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これからも妻といっしょに https://takashimieko.muragon.com/

最愛の妻の姿は消えてしまいましたが、魂は存在すると信じて、毎日一緒に過ごして行きたいと思います。

nora
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2018/09/30

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  • 幸福感

    幸福感について考えてみた。 “地位財”と“非地位財”というものがある。 地位財とは、 他人との比較によって幸福感を得るために消費される財貨やサービスのこと。 非地位財とは、他人との比較とは関係なく、それ自体で幸福感を得られるもの と説明されている。 地位財には、 例えば...

  • 妻のがん告知日から4日間の記録 ②

    妻は、2017年5月23日に余命1年のがん告知を受けた。 その時記録していた23日とその翌24日の妻の言葉を、 私は、前回のブログで書いた。 前回に続いて、 今回は、25日、26日に妻が言った言葉を書く。 25日(木) 私はアルバイトに出かけた。 仕事中、胸が苦しい。 早く...

  • 妻のがん告知日から4日間の記録 ①

    終活作業は、ゆっくりと少しずつ行っている。 先日、一か所に束ねて置いてある妻の関係書類を整理した。 その中に、 A4の紙があり、よく見ると私が書いたものであった。 妻のがん告知日である2017年5月23日から26日までの4日間で、 私の行動や妻の言ったことなどが書かれていた...

  • 犬、妻、私

    「ハチ」と言えば、 飼い主が職場で急死したことを知らず、渋谷駅に毎日朝夕通って、 死ぬまで10年間も待ち続けた秋田犬の名前が浮かぶ。 心から可愛がってくれた飼い主の愛情が忘れられなかったのだろう。 犬は、信頼した相手に対し強い忠誠心や愛情を持つという。 それとともに、そのよ...

  • 本気になれない

    「幸せ」とは、 その人のためならがんばれる という相手がいることだと思う。 その相手がこの世にいなくなった場合はどうだろう。 がんばる意味がなくなってしまう。 私の場合、 いくら自分のためにがんばっても、 幸せを感じることは出来ない。 妻は、私に人生を本気で生きようと思わ...

  • 妻の歴史

    どの人にも、その人だけの歴史がある。 歴史は、偉人や有名人だけに与えられたものではない。 私にも歴史はあるし、当然、妻にも歴史はある。 前回のブログで、 スマホを無くし、そして見つかるまでの流れを書いた。 スマホを無くすことで一番困ったと思ったのが、 「妻の高校時代の写真画...

  • 良かった

    24日、 午前のテニスを終えて、 家に着き、テニスバッグの中に入れていたスマホがないことに気づいた。 バッグの中のすべてのポケットを調べたが、どこにも見当たらない。 固定電話でスマホの番号に電話すると、音は鳴ってるが、 家の中のどこからも音は聞こえてこない。 ということは、...

  • 向こうで会ったら

    音がない世界。 静寂のなかの妻の声。 耳から入ってくるのではなく、脳内で響く声。 妻との会話が、音でなされなくなって7年半。 妻はいなくなったが、 妻の声の特徴、しゃべり方などが、しっかりと脳に記憶されているため、 妻との会話は出来ている。 数日間ほとんど会話をすることがな...

  • 妻の居場所を確保する

    私の体には、 脳、心、腸という3つの小宇宙がある。 この3つが快適ならば、 概ね体調は良くて、気持ちもいい状態だ。 腸は第二の脳とも呼ばれ、 神経系を通じて、脳と繋がっているとのこと。 “脳”と、“腸”が健康なら、“心”も健康になるはずだ。 脳でストレスを感じると、お腹が痛...

  • 悲しみを持った人

    妻が亡くなって7年半が過ぎ、 神様は私に、悲しむノルマを与えた。 同時に、妻を想うノルマも与えた。 この二つのノルマをやり切った時、 私がこの世を去る時なのだろう。 私がまだ生きてるということは、 悲しむ量、想う量がまだ足りてないということか。 ノルマの総量は把握してないが...

  • 消えた老後

    遺品整理の内、妻の靴の処分が昨日終了した、 全部で30足だった。 すかさず、終活作業の一環として、 昨日、妻関係の書類の整理を行った。 闘病中に関するものが一番多く、 残すべき書類を絞って、一つのファイルに収める作業を行った。 以下、残した闘病中に関する書類を、 自分のため...

  • 1480円の靴

    外出先でよく見かける 小さな子の指差し。 例外なく、小さな子はこれをやる。 言葉でうまく表現することがまだ出来ないため、 指を使いそれを補おうとしていると考えられる。 足りないものを補おうとする行為。 今の私に、 足りないと思わせるものは、 妻から受けていた心の充足感だ。 ...

