【読書】ひとっこひとり【感想】
様々な立場の主人公を描いた短編集。 東さんの本は、『薬屋のタバサ』が妙に好きで、 繰り返し読んでいる。 ファンタジーなのに、変な生活感に 溢れているところとか、豆を煮るくだりが好きだ。 今回はもう少し地に足がついた感じで、 それでも突然現れたおばあさんをエスコートする話など、 非日常の世界にふわっと迷い込んだような 不思議な読後感だった。 学校に通っておらず、仕事もしていない、 ひきこもりの様な状態の主人公が これからどうしよう?と世間との関わり方を 模索する「見つかった?」の続きが気になった。 主人公たちはみんな少しずつ孤独で、少し変わっていて 可哀想なんだけど、完全に一人ではないという希望…
2024/07/09 23:11