Classic音楽,リュート,宇宙

姫様とリュート教師

師が編纂した課題曲集「Easy Baroque Lute Pieces」（略称：イバリピ）をもとにレッスンを続けているが、その「前書きにかえて」が面白いので、少し短縮版にして紹介^^*ルイーゼ姫とリュート教師ジャンの会話、「ジャン、今日もレッスンを頼むぞよ」「はは、前回のメヌエットはほぼあがりましたゆえ、次のメヌエットにまいりましょう」「またメヌエットか、わらわはファンタジーを弾いてみたいぞよ」「ファンタジーとは先日のヴァ...

2023/09/30 11:14

全部聴かないBOX CD

ある作曲家の主要な作品をまとめて聴きたい、という思惑でよく買うのが全集もの、BOXものだが、枚数からしてお得のようで、結局無駄が多い；数十枚が入った大抵の全集BOXなどは、レーベル傘下から集めた様々な演奏者で新旧録音が入り混じっている、演奏スタイルや録音に統一性がないのがまず気になる、福袋の中身みたいな・・；聴かない録音物を溜め込んでおくつもりはないので、断捨離対象になりやすい、 ハイドンのSym全集を1人...

2023/09/29 10:56

昭和の食べ物イラスト

懐かしい話、とくに食べ物に関する事はいつも楽しくなってしまう、しかし、具体的な画像やイラストの類いはさすがに無かったりする、昭和のチープなものが多いので；あとは思い出して、下手ながら自分で描くしかない；鉛筆で輪郭描きして画像アプリで色塗りする事もあるが、まるごとアプリで描く場合が多い、またフリーイラストに手を加えたり、塩味マーガリン赤ウインナーのホットドッグチョコボンボン、塊売りのチョコレート結婚...

2023/09/28 10:27

バロックのカンタービレ

過去に当地の市民会館にも、イ・ムジチが来演した事があり、チケットは早々に完売（「四季」、「アイネ・クライネ・・」を含むプログラムだった）、当時のギター仲間らも楽しみに行ったようだが、筆者はチケット買わなかった、その頃すでに興味は遠のいていた。 50～70年代のバロックブームの演奏は、当代20世紀の演奏スタイル，美質に基づいたものだった、とにかく曲全体を期待どおり、ふくよかに、カンタービレ奏法とでも言うべ...

2023/09/27 09:54

ベンヌとリュウグウ

小惑星ベンヌのサンプルを採取した探査機オシリス・レックスのカプセルが、日本時間24日、23時52分に米国防省、ユタ試験訓練場に着地、無事帰還した、 you tube：OSIRIS-REx Asteroid Sample Return (Official 4K NASA Broadcast)オシリス・レックスはタッチダウンの際に250gのサンプル採取に成功している、さすがNASA、豊富な実績と予算を持っている^^ベンヌのサンプルの一部はJAXAにも提供される予定、小惑星からのサンプルリタ...

2023/09/26 10:00

左手と右手のタイミング

普段の練習で気をつけたい事、いろいろ書いたが、もう1つ；左手の押弦と右手の弾弦のタイミングだが、これは音階練習のときなど、初心に戻ったつもりでやらないといけない；つまり

2023/09/25 10:41

J.M.クラウス：傑作選 3

ヨーゼフ・マルティン・クラウスのSym ハ短調 VB142は1783年、修行の旅で訪問したハイドンに献呈するため、前作の嬰ハ短調 VB140を改作した曲である、第1楽章の主部は大幅に書き替え、メヌエットは省いている、短調Symで、主部と同じハ短調の序奏を持つというのは前例がなく、対位法で惹き付ける、orchのパートもヴィオラが2部に分けられ、チェロとコントラバスも別パートで扱われる凝りようだ、ホルンが4本入るのも特徴、 ヴィオ...