  • 生きるエネルギー

    目的を持つことを悪く言う人はいない。 “目的”を持って生きることは、 人生を彩のあるものにするために、必要不可欠なものであろう。 しかし、私は、 妻の死で、目の前から目的が消え去った。 言い換えれば、 目的を持って生活する必要がなくなったと言っていい。 お金を増やすこと、健...

  • 私は3度死ぬ

    昨日、不思議なことが起こった。 電話の着信音が鳴り、 スマホをバッグの中にいれていたので、 切れる前に取ろうとあわててスマホを取り出しスワイプし、 「どなたでしょう」と聞いたところ、 「電話をいただいたので」と答えた。 私は、 「えっ、私電話してませんけど、おかしいですね、...

  • ドーパミンが出ていた生活

    私の脳が一番喜ぶ時というのは、 妻が喜ぶ様子を見た時だ。 本当の喜びを感じるには、 妻を経由しないとそうならない。 起こったことが妻を経由せずに、直接私に伝わった場合は、 喜びは一定量で終わってしまう。 妻が嬉しそうにしている姿を見た時、 私の脳内に多量のドーパミンというホ...

  • 永遠

    永遠なものは、 この世に何一つ存在していないと思っている。 妻と私の生活も、その事象に従うことで終わりを告げた。 (ただ、時期については、早すぎたと思っているが) 妻と私の別れは、特別なことではなかったのだ。 なのに、特別なことが起こったかのように、 私は当初、これ以上のな...

  • 心のふるさと

    “ふるさと”と聞くと、 普通、生まれ育った故郷が頭に浮かぶが、 「心のふるさと」となると、 頭に浮かぶのは、「場所」ではなく「人」になる。 “心のふるさと” とは、 帰りたくなるところ、 心の拠り所となるところ、 私の人生に彩りをくれたところ、 ほっとするところ、 会いたい...

  • パソコン無料回収に申込んだ

    一昨日、パソコン無料回収の申込みをした。 パソコンや小型家電を自宅まで無料で宅配回収(データの安全消去サービスを利用した場合はは3,000円程かかる)してくれる国の認定を受けていて東証グロース市場にも上場している回収業者だ。 3年前も利用している。 無料で回収出来る理由は、...

  • 愛、感動、涙

    妻は生前、「私が泣いているのを見たことがない」 と言っていた。 そう言われた時、私は、 心の中で、「結構泣いているんだけどなあ」とつぶやいていた。 テレビで、心温まる番組を見ている時、 涙ぐんでいるのを何度か見られていると思っていたが、 涙が流れ落ちてはいないので、 泣いて...

  • 妻がいないと

    自分に関係することが、 いいことであっても、良くないことであっても、 気にならなくなっている。 そうなったのは、妻が亡くなってからだ。 以前は、 自分に関する出来事は、 すべてが妻に繋がっていて、 私にとっていいことは、妻にとってもいいことだった。 妻がいないと、 私にとっ...

  • 自分事・他人事

    どうも、花粉症になったみたいだ。 40代後半に初めて花粉症になり、5年ほど経過した後、 治っていたのだが、15年ほど経て再発してしまった。 昨日テニスをしていた時は、特に症状は出ていなく、 一緒にテニスをやっていた男性が、「花粉症で調子悪い」と 言っているのを聞いて、大変だ...

  • 人生あと何年

    私の人生は、あと何年あるか。 5年、10年、20年、もしかして1日。 1日の場合は、突然倒れての孤独死ということになる。 出来れば避けたい。 いい人生だったか、残念な人生だったか、 今の時点での感覚では、 いい人生が60%、残念な人生が40%ぐらいか。 “いい人生”だったと...

  • スローな人

    妻を見ていて、いいなと思えたところは、 「効率」というものが、 本人の中に全く存在していない点だった。 妻といると、 時間がゆっくりと流れ、居心地のいい時間をもらっていた。 そういう時間を提供してくれていた妻だが、 そのスローなところが、外ではマイナスに作用していた。 会社...

  • シナリオ通り?

    妻とは、はとバスやHISの日帰りバスツアーをよく利用した。 海外旅行も3回行った。 民事裁判の傍聴 → 一般開放している農水省の食堂で昼食 → 東京ドーム遊園地で遊ぶ → 歌舞伎座で観劇 → 映画館で映画を見る これを1日でこなした。 海外旅行を除いて、これらを計画したのは...

  • 痛気持ちいい

    大切な人を亡くした場合、 その人に対して“好き度”が大きいほど、 いなくなると心の痛みは大きい。 妻のことが“普通ぐらいの好き”だったら、 普通の痛みだと思う。 ものすごく痛い注射と、普通の痛さの注射で、 「どちらにしますか」と聞かれ、 効果が同じだとしたら、 ものすごく痛...

