命の詩(うた)に心のVサイン 筋ジストロフィーを生きたぼくの26年
デュシャンヌ型筋ジストロフィーの栗原征史さんの「神さまに質問」に続く二冊目の本です。 メインは栗原新聞ですが、ボランティアさんの投稿があったりバラエティがあり読み応えがあります。 前回から影の薄かった父親がとうとう空気になってしまいました。 病気の悪化で入退院を繰り返し、自分で自分の事が出来なくなっています。 何十年も務めた会社をリストラされ、心と体にダメージが貯まり入退院をくりかえしています。 全介護の息子に加えて夫まで世話をしなければならない奥様の富子さんが気の毒です。 障害のある息子がいると父は「よし頑張るぞ」となる事が闘病記を読んでいると多いのですが、栗原さんの父は心が折れてしまった様…
2023/08/19 00:00