【シスター・コンソラータ ー 愛の最も小さい道 ー】(第4部・第22章)
第二十二章精神のカルワリオ〈墓地の静寂〉トリノの修道院で、イエズスはコンソラータにきびしい口の慎みを命じたが、モリオンドでは、更に、神への愛を完全に純化するため、共同生活に参加しながらも、ほとんど死んだ人のような静寂を命じた。今や生涯の最後が近づき、頂上の、険しい、狭い、危険な道を歩むことに全精神と全力を集中しながら、周囲から完全にはずされ、落ち着いてひたむきに一路邁進した。一九三九年十月二十一日から二十九日までの、モリオンドでのはじめての黙想会のことを日記にしるしている。「私がモリオンドにいる唯一の理由と目的は神のおぼしめしを果たすことです。イエズスは修院の皆さんやすべてのものから完全に離脱することを要求なさいます。イエズスは私が完全にひとりでただイエズスのみとともにあることをお望みになります。絶え間ない愛の...【シスター・コンソラーター愛の最も小さい道ー】(第4部・第22章)
2020/04/24 21:00