  • 過程と結果

    私は、妻の思い出を拾う毎日を続けている。 どんなに小さな思い出であっても、すべて拾い集め、 拾い集めた妻の思い出を、PDFファイルのように保存して、 記憶が頭の中で劣化や破損しないようにしている。 そのようにして記憶を維持することで、 妻との関係性、縁といった過程を大事に思...

  • 一人の食事

    昨日、定食屋チェーンで昼食を取るため店に入った。 カウンターに案内され、左右が20代の女性の間に座った。 店に置かれているタブレットで注文をしていて、 ご飯を五穀米に変更する入力を忘れ、 注文履歴が白米のままになっていたので訂正をしようとしたが、 画面に訂正のボタンが見つか...

  • 「駅」を聴いて泣く

    木曜日の午前中、 いつものようにテニススクールに行き、 そのあと、すぐ近くにある郊外型スーパーで、 夕食用のサーモンの切り身や牛乳を買い、 同じく近くにある定食屋で昼食を取り 20分自転車を漕いで、家に戻った。 ここまで木曜日のルーティン通りだ。 (あと、その日は行っていな...

  • 古着を買う妻

    私の部屋の中は、妻の服で占められている。 私の服の割合は、妻の服の割合の5分の1だ。 1LDKの狭いマンションの一室は、 そのため、より狭いものになっている。 今年中に、 動画や画像の中で妻が着ている服以外をNPOに寄付する計画なので、 その後は、部屋の空間に余裕が出てくる...

  • 図書館にいると

    昨日、図書館へ行き、 終活の一環として、生保、株式、社会保険、年金などの書類の中から、 捨てるもの、残すものを分ける作業をしている時、 ファイルの中の書類が、滑り出て、床に落ち散らばってしまった。 「あああ~」と言って、拾い集めていると、 隣のテーブルで彼女らしき人と一緒に...

  • 妻がいる場所

    私にとって、妻は、5つの場所に存在する。 遺骨箱の中 私の頭の中 私の心の中 空のかなた 私のすぐ傍 妻は、この5つの場所に、不規則なローテーションで現れる。 朝起きて、まず遺骨箱に手を合わせる。 骨という物理的なだけのものだけれど、妻であることに変わりはない。 妻を思い出...

  • 「妻」という木

    以前、ここには、「妻」という木があった。 その木は、しっかりした幹(妻の体)があり、 私は、その幹に、たくさんの枝葉(お金、私の地位、私の名誉)を つけようとしていた。 そうすることで、 その木が、見栄えのあるものになることを願っていた。 しかし、思ったほど枝葉は増えずにい...

  • 人生とは、こんなもんだ

    妻が、空のかなたに旅立ってから7年4ヵ月が過ぎた。 これを「もう7年」と見るか、「まだ7年」と見るかは、 人それぞれだろう。 今でも、 妻の表情、声、妻が話したこと等、 割と鮮明に頭に浮かぶことから、 私の場合は、「まだ7年4ヵ月しかたっていない」の方だろう。 これまでの7...

  • 心で見る

    私は、今後、老病死と付き合わなければならない。 今も老人だが、これから、もっと老人になるのだろう。 病気も経験するだろう。 それは、妻と同じく、「がん」かもしれない。 そして、死んでいくのだろう。これは避けることは出来ない。 妻は、「老」を経験せずに、「病」と「死」を経験し...

  • 「私のこと好き?」

    夫婦が生活している中で、 奥さんの方から夫に向かって、 「私のこと好き?」と聞くこともあるかと思う。 (すべての夫婦が とは言わないが) 夫に対して、 自分への愛を、言葉という見える形で確認したいのではないかと思う。 奥さんに対して、「愛している」とかいう言葉を、 心の中で...

  • 「樹木葬」で決まり

    終活作業は、さぼることなく少しずつ続けている。 今、やっているのは、写真をスキャンして、デジタル化する作業。 それを取り込んだUSBを、姉弟妹、義姉に会った時、渡すつもりだ。 そして、 今年中にやることとして、 すべてそのまま残している妻の服を、 写真や動画の中で妻が着てい...

  • ため息の役割

    私は、無意識のうちに、ため息が出てることがある。 「ため息」とは、 ストレスにより交感神経が働き呼吸が浅くなることで酸欠状態になり、 その状態を緩和しようと大きく息を吐く行為とのこと。 私の場合、 「残念」という感情が沸いた時に、出ることが多いようだ。 どういう「残念」なの...

