一分の狂いもなく循環していると それは永遠となる この循環に ほんのわずかな わからないくらいな違いが生じると それは一つの散逸である この散逸が修正され 元の軌道に戻り循環が始まれば また 永遠が始まるが 散逸が新たな散逸を呼び始めると 永遠の後退が始まる ニワトリが先か...
ルアーは刺激と反応の連鎖をもたらす二律同梱の象徴。システムは二律同梱の集積による予定調和世界。
ゴルフができない冬場の楽しみに、気軽にいたずら書きを楽しみます。
時を超えてゆく存在には 保存的存在 循環的存在 能動的恒常の 概して三つの類型がある 一つ目は堅牢な存在 かたい岩石の様なもので 同じを頑なに維持する存在である 石に刻まれた文字は その文字が読まれなくなっても その形を残し続ける 二つ目は循環する存在 海のように その構成...
意識は 状況状況で変化してゆきながら 最適を求めている 意識は 同一性を保つことよりも 状況に応じた変化が求められているのである そんな意識が行う理性的活動も 当然に変化を求めているところがある そんな理性が 不同なる普遍性を求めて探索を勧めるので 苦労が絶えない そして苦...
現象には 持続性が高いものと 持続性が低いものがある たとえば 台風は比較的持続性が高く つむじ風は比較的低い 地球の公転は持続性が高く 持続性の低い惑星があったとしても 今となっては もうどこかに消え去ってしまっている 自然選択は 持続性の高い現象の残存 自然淘汰は 持続...
目的という形而上を 合目的的現象という形而下が支えている この状態が維持される中で 目的という抽象と 現象という具象が 結びついている 結びつかずに 形而上と形而下の関係が崩れる場合には 現象は合目的的現象ではなく 単なる現象ということになり 形而上から 切り離された一過性...
言葉の意味が通じると思いながら 言葉を発するように 膵臓のランゲルハンス島にあるインスリン分泌細胞は きっと 肝臓の細胞が糖を取り込み血糖値を下げてくれると思いながら インスリン分泌しているに違いない 膵臓の細胞が 肝臓の細胞のことを 実際には思うことはできないのであろうけ...
「橋」という言葉と 物質としての”橋”は 同じものではない だいたい 大きさが全然違う 実物の”橋”に 一体いくつの「橋」という文字を書き込めるだろう? これほどに大きさが違うものを 同じものとして扱うことで 言葉が機能している このように 言葉には そもそもその大前提に嘘...
「もし」という仮定が存在するのは 状況が一定していないことに遠因があり 目的因を鑑み その状況にあわせた対応をとるためである 運動をすれば 呼吸が激しくなり 休めば 呼吸はゆっくりになってゆくのも 「もし」の仮定が幾重にも機能しているからに相違ない 「もし」が存在しているの...
理想としての あるべき姿というものが在る それは 存在しないから理想と呼ばれ 存在していないはずであるが 理想としては存在している つまり 存在していないものが存在しているのである 現実と理想は 存在している次元が違うので こんなおかしな言葉が生まれてしまう 現実の出来事と...
私の意識は 私を創造し続けている 私の意識が 私ではなく彼を創造し始めた時 私は彼になるだろう * テレビカメラのモニターのように 私の意識が 私の周囲の景色を創造してくれている この創造力が潰えた時 私は盲目になるだろう * 太陽の重力と 地球の等速直線運動の調和において...
私には 私の予定世界があり かの人には かの人の予定世界がある この二つの予定世界が調和していると 私と かの人の関係は良好であるが この二つの予定世界に矛盾が生じ どちらかが実践できるのならば どちらかが実践できないということになると どちらからが譲るか あるいは どちら...
私が創造した予定世界と 現実の世界の間に 調和の乱れが顕れた時 私は おそらく 私の予定世界を創造し直すのだろう それほどに 現実世界は重く強く頑なで 私の創る予定世界は 軽く弱く柔らかい ここに 私の哀しみがあり だからこそ 私の予定世界を維持できた時の喜びがある この喜...
後悔する時 「あの時こうすればどうなったろう」と 想像してみたりする もはやあり得ない現実を夢想するのである この夢想は 現実とは別世界の出来事からできている いつくもの ”たられば”を思考しながら いくつもの世界を創造する この世界の創造主は私であり 私以外の存在とは 共...
”考える”ということは 頭の中に世界を創り それを維持する作業である この創造世界を 如何に現実との比較の中で 厳密に行うかを競うのが 科学ということになる そして この創造世界を 如何に魅力的にするのかを競うのが 芸術であり この創造世界を 共有し調和させてゆくのが 社会...
