ton soleil
握ってくれた掌の熱 どれだけ嬉しかったか あなたは分からない 知る由もない 指先をぎゅっと掴んでくれた その感触 生まれる前からずっと 私が欲っしていたもの 願っていたもの そんな事 あなたは知るはずもない 夢を見ているみたい だけど現実 あれは 私がいつも見ていた そらの記憶なんかじゃなく あなたも持っている 昨日の想い出 神様に祈るみたいに灯る 夜空に浮かぶその部屋の明かりの数だけ 生命の記憶が息衝いて 紡がれている あなたが今誰と居て どんな風を感じているか 遠くに聴こえる花火の音 あなたがどこかで見ていて 楽しんでいたらいい あなたは孤独なんかじゃない
2019/07/16 22:43