  • 郷愁とともに生きる

    妻との24年半が終わり、それから7年が過ぎた。 今は、妻の郷愁とともに生きている。 妻は、“不思議な哀愁”を帯びた人だった。 私といる時は、おどけることが多かった妻だったのだが、 そんな時でも、私は妻に対して不思議な哀愁を感じていた。 その「哀愁」は、 単なる哀愁ではなく、...

  • 「生」、「死」、「命」

    人は、生まれると、その先には必ず死が待っている。 生れなければ、“死”を経験することはない。 死ぬことが嫌なら、生まれなければいいのだ。 でも、 もう、すでに、我々は、生まれてしまっているのだ。 だから、 我々は、“死”から逃れることは出来ないのだ。 私は、妻が亡くなるまで...

  • 私の人生

    妻は私の人生にどれくらいの影響を与えたか について、考えてみた。 私は、70年生きている。 妻と私は、24年半、一緒に過ごした。 妻は、私の人生の35%(70分の24.5)を付き合ってくれた。 この先、私の生きる期間が増えるにつれ、 分母は増えるのに対し、 分子の24.5は...

  • 涙のかたち

    妻が亡くなってしばらくは、 涙することは少なかったように思う。 この時期は、 まさかの出来事に感情機能が麻痺していて、 交感神経が優位な状態であって、 血管が収縮して、涙腺が締まり気味の状態だったのだろう。 数か月経って、 妻を思い出すと、激しく泣いてしまうことが増えた。 ...

  • 同級生との飲み会

    10日、 69歳で初婚となる大学の同級生を祝うという名目で、 声をかけられた都内に住む5人が まとめ役の地元である八王子に集まった。 駅の改札に、18時に集合して、 駅近くの居酒屋に向かった。 みんなに会うのは、7年前の同窓会以来であったが、 7年前の同窓会の時は、妻が亡く...

  • 心が洗われる人

    「初めてのおつかい」という番組を見た。 不定期に放送されている番組で、 4歳前後の子供が、親からお願いされた「おつかい」に挑戦する様子を、 ドキュメンタリータッチで描かれたもので、 至ってシンプルなストーリーだ。 以前も、何度か見ていて、 いつも最初は何となく見ている感じな...

  • 希望を持たないで生きる

    週一回通っているパソコン教室で、 先生から、 「初詣どこかに行きました?」と話しかけられた。 私は、 「いや、行ってません」と答えた後、 間を置かずに、「願い事はありませんので」という言葉が出た。 年の初め、周りの人のほとんどは、願い事を叶えるべく、 希望に満ちた、いい1年...

  • 会いたい

    今年の元日も、いつものように、 レトルトカレーの詰め合わせ福袋を購入するため、 自転車で、ショッピングセンターへ向かった。 店頭で、今年から、予約制となったことを聞かされ、 購入することはで来なかった。 人気店の商品を、半額ほどで購入出来るので、 カレー好きの私としては、お...

  • つながり

    両親、姉弟妹とは血で繋がっている。 そのためか、時々、自分の行動や癖が、 父や母に似ていると感じることはある。 自分が、父や母の分身だと思うこともある。 父、母の嫌いな部分が、意識せずに出てしまった時は、 嫌だなあと思いながら、父母の血が流れているのだから、 避けることは出...

  • 双方向の関係

    「見る」「話す」「触れる」 以前は、この三つでもって、妻と接することが出来ていた。 今は、見ることが出来ないし、話すことも出来ない、 触れることも出来ない。 何か、もどかしい。 もう妻はいないのだから、当然と言えば、当然だ。 このままでは、気持ちが収まらないので、 私は、 ...

  • "私"という作品

    今の“私の世界”を作り上げたのは、妻だった。 引き続き、“私の世界”の作成は、妻が担っている。 毎日の生活の中で、 妻の望む作品になろうとしている私がいることに気づく。 そういう意味で、妻は生きているとも言える。 妻は、姿は見えないが、 私を防護膜で覆って、守ってくれている...

  • 二人で一人

    人はみんな、その人の世界を持っている。 地球上には、異なる81億の世界がうごめいている。 その中の一つとして、“私の世界”がある。 7年前には、“妻の世界”もあったが、今はない。 夫婦になると、 それぞれ一つとして数えられてた世界は、 融合して二つが一つになる。 ただし、 ...

  • 妻をより知ること

    妻が目の前から居なくなってから、 私は、妻が存命中に口にした言葉の意味を考えようとしている。 妻の肉体は、私の目の前から、消え去った。 見える妻は100%消えてしまった訳だが、 その失ったものを少しでも取り戻そうという気持ちがあるせいか、 妻をもっと知りたいという欲求に駆ら...

