鎌倉の味わい方!
小学生の頃、藤沢駅前から自転車に乗って鎌倉を探索して走ったのが始まりで1950年代の話です。当時は、江の島の華やかな賑わいとは違い、鎌倉は異質で静かで落ち着いた別世界でした。単なる山道では無く人手が加わり、行く先々に意外性がある景観の山道でした。鎌倉は、深緑の細い土道で、薬研堀の道や切通の道を好奇な目で楽しめました。今思えば、その道は、崖=切岸坂道切通し等の造形の変化が面白さの一部で在ったし、思いがけない場所のお寺で在った訳です。今でもその山道の風情は色濃く残って居ます。鎌倉市街は新田義貞の鎌倉幕攻めで、焦土と成り残った建築は円覚寺の舎利殿のみで、鎌倉時代を偲ぶ建物は消えました。それ程に、鎌倉時代を偲ぶ建築物は消え、明治初頭の市街は大半が畑でした。絵図の如く、鎌倉市街は八幡様の参道、長谷、極楽寺下の坂ノ下辺りに...鎌倉の味わい方!
2022/02/26 16:13