「今週の『朝日俳壇』」より 明かり障子の前に立ち、自らの貧しい心を映してみたまえ 山が泣く山に合はせて海も泣く霜の降る夜は枕抱き寝む
大串章選○ 山鳴りに海鳴りまじる霜夜かな (霧島市)久野茂樹 本句の作者・久野茂樹さんがお住いの鹿児島県霧島市は、前方に錦江湾を望み、背後に霧島連峰を控えた、海も近く、山にも近い、景勝の地である。 季節が深まり行き、霜が降りる頃ともなれば、「山鳴りに海鳴り」が交って、海と山との奏でる交響曲を聴いてるような思いがする一夜も在り得ましょうか! 花は霧島 煙草は国分 燃え...
2019/12/30 11:27