  • 無垢な天使

    私は、弱いと思われる人が放つ磁力に吸い寄せられる傾向がある。 弱いと思われる人も、私が放つ磁力により、私に近寄ってくる傾向がある。 私は、特徴があまりない人間だが、この点は特徴だと思っている。 中学時代、顔にあざのある女の子がいた。 クラスは違っていたのだが、私と同じクラス...

  • “不思議”か、“たまたま”か

    昨日、少しだけ不思議なことが起きた。 「少しだけ」と書いたのは、 不思議でもなんでもなく、 “たまたま”だったと、考えることも出来るからだ。 普通はそっちの方だろう。 でも、私は“不思議な出来事”に興味がそそられるのだ。 昨日、夕方、プリント写真をスキャンしてデータ化しよう...

  • 相性

    人間関係には“相性”というものがある。 相性がいい人もいれば、悪い人もいるし、どちらでもない人もいる。 地球にいる人間の数は81億人。 日本の人口は、約1億2400万人。 その中で、私と出会ったのは、 親族、妻家族、学校関係、会社の人、趣味のテニス関係、習い事関係、等であり...

  • 二重生活 7年

    妻と私は、 出会ってから、お互いに影響を及ぼしながら、 それぞれが化学反応を起こし、 新しい妻と私が出来上がった。 私は、妻の影響を多分に受けて、今の私になっている。 妻以外の女性との化学反応だとしたら、 私は、今と違う自分になっていただろう。 もちろん、私の選択は間違いな...

  • 悲しい男

    夕方、スーパーでの買い物を終え、 自転車で自宅マンションに向かう。 時刻は17時半。 周りは真っ暗だが、遠く左手に見えるの高層マンション群の明かりがきれいだ。 自宅に近づき、再び暗闇になった。 すると、急に悲しみが襲ってきた。 なんだろう。この言いようのない悲しみは。 暗闇...

  • 悲しみの裏側

    「悲しみ」とは何者なのか。 何かわからないものであり、 見えないということが、それを増幅させる。 それまで傍にいた人、 心が繋がっていたと感じていた人、 自分の命より、その人の命の方が大事だと思えた人、 パズルのピースがピタっとハマる感じだった人、 その人が幸せになること...

  • 手元供養にした理由

    人が亡くなった時、通常、 通夜、葬儀、火葬、告別式、納骨という流れが一般的だが、 妻の場合、 葬儀や告別式を行わず、 火葬のみで、さらに参列者は私のみのものだった。 妻は、がんの告知を受けた後、 会いたいという母親の申し出を断っている。 親子の断絶ではなく、一方的に妻の方が...

  • 希望がない訳ではない

    言葉。 妻の言葉を耳にすることはなくなった。 テレビを見ていて、 妻のコメントが聞けなくなったのが寂しい コメントで多かったのは、 皇室関係の番組であり、かなり詳しいコメントが聞けた。 私は、特に皇室に対して関心がある訳ではなかったのだが、 妻が嬉しそうにコメントしている様...

  • 役所の窓口での光景

    一昨日、夕方、役所から届いた封筒を、 集合ポストの中にたくさんあったチラシとともに取り出した。 そして、マンション内のごみ置き場に行き、チラシを捨てた。 翌朝、役所からの書類を見ようと思って、封筒を探したが、 家中どこにも見当たらない。 大事な書類で、しかも期限付きで返送し...

  • 未来の過ごし方

    時間は、前へ前へと進む。 未来というゾーンを駆け抜ける。 決して、逆行することはない。 そして、 時間が駆け抜けた跡を、過去と呼ぶようになる。 私たちは、その「時間という船」に乗って、未来を突き進む。 その船はバックギアが付いていないので、過去へ戻ることは出来ない。 人間は...

  • 曖昧への対応

    日常の幸せは遠くへ去って行った。 私は、次の幸せを求めて、前へ進む。 妻は空から私を見守り、 私は、心の中の妻を見守る 二人は見守り合っている。 心の中にいる妻が気持ちよく過ごすため、 心の中を明るく保つため、 常に心の中は、明かりが灯っている状態にしておきたい。 妻は“天...

  • 「過去」は人に涙を出させる

    涙を出させるのは「過去」であり、 「未来」を考えている時に、涙が出た という記憶はない。 若いころ聞いていた曲を耳にすると、 その曲に自分の歴史が加わり、 郷愁感が誘発され、涙が出ることは少なくない。 過去は戻らないもの という切なさがそうさせるのか。 未来は、 今後、必ず...