「おはよう」という言葉には たとえば「猫」という言葉が持つ意味の様な 意味らしい意味がない 「おはよう」に対して 「おはよう」とオウム返しがあると そこに意味が生まれる 「yes」の様な受容の感覚が その意味である これに対して 「おはよう」に対して 「おはよう」が返ってこ...
自然は変わらないが 人間は変わり 自然をも変えることが出来る ここに人間の強さが在るが この過程において 人間は自然に自らをあわせて 合理性を獲得している 自然が 人間にあわせて 合理性が顕れているのではない 合理性は 人間の努力により維持されているのである この努力におい...
環境は理不尽であり 不条理にできている 環境は 理屈を通してくれないのである だから 環境に対して 道理をもって説得しても仕方がなく 「明日天気になあれ」とばかりに テルテル坊主をつるして 祈るより仕方がない かといて 人間社会は 合理的にできているかというと そうでもない...
「魔法の言葉」と言われるように 言葉には魔法のような機能を有している 「右向け右」といえば それを聞いた人が一斉に右を向く この現象は 当たり前と思えば当たり前なのだろうが 不思議と言えば不思議である 人間でない他の生き物 たとえば 猫にしてみれば なぜこのようなことが起こ...
理想的な言葉で飾られた世界は 理想的である 現実的な言葉でつづられた世界は 現実的である 法律で規定された世界は 形式的である 理想的な世界も 現実的な世界も 形式的な世界も 空間を持つ世界ではない 空間を持つ世界は 一人でも存在する しかし 理想的な世界も 現実的な世界も...
その予定調和が成立している範囲を 内部と呼び その外側を外部と呼ぶ * その言葉が通じる範囲を 内部と呼び その外側を外部と呼ぶ * 言葉は檻となり 心をその内部に閉じ込める 心がその外側に逃亡することを自由と呼ぶ * 原子核と調和して動く電子は その原子の内部となり その...
身体を構成する臓器間には 予定調和が成立し 原則 調和を乱す存在は排除されている だから 身体の内部は 平穏が維持されている ところが 身体と身体の外部との関係においては このような予定調和が成立していない 仮に予定調和らしきものが存在していても それは儚く消えてしまうよう...
私という意識は 組み込まれた予定の実践を司るために存在しているのであろう だからなのだろう 予定がないと 私は途方に暮れていまう そうなると いたたまれなくて 何かの予定を捜し始める それも つまらない予定は嫌で 楽しく心躍る予定を捜し始める しかし そんな予定はそうそう思...
しばしば 周囲に従い生きていることを 「敷かれたレールの上を歩いている」と 揶揄されることがある そのレールの上を歩いていると そのレールを引いた人が喜び そのレールから外れると そのレールを引いた人が悲しむ その間 歩いている人は 嬉しくもなく 哀しくもなく ただ歩いてい...
私の体内には 眠るという予定や 食べるという予定 排泄するという予定 夢を見るという予定 幸せを感じるという予定 悲しみを感じるという予定 泣くという予定 笑うという予定 その他 様々な予定が組み込まれている 生まれたばかりの赤ちゃんにも 首が座るという予定があり お座りで...
社会には 社会としての形而上があり この形而上を維持するための調和が予定されている 個体にも 個体としての形而上があり この形而上を維持するための調和が予定されている この2つの形而上の間で 予定調和が一致していると良いのであるが 不一致があると葛藤が生まれ 若い情熱のまま...
環境からの恵みに首を向け 環境からの禍に体を隠す 多くの動物が この様に環境と付き合い その生を紡いでいる 概して 生き物は環境との調和を予定して生まれてきて 調和する局面において環境と積極的に接し 調和しない局面において環境に対し消極的に接するのである 環境とこのようにう...
自然は 恵と禍をもたらす ここでいう自然の恵は 主体と調和した関係であり 禍は 主体と調和していない関係である 自然と主体は 組織として完全には一体化していないのである これに対して 身体内の関係 たとえば 心臓と血管 筋肉と神経の関係は 調和しており 不調和の関係に在ると...
環境に適した生き物が生き残っているから 今生きている生き物は環境に適応している この循環論のなかで 時間が経過してゆく 時間が経過しても なお 循環している循環論が 古典であり 形而上として育ち 形而下に在るものを よりその循環に適したものへと変えてゆく原因となっている こ...
