ずっと一緒に居るって言った、あれはやっぱり、嘘だった
あなたの愛と私の愛の重さは違って あなたの哀と私のアイも、当然ながら 全く違う 夢は夢のままが良いと あなたはそう口にした そんな風に語ったあなたは 願いを叶えて それは嫌だ、と泣いた 私の願いは未だ あなたの夢が現実に成った瞬間、 私の夢は破れた あなたの夢が現実に変わった瞬間、 私の現実が幻想に変わった 儚い夢 昨日までの日々と成り代わって それはひとひらの花弁 ひらひらと舞う紋白蝶の様に お願いだから、羽ばたかないで欲しかった 本の一頁も捲れない、そんな弱い風が こんなにも大きく彼の日常を変え、 私の日常を奪っていってしまうなんて 互いに微笑みあい あんなにも近い距離
2019/08/02 21:53