  • 寿命の切り売り

    妻が余命宣告された時に、 妻にあげたかったもの、 ブランドバック 宝石 高級レストランでの食事 などではない。 それは、 “私の寿命”だ。 寿命という“抽象的な概念”を、“もの”として扱うことで、 “私の思い”は成り立っていく。 私の寿命を、全部一括で妻に渡したら、 妻を残...

  • 生きる選択

    やっと、涼しくなってきた。 暑がりで、寒さに強い私としては、もう少し寒いのが丁度いい。 30度以上が続いた頃は、 暑さとの戦いに神経の大部分がとられて、 妻に向かう神経は減らされていた。 でも、今みたいに過ごしやすくなると、 妻のことを想う余裕が生まれ、 寝てる時を除いた時...

  • 生き切る

    「瀬戸内寂聴 愛を生き切った人」という番組を見た。 東北の被災地での法話で、寂聴が話したことを、 下に書きました。 結局は 人間は一人なんですよ 一人で生まれて やがて一人で死んでいくんですね 一人はさみしいけれども でも 一緒に死ぬことはできないね だから 必ずいつか一人...

  • 記憶

    記憶があるから妻がある 記憶が消えると妻はない 今、私が妻と繋がっていられるのは、記憶の力があるからだ。 認知症になると、記憶がなくなっていき、 妻との繋がりは、なくなってしまう。 そういうことで、 私が健康に気を配る理由は、 主に、私の脳のためであって、 長生きという目...

  • 妻とハグが出来るだろうか

    この世においては、 お金、マンション、社会的地位、外見等は、 持っているに越したことはない。 そのため、 私は、これらを一生懸命持とうとしていた。 (実際には、思うように持てなかったけれど) でも、 妻を亡くしてからは、これらに価値は感じなくなった。 これらに共通する点は、...

  • 妥協心との闘い

    テレビ録画は、過去に放映されたものを再生することが出来る。 スローモーション、早送りも可能だ。 時間を自由に操ることが出来る。 過去とは、 すでに過ぎ去っている時間だ。 過去に戻れる媒体として、 カメラやビデオカメラで撮った画像や動画がある。 ただし、 これらは、過去を再生...

  • 私らしい人生

    私も70歳になったので、 概ね、私の人生をまとめられる年齢になったと思っている。 この先、何年生きるかは全く予想がつかないが、 これから経験することは、 これまで作り上げた人生に、少しだけ付け加える程度であればいいと 思っている。 木に例えるならば、 出来上がってる幹に、 ...

  • 妻、月へ帰る

    18時頃、外出先から自宅に向かって自転車を漕いでいて、 目の前に自宅のマンションが迫ってきた時に、上を見ると、 まんまるの月が見えた。 見た瞬間、「きれいだな」と思った。 自宅に着き、テレビを付けるとニュースをやっていて、 今日の“月”は、「スーパームーン」と言って、 “2...

  • ルーティン

    妻を亡くしてから、 私は、割ときっちりとしたルーティン生活を送っている。 朝、やることを決めて、 ほぼ時間通りに、ほぼ100%をこなせている。 ルーティンは 脳の介在なく、無意識に体が動くことで、 脳を休ませるメリットがあり、 そこで余ったエネルギーを、 意識のある脳の使い...

  • 涙が出るのは、なぜか

    9日の朝、久し振りに妻の夢を見た。 内容は、 私は高校生で、周りはすべて男子生徒だったので、 男子校なのだろう。 一コマの授業が終わり、休憩時間となり、 外廊下に出て向かいのビルの屋上を見上げると、 チェロのような大きな楽器と、もう一つ大きな荷物を背負って、 下を見下ろして...

  • 過去と今を分断したら

    私の心には、重りが吊り下げられている。 そのせいで、毎日が重苦しい。 その重りの名前は、「後悔」だ。 私の人生の目的は、 妻に幸せ感を持たせることであった。 妻は、生きづらさを抱えていた人であり、 その生きづらさを、妻から切り離すことが出来たら、 妻は幸せになるだろうし、 ...

  • 妻を喪って7年が過ぎた

    昨年に続き、 今年も、お寺が主催する「エンディングフェア」に行ってきた。 信託銀行による「死後事務委任契約」等のセミナーを受けた。 終活作業は、すでに取り掛かっており、 セミナーの内容の多くは理解出来たが、 まだ外枠を固めた程度の状態であるので、 自分の知識に上書きすること...

  • 2つが一つ

    町を歩いていると、 何組かの、カップルを目にする。 若いカップル、年老いた夫婦、と様々だ。 若いカップルの場合は、 仲良く歩いている二人の男女の姿だ。 しかし、 老夫婦を見た時は、 二つの個体ではなく、 一つの個体が動いているように見えなくもない。 出会った時は、若いカップ...

