俺とウジン先輩は、学校から離れた高校生が入らないような喫茶店に入った。 「それで?何を話そうか?」 にっこりと笑ってウジン先輩が言った。 「なんで…
新学期が始まり、いつもの待ち合わせ場所で待っていてもチャンミンは来なかった。 ぎりぎりの時間まで待っていたけれど、諦めて学校への道を1人で歩いた。き…
「ユノくん…ごめんなさい…黙っていて…。」 愕然として頭を抱えている俺にチャンミンが言った。 「幸せすぎて…言えなかった…んだ…言ったら…終わってし…
俺たちはうまくいっている、幸せなんだと思っていた。 そうあの日がくるまでは…。 夏休みも残り2週間となり、チャンミンの家で勉強をしたあと何…
「チャンミン!やめろってっ。ふざけてるのか?もう帰るぞっ。」 俺は、繁華街をどんどん歩いて行くチャンミンを止めようとした。 脇道を入った所には、い…
8月に入り恒例になりつつあるチャンミンの家での勉強は続けながら、いろいろな場所へも出かけていた。 その日は、チャンミンの希望でちょっと遠くの水族館…
俺はポケットの中の振動に気づいて、慌てて電話にでた。 「もしもし、チャンミンか?どうした。」 《ユノくん、ごめん。もう少しかかりそうなんだ。花火、…
前回のお話しの後に加筆しましたので、再投稿させて頂きました。お手数ですが、引き続き読んで頂けますと幸いです。 夏休みに入ってからは午前中から会える日が…
夏休みに入ってからは午前中から会える日がほとんどで、チャンミンと一緒に過ごす事が楽しくて仕方なかった。 映画を観に行き買い物をしたりちょっとお洒落な…
終業式までの毎日、放課後にチャンミンの家に行くようになった。 真面目に勉強をしたりゲームに夢中になったり、それから、少しだけお互いの身体を触りあい…
トレーに用意されたケーキと飲み物を持ってチャンミンの部屋に入った。 「ぅわあー、広い、し、きれいだな。チャンミンの部屋。」 「そうかな。物が少ない…
チャンミンの父親は大手の製薬会社の社長で母親は有名な医師か教授だった。2人ともテレビに出ているのを何回か見た事がある。 大きな家の門を前にインターホ…
夏休みまであと1週間となった午後のHR時に、チャンミンが退院したと担任を通してクラスのみんなに伝えられた。 その後の様子が全く分からなかったから、…
下駄箱付近では、興味本位でわざわざ見に来た生徒とそれを止めようとする先生とが集まりいっとき騒然とした。 そのうち、轟音とともにヘリコプターが校庭に…
あの日、初めてキスした日から放課後に高台の公園に行く事が多くなった。本当は2人の仲をもう少し進展させたかったけれど、今以上の事をしたら倒れてしまうん…
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