釣り針には 使命があり 予定がある その逆向きにまで反り返った針先で 魚の口の皮膚を突き刺す予定である 予定が 釣り針という物体の形状に宿っているのである 釣り針の形には 様々な工夫と配慮がなされている 「J」の字の形状を決めたのは 釣り人ではない 大概の釣り人は 工夫に工...
ビーカーの水の中に 一滴の赤インクを落とすと 水の中に赤色が徐々に広がってゆく 広がってゆく時間は移行期と言われ 赤色が全体にいきわたり 色の変化がなくなると安定期が始まるとされている この安定期にある水に もう一滴赤インクを落とすと 再び移行期に入り その後再び安定期に到...
再現されないものは消え去り 再現されるものが残存してゆくと 再現される頻度が高いものが増えてゆく 循環するものは再現される よって 循環するものが増えてゆく こうして 時間の経過とともに 秩序化が進んでゆく * 予定と実践が分離すると 実践されていることの外に 実践すべきこ...
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一分の狂いもなく循環していると それは永遠となる この循環に ほんのわずかな わからないくらいな違いが生じると それは一つの散逸である この散逸が修正され 元の軌道に戻り循環が始まれば また 永遠が始まるが 散逸が新たな散逸を呼び始めると 永遠の後退が始まる ニワトリが先か...
祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり 沙羅双樹の花の色 盛者必衰の理をあらわす 権力は散逸する この散逸を防ごうと 経済や軍事 法律や言論統制などにより 権力構造の循環が維持され 恒常が保たれている メッカの方角に向かい礼拝をおこなう 十字架の間で十字を切る 賽銭箱の前で手...
目的は 構造全体の部分的機能の存在理由として語られる あるいは 構造全体の部分的機能を希求する理由として語られる だからなのだろう 人生の目的を語る時 個人を超越した構造の中に 自身の存在意義を見出すことが多い 理性が描く目的が語られ その目的が 身体に沁み込んだ目的を遂行...
生命は エネルギーを吸収し そしてエネルギーを外部に散逸させながら 生き永らえている 吸収され散逸するまでの間 エネルギーは 生体内物質として 生体内を循環している 恒常が維持されている生命では 吸収されるエネルギーと 放出されるエネルギーが同じであり 内部保留しているエネ...
遺伝子DNAは 紫外線などの影響を受け その塩基配列を変えてゆく 塩基配列は 散逸してゆく性質なものである このような散逸により 合成されるたんぱく質などの生体高分子が 機能不全を起こすと 生命の循環を維持できなくなり このように変質した塩基配列は消えてゆく このことにより...
原子の周りを電子が循環している この原子に光が当たると 電子軌道が変化し より高エネルギーレベルの軌道の循環を始める しばらくはその軌道を維持しているが やがて光を放出し 元の電子軌道に戻り循環することになる この現象における 電子軌道に入り込み 再び散逸してゆく光は 入り...
散逸構造の内部で 循環構造が成立していると 散逸を著しく遅延させることになる こうした循環構造が安定してる散逸構造ほど 散逸する確率が減少し 循環構造が相対的に増加してくる これが 自然選択による進化である
日常茶飯事を 「にちじょうさはんじ」と正しく読まなければならない この様に厳格に考えている偉い方の前で 「にちじょうちゃはんじ」と言ってしまえば バツの悪いことになる 知識が幼稚な奴だと蔑まれたり チクチク注意されたり 罵声を浴びされるかも知らない こうしたことで 「にちじ...
言葉はそのしきたりの中で その構造を維持している しきたりが乱れると 言葉が乱れ 言葉が持つ意味を共有することが難しくなる 伝統文化も しきたりの中で維持されている 考えてみれば 生化学反応もしきたりの中である 同じことを繰り返す能力が 生命を支えているのである 肝臓には肝...
言いたいことは 頭の中に在るのだけれど それが言葉にならないことが増えて来た 歳はとりたくないものである 人の名前が出てこないのは日常茶飯事 言葉というものは 世間一般に認められた形に 自分の表現したいことを押し込めなければならないのであるが この形に押し込めるのには それ...
形あるものは壊れる 逆に言うと 壊れるまでの間は 形が存在している さらに言えば 壊れても 形を元に戻せば 形は維持される 元に戻す力が宿った形が 構造であり 元に戻す力により 恒常が保たれている 誰かを好きになる この時の「好き」という感情は 壊れやすい 形ではないが 壊...
円形のお風呂の中央に 図太い噴水が設置されていた お湯の湧きだし口が在るのだろう そこから 直径15cm 高さ10cmほどの水柱が立ってるのである 私も ゆったりと温泉に浸かり この水柱を眺めていた 水柱は 刻一刻とその姿を微妙に変え どの瞬間をとらえても 今の姿は二度とみ...