  • 共感と涙

    テレビを付けたら、 女の人がハンカチを鼻に当て泣いている映像が目に入った。 私は、てっきり、能登豪雨 被災者で、 家族を亡くした人、または、家が流されて、 この先を憂いて、涙している人かと思ったら、 そうではなく、 中国へ返還される上野動物園の2頭のパンダとの お別れ会での...

  • 妻の存在の確認

    妻は本当にいなくなったのか。 そうとも思えるし、そうとは思わない。 “魂”というものがあるとしたら、 妻はいると思えるし、 “魂”なんて、あるはずがないと思ったら、 妻は完全に消えてなくなっていることになる。 私の場合、 妻が亡くなった当初は、 妻は、跡形もなく完全に消えて...

  • 二人同時

    配偶者のことを唯一無二の人と思ってる夫婦の場合、 亡くなる時は、二人同時がいいと思ってる人は多いと思う。 (事故等で、同時に亡くなる場合を除く) 私の場合、妻が先に逝ったが、 出来るならば、同時に亡くなるのがベストだと思っていた。 同時がいいという理由は、 「残す人」を作ら...

  • 本気になれない生活

    妻がいた時より、毎日の生活において、 物事がスムーズに進でいることに、最近、気付いた。 毎日、確立されたルーティンを崩すことなくこなしている。 特に障害物が現れることなく、滑らかに生活出来ている。 こうなっている理由は、なんとなく、わかっている。 以前は、 「〇〇しなければ...

  • 余命の捉え方

    がんが発覚して、一時は余命宣告を受けながらも、 元気で生きている人が出演しているトーク番組を 二つ見た。 一つ目は、 夫婦漫才コンビの二人で、 奥さんが6年前にがんになり、 その時、余命半年と宣告されている。 今も抗がん剤治療を続けているが、 元気なところを見せようとしてい...

  • 心の中の掃除

    深夜、テレビを見ていたら、 リスがどんぐりをひたすら食べてる音声のない映像が流れていた。 最初は何気なく見ていたが、途中からその可愛い姿に見入ってしまった。 私は、最近、かわいいものを見ることで、 心を癒やそうとしている。 その対象は、動物、小さな子供、その他。 町で、親子...

  • 長生き

    8月13日に受けた健康診断の結果が出たため、 クリニックへ行き、診査結果票の受け取りと、 医師の話を聞いた。 同時に受けた胃がん、肺がん、大腸がん、前立腺がんの検診結果は、 すべて陰性だった。 今年も、血糖値だけが正常値を超えていて、その他は正常だった。 血糖値 186(正...

  • 一人の生活、二人の生活

    以前は、妻と二人で暮らしていた。 今は、一人で暮らしている。 誰が見ても、私は一人暮らしなのだが、 私には、“二人”が続いていると感じる時間帯がある。 その時間帯にも3種類あって、 「私の脳内」、「心の中」、「私のそば」に、妻は現れる。 脳内に現れる妻は、 私の記憶にある姿...

  • 声掛けの力

    彫刻に於いて、 粘土で作る彫刻は、作成中、変更が効くが、 木を彫って作る場合、 一度彫ったものは後で変更が効かず、 それが作品として残ることになる。 私の人生は、 妻を50代で亡くす人生となり、 木を彫って作る作品のように、 変更の効かないものとして確定した。 妻の年齢は、...

  • 脳と心

    妻は、私の脳の中でしか存在しなくなった。 “リアルな妻”は、もう見ることは出来ない。 脳内に出てくる妻は、 夢の中に出てくる妻、過去の思い出の妻、の2種類であり、 色は、いつも白黒のように思える。 “リアルな妻”は、しっかり色がついていた。 まず、この点が違っている。 更に...

  • 私でよかったのか

    私は人に誇れるものは、ほとんどないけれど、 一つだけ、多分、世界で一番だと思えることがある。 それは、妻のことをどれだけ知っているかということだ。 (厳密に言えば、妻が一番で、私が二番なのではあるが・・・) 妻の母親と二人の姉はどうだろう。 毎年、大晦日に、妻の実家を二人で...

  • 人生のまとめ

    妻とは、1年付き合って、24年半一緒に生活した。 その24年半を分割すると、 妻が健康だった時の24年余りと、 4か月半の闘病期間に分けられる。 妻も私も、この4か月半の間、二人の生活の最終段階を意識し、 お互いに相手を一生懸命見つめ、凝縮された生活であった。 余命1年の告...

  • 喪失感と後悔

    思い出には、いい思い出と、良くない思い出がある。 妻に対しても、いい思い出と、良くない思い出がある。 例えば、 妻の屈託のない笑い顔、 妻の面白い行動、 妻との日々のふれあいなど “いい思い出” が頭の中で再生された時、 一瞬、心地良くなる。 しかし、 すぐに、心は一転して...

