修道院の医学の本質 45 修道院医学の根幹 34 修道院の庭園 10 ホップ
8・ホップアサ科のつる性多年草。和名はセイヨウカラハナソウ(西洋唐花草)。雌花は「毬花」と呼ばれビールの主要な原料の一つです。ビールの苦味、香り、泡にとって極めて重要で、雑菌の繁殖を抑え、ビールの保存性を高める働きがあります。原産はカフカス付近(黒海とカスピ海に挟まれた地域)と考えられ、野生はヨーロッパ東部からシベリア西部にかけて分布するとされています。抗菌作用があるため民間薬として利用され、エジプトでは薬用にされていたとも言われています。今ではホップはビールの原料として知られていますが、メソポタミアのシュメール人によりビールの原型となる飲み物が作られ始めましたが、ホップは原料ではなかったのです。紀元前10世紀頃にはコーカサスで野生のホップがビールに加えられていたといわれていますが、途絶えてしまいます。し...修道院の医学の本質45修道院医学の根幹34修道院の庭園10ホップ
2024/09/30 04:00