恒常と保つための義務と 義務を導く欲望の蜜月の中 穏やかな日常が流れてゆく この蜜月の乱れると 義務を優先すべきか 欲望に身を任せるのか 葛藤をすることになる 忙しく 寝てはいられない状況において 睡眠への誘いは 迷惑な誘惑である 食事制限中の 焼き肉の匂いや 禁煙中の た...
様々な義務があり 構造の恒常性が維持されている 生命には栄養を摂る義務がある この義務を履行できなければ 生命構造の循環を恒常的に維持するためのエネルギーが 枯渇してしまう 生命維持にっとって 栄養摂取は義務なのである この視点からすると 食事は義務である 実感としては 食...
社会の役に立つ 社会に貢献する そこに 社会における個人という還元的要素の 価値が生まれる 社会という構造の循環の一助となることが 社会の還元的要素としての役割であり 貢献することで 社会という構造を維持し 社会からの恩恵という逆流を維持できるのである こうした 社会構造を...
花を見て美しいと感じる 真っ赤な夕日や 山の頂から見下ろす雲海に感嘆する かと思えば 真っ黒な雷雲に恐ろしさを感じたり ワニや蛇に恐怖を抱く 刷り込まれていた感情が 見るものにより呼び起こされる 見聞きするものと 知覚する主体は 共に同じ構造の還元要素であり その要素として...
視覚が映像世界を創造し 言語認識能力が文学世界を創造している 能力が その能力に応じた世界を構築すると こうした能力の組み合わせによっては 動的構造が循環することが可能になる 循環しない構造は動きながら消滅に向かい 循環する構造は遷移しながら維持してゆくのである 循環してい...
コウモリやイルカは 超音波を発信し その超音波の反射を聞くことにより 暗闇の中の獲物や 濁った水の中の獲物の動きを把握し これらを捕獲することが出来るという 私にはない能力である こうした能力があれば どんな様に世界が見えるのだろう 鳥たちは 地球の磁場を感じ取り 渡りをし...
認識するということに 主観が在り対象が在る そして 主観と対象は 別物であり 同一でもある 思考もまた 主観が在り対象が在り その主観と対象は 別物であり 同一である この二重性において 認識世界あるいは思考世界の構造が 維持されている この二重性の構造が 物質の反応に依り...
没入感に浸りながら スポーツ観戦をし 落語を聞き 演劇を鑑賞する 私は見るもの聞くものに 浸りながら 浮世を味わう 趣味や 嗜好品にも我を忘れて没入する 溺れているのではない 浸っているのである まるで 露天風呂を愉しむように 目や耳を通じて 私を誘う心地よさに浸るのである...
火力発電所では 電気を発生させるという目的の下に 火が燃え盛り 水が蒸発し タービンが回り 磁石が回る これらの現象は それぞれ個別に実践されることもあるが バラバラに実践されている状態では 火で電気を発生させることはない 目的のある現象は 他の現象と連帯しながら存在してい...
火力発電所では 火が燃え盛ると電気が生まれる 火が燃えるという原因と 電気が生まれるという結果の間に 火力発電所の設備があり 必然性がある 火には 水を水蒸気に変える性質があり 水蒸気には空中を上昇してゆく性質がある 風車の様なタービンには 上昇してゆく水蒸気により回る性質...
恋に憧れているうちは 恋は始まらない 恋に不満を持ちはじめ 恋が始まる 憧れは 思ったがごとく揺らめく しかし 実践するとなると 思うようにはならないから 不満が顕れる 兎にも角にも 予定通りに行けば幸せで 予定通りにならないと不満である 幸せでいればよいのだけれど 不満が...
生まれ 成長し 年老い 死んでゆく 私は そんな予定された運命の中に在る 私が創った予定ではない それだから 何時までも若々しく元気でいたくとも そうもいかない そもそも もっと物覚えの良い頭と もっと機敏に動く身体と 誰もがうらやむような容姿を持って生まれたかった 私の意...
予定と実践の間には 様々な連なりがある レコード盤や 音楽CDには それぞれに楽曲が刻まれているが レコード盤やCDだけでは音は出ない レコード盤はレコードプレイヤーで回し 針を落とさなければならないし CDもCDプレイヤーに入れて 再生ボタンを押さなければ 音にならない ...