  • 生と死

    命がなくなる時=死 命がある時=生 妻がいる時は、 私は“生”を続けることが、義務だと思っていた。 それは、 妻を私が看取ることが、私の責務と思っていたので・・・。 妻も、自分が看取られる方を望んでいた。 妻が先に亡くなり、二人が望む結果となった。 妻が50代で亡くなること...

  • パソコンが壊れた

    暑い日が続く。 暑さに弱い私が設定している「耐える3ヶ月」の2ヶ月が終わった。 あと1ヶ月耐えれば、期間終了となる。 今後、更に温暖化が進むようだと、 私の“エアコンなし生活”に限界が訪れるかもしれない。 10日ほど前からマウスの反応が悪くなり、 そして、15日(木曜)夜に...

  • 「点」であった妻

    私は、妻を「点」として見ていた。 一点集中という言い方があるが、 私は妻に一点集中していた。 私から見て、 妻は、「面」」の中に存在している人ではなかった。 妻は、唯一無二の「点」という存在だった。 1点だけ見ていると、比較するものがなくなり、 妻に集中することが出来た。 ...

  • 夢が現実になる時

    パリオリンピックが閉幕した。 水泳が低調で、レスリングのメダルラッシュ(特に金メダル) が目立つ大会だった。 今回のレスリング出場者には共通の点があって、 試合中は積極的な動きで勝利を掴み取り、 試合後は、観客席の人たちとふれあって、喜びを分かちあい、 インタビューでは、揃...

  • “妻への強い想い”が伝わる

    5年満期の生命保険満期返戻金が振り込まれた。 ドル建ての保険で、契約時はドル円が107円だったのが、 精算の基準日である8月5日の145円で計算されたため、 払い込み額を大きく上回った。 振り込まれた金額の一部で新規の保険に入る前提で、 保険会社の担当のSさんと、昨日の夕方...

  • 株暴落

    私は、大きな金額ではないが、株式投資をしている。 8月2日の金曜日、 2000円を超える史上2番目の下げがあった。 その日の午後、反発を予想して1銘柄購入したが、 8月5日の月曜日、 ブラックマンデー超えの、4,000円を超える史上最大の下げ幅となった。 8月6日の火曜日は...

  • 奇蹟をもう一度

    妻と出会ったことは奇蹟と言えるかもしれない。 私が32歳の時、 大阪から東京への転勤がなかったら、 妻と出会うことはなかった。 結婚式を挙げた時、妻は33歳、私は38歳、 当時だと、お互いに結構な晩婚に当たる。 妻は、 高校の同級生と大学(別々の大学)に入ってから付き合い始...

  • 「悩み」と「悲しみ」

    新聞を読んでいて、 記事の下に掲載されているビジネス総合誌の広告の内容に 目が留まった。 「70代の悩み」と書かれており、 私は、あと2ヶ月半で70歳になることから、 少し気になり、広告に書かれている内容だけは、 目を通した。  老後が長すぎる  ボケる・ガンになる ...

  • 過去、今、未来

    体は、 「過去・今 」は経験している。 「未来 」は、経験していない。 一方、 頭の中では、 「過去」に行ったり、「未来」に飛んだり出来、 まさに、 いつでもどこでも移動可能な“タイムトラベル”の様相を示している。 「過去・今」、「今・未来」、「過去・今・未来」、 毎日、 ...

  • 運動をした後、涙を流した後

    私は、 心の中にある重たいものが、一時的に取り除かれる時がある。 それは、2種類あって、 一つが、運動(テニス)したあと、 もう一つが、涙を流したあと。 この状態の時は、 絶対に勝てないと思っていた“喪失感”に、 間違いなく勝っている。 しかし、この状態は有限であり、 経験...

  • 妻は直感の人

    20日、 ベランダ前から、蝉の鳴き声が聞こえ始めた。 夏を感じるとともに、妻を思い出す。 妻は毎年、蝉の鳴き声を聞くと、 「蝉さん偉いね。毎朝4時○○分に鳴き始めるのよ」 と言って、私に報告していた。 妻の寝室はベランダ側であるが、 私の寝室は内廊下側なので、 早朝の蝉の声...

  • 時間とお金

    妻が生きてる時は、 二人のいい老後のためには、 時間とお金は大事で、 この二つについては、先を見据えて生活していた。 時間は、 目に見えないが、体感として知ることが出来る。 生きてる間は、誰もが平等に持つことが出来、 長生きした人ほど、生涯に持つ時間は多くなる。 お金は、 ...

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