本郷和人・「承久の乱」を読んで
本郷和人「承久の乱」、、、いろんな意味で「おもしろい」のです。・筆者の「買ってくれ」アピールがおもしろい。・筆者の「構想20年」という意気込みの「空回り」がおもしろい。・内容もそれなりにはおもしろい。そもそも学会の異端児(師匠が大家で、自身も東大教授なのに、少数派)で、「口が滑る」ことも多そうな人です。「令和」問題では、「なんじゃ令和って」という本音をTVで話し、そして炎上し、「私みたいな無名の学者が炎上した」と言って喜んでいました。実際に喜んでいたのか、韜晦したのかは分かりません。同時進行で磯田道史氏の本なども読みましたが、「スキが多い」という点で本郷和人氏の本のほうが私にはおもしろかった。まして呉座氏の「やたらと細かいだけの」「応仁の乱」あたりとは比較にならないほど面白い。本郷さんは五味さんや石井さんの弟子...本郷和人・「承久の乱」を読んで
2019/11/30 14:00