「チャンミン、俺、7日に出発するよ…。」 「そっか…決めたんだ…。」 「うん、決めた。1年…いやもっとかな…帰れない…と思う…。」 「そ…そうなんだ…
「外の世界が見てみたい。」と、突然チャンミンが言いだした。いや、突然ではなかったのかもしれない。10代の頃からずっと一緒にいてそばで俺のことを見て、俺…
この度は、「そして、僕たちは恋していく」を最後まで読んでくださりありがとうございました。 毎日欠かさず投稿出来ていれば1ヶ月ちょっとで終われる話数なので…
チャンミンを送る式はひっそりと行われた。 家族だけで…。俺もその場に呼ばれた。 スヨンさんは俺を抱きしめて、 「チョンくん、ありがとう。チャンミン…
「チャンミン、みんなで押しかけてごめんな。」 「僕が会いたかったんだよ。押しかけるなんてそんな…。」「おじさん、おばさん、せっかく来て頂いたのに寝た…
それから、毎日放課後には病院に行った。 チャンミンはもうベッドから起き上がる事はなかったけれど、手を握ったままいろいろな話をした。 俺の前でいつ…
次の日は、学校を休んで午後から病院に行った。 病室のドアをノックして、 「チャンミン、来たよ。」 ベッドに寝たままのチャンミンは笑いながら、 「…
どうやって病院まで来たのか殆ど覚えていなくて、気づいたら俺は病院の廊下に茫然と立ち尽くしていた。 救急処置室に入ったチャンミンの様子は、まだ何も分…
平日のそれも冬の水族館は、夏に来た時よりも人が少なくひっそりとしていた。 「やっぱり、見に来てる人、少ないね。」 「まあ、天気が良くても寒いしなっ…
チャンミンのあとにシャワーを浴びて部屋に戻ると、ベッドに座っていたチャンミンが思いもよらない事を言った。 「ユノくん、しようよ。」 はじめは何を言っ…
チャンミンが寝込むようになってから、夜中に何度も目が覚めた。 夜は少しも離れたくないと抱きしめて寝ていたけれど、ふと目覚めてチャンミンが息をしてい…
次の日から数日は、商店街に買い物に行ったりコインランドリーに洗濯をしに行ったりと毎日2人で出かけた。特別な事をしなくても、毎日一緒にいられるだけで幸…
左腕に唇を押しあてて舌先を這わし、ちらっと僕を見るから思わず身をよじった。動きを封じるように、ユノの右手が指に絡みつき左手で腰を抱きよせられる。 …
僕たちは、玄関ドアを閉めると同時に靴も脱がないで抱きしめあいキスをした。 でも、焦りすぎて唇がぶつかり笑ってしまった。 「ごめん…こんなに離れ…
渋滞にはまった車をマネヒョンに任せて僕は走っていた。 全力のライブ後半でもならないくらい、息が切れて苦しくてそれでも走っていた。 1秒でも早く、…
地元の駅から3つ目の駅で降りたところにアパートはあった。 駅前の賑やかな商店街を抜けて静かな住宅街の中にあるアパートは、2DKとこぢんまりとしてい…
それから、何事もなく24日になった。 終業式が終わり急いで家に帰ると、母さんが出かけている隙を見て用意しておいたスポーツバックをひとつだけ持ってチ…
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