能動的活動は エネルギーの供給なくして継続できない そのために 植物は太陽光エネルギーを有機物に吸収する 動物は他の生物を食らい その有機物からエネルギーを得る 恩恵としてのエネルギーを得るため 植物も動物も様々な工夫を凝らし エネルギーを消費し 消費したエネルギー以上のエ...
予定されていたものが実践され この実践により 予定としての存在に恩恵をもたらすと そこに循環が生まれ 永遠への存続として輪廻を始める DNAとして存在している生命の予定が実践され その実践によりDNAが複製され 予定が増幅してゆく すると 予定の実践も増幅し より多くの予定...
人間社会では 言葉に従うことにより 予定を実践することに連なっているところがある 幸せが訪れるように予定が組まれ 予定通りに実践されると幸せが生じるということならば 幸せは 予定を設けた人の幸せであり 予定を実践した人の幸せとは限らないということになる 言葉を介するからであ...
ゴルフのティーショット スウィングを始めると 途中で 「あ 止めよう」と思っても スウィングは止まらずに ボールを打ってしまう 意識と身体は 完全には一致してくれない 右手を動かそうと思えば 右手が動き 左手を動かそうと思えば 左手が動くといったように 大体において 意識と...
設計図は製品の予定であり 製造された製品は その予定が実践された存在である 夏休みの宿題をこなしてゆく予定表は予定であり 実施された宿題が実践された存在である 予定と実践は 時空を別にして存在しているが 相同なものとして扱われるところがある 生命でいえば 遺伝子と生体は異な...
「春になったら花を咲かせる」 桜はこのように決めているらしい 「気温が下がれば氷になる」 水はこのように決めているらしい 性質というものは それぞれの決め事の様なものである しかし 決めればすべて性質になるわけではない 性質は実践を伴うのである いい人になろうと決めても い...
水を急速に冷やすと氷になるような 定常状態から次の定常状態への移行期は 水という存在と 氷という存在が混在することになる 定常状態と同じように 予定と実践がうまくいっている恒常状態では 安定した状態が続いているのだが 幼虫が蛹になり 蛹が蝶になるような 恒常状態から次の恒常...
恒常を予定した反応が引き起こされ 恒常が実践に移される この予定と実践の繰り返しの中で 与えられた条件に その予定が実践可能であるや否や 実践可能であるとしたら その予定が持続可能的であるや否やが問われることになる 実践可能であり 持続可能性も高いということになると 適応的...
地球の公転のように 同じことを繰り返す現象は 時間軸の経過の中で 消滅することなく 持続してゆく 生命も このような現象を目指し 活動している 反応が繰り返され 恒常が維持される 同じことを繰り返すことが出来るという性質が 地球の公転や 生命現象を維持させているのである 元...
ブドウを見ると おいしそうだと思う 石を見ても おいしそうとも まずそうとも思わない 石は食べるものではないからである ブドウは食べるもので 石は食べるものではないと決定されているらしい この決定に従い 私は ブドウを見ると食べてみたくなり 石を見ても 食べたいとも食べたく...
私の右足の親指を動かそうとするときと 私の左足の親指を動かそうとするときとで 私の意識は異なっている この違いを 私は言葉にできない 動かそうとするとき 極端に言うと 「右足」とか「左足」とかいう言葉は 私の意識の中に無い 言葉をあまり意識することなく 私は 私の右足の親指...
登校してゆく小学生に 「おはよう」と声掛けしても 元気に「おはよう」と返してくれる子は それほど多くない 私にも覚えがある 子供の頃 知らない人に声掛けされても 天真爛漫に「おはようございます」と 元気に返すことなど とても気恥ずかしくてできるものではなかった この気恥ずか...
右足の親指を動かそうと思うことが出来る そして その通りに 自分の右足の親指を動かすことが出来る 右足の親指を動かそうと思うことは 右足の親指を動かさないまま実践することが出来る だから 自分の右足の親指ではなく 向かい合っている他人の親指を動かそうと思うこともできる しか...
私の意識の中に 「赤信号では停車する」という法則が機能している この法則の有用性は 赤信号でも車で交差点内に入る危険性を考えると すぐにわかる 生きる機会を喪失する危険から身を守る有用性である 生存の有用性といえるだろう ダーウィンの自然選択説に従い 「赤信号では停車する」...
モンシロチョウの幼虫は キャベツなどのアブラナ科の植物を食べるけれど モンキチョウの幼虫は クローバーなどのマメ科の植物を食べ キャベツなどには目もくれない 葉っぱなら何でも食べるというのではないらしい これは 栄養というより 植物の作り出す毒のためであるという 毒というと...