義秀をともなって、蒲生賢秀・氏郷父子が日野谷から参上しました。 そのとき、信長の幼い弟である喜六郎殿・半左衛門殿の両人も、蒲生氏に同道していました。