2023/09/24 10:07

目の力と指

多くの楽器は指を駆使する、動かすべき指だけ動かし、他の指は釣られて動かないという指の独立が技術的共通点かと思う、 目と指の動作は脳内で繋がっているのは日常体感している、（*人などの眼は、元は脳の一部だった所が進化して出来たと言われる？）ギターを始めたころ、こんな練習をした、①弦上に4本の指を並べ、1本ずつ②弦上に移す、他の指は釣られて動かないように、指1本1本に対し「ここから、ここへ行け」と視線で（脳で...

2023/09/23 10:46

足場固め

楽器を習う生徒には早く演奏したい憧れの曲はあると思うが、ピアノ教室の発表会など、各自のレベルに合った曲をよく仕上げて弾くのが普通、教師が無理のある曲はやらせないし、1人1人ちゃんと聴けるv昔の長男；クラシックギターでも教室の発表会なら同様で、教師の技量も問われる場でもある；しかしクラギは今も独学人工の割合は多いのだろうか、気軽に弾ける集いがあり、まったく自由なので次々弾きたい曲をやり、

2023/09/22 10:17

J.M.クラウス：傑作選 2

今日はJ.M.クラウス 室内楽の傑作の1つ、フルート五重奏曲 D major VB.188の名演特集でいきたい、クラウスはスウェーデン国王グスタフ三世から厚い待遇を受け、ヨーロッパ修行の旅に出て著名な作曲家達を訪問した、この作品はウィーン滞在中の1883年に書かれたそうだ、第1楽章は反復も入れると結構長いが、見事に均整のとれた室内楽書法でまとめる、flは印象づよく聞こえるが5つのパートは対等である、流麗でスタイリッシュな魅力...

2023/09/21 10:33

指先が痛いとき：『人工タコ』

一昨日の楽器と指と爪の補足記事になるが、リュートの弦はテンションこそ緩いが、1コースは径が0.40～0.42mmと非常に細く、これが指先に食い込んでダメージとなりやすい、指先の皮が程よく厚くなると助かるが、『タコ』ほど厚くても具合良くないそうだ、筆者はまるで厚くなってこない；手の形といい、表皮の性質といい、個人差は大きい；一頃、左の小指の先が痛くなり、かなり長引いた、（外見は何ともないが、皮下の弦を押える位...

2023/09/20 10:25

P.ヴラニツキーの傑作Sym 1

よく取り上げる、パウル・ヴラニツキーはチェコ出身でウィーンに移り活躍した作曲家、先日のJ.M.クラウスのようにNAXOSやcpoレーベルの積極的紹介で親しむようになったが、これほどの作品が知られないままではじつに惜しいと思った。（過去に僅かながらマイナー盤は出ていたが、近年の演奏でこそ真価が聴ける） Paul Wranitzky 1756-1808*ちなみに、W.A.モーツァルト、J.M.クラウス、P.ヴラニツキーの3人は同年生まれで、ヴラニツ...

2023/09/19 09:45

楽器と指と爪

自分のやっている楽器に対し、生まれ持った指が不具合だと、いろいろ苦心する、5本の指、1本1本に個体差があり、思ったように音を整えるのも難しい、筆者の人差し指は横から見ると厚みが足らず、また、小指の先も全体に小さいので、リュートのダブル弦を捕えそこなう事がある、少し斜めにして、押える面積を増やすようにしている、指先と爪のくっ付き位置を見ると、両手とも人差し指が最も先の方になるが、多くの人はそうではない...

2023/09/18 09:59

名曲、名旋律

また個人的好みの話で恐縮； 筆者とは好みが真逆の方もおられるだろう、これも話題として面白いかと、筆者はひねくれた性格で、世間で人気のあるもの、ポピュラー性のあるものは心底好きになれない、旋律美にあふれた名曲とされる作品には、ステレオの前で大音量で聴くのもためらう曲がある；言葉に置きかえると、表現があからさま?過ぎる感じなのだ、クラギのための協奏曲で唯一有名なロドリーゴのアランフェス協奏曲で、第2楽章...

2023/09/17 10:16

J.M.クラウス：傑作選 1

古典派様式という共通スタイルで、ヨーロッパ中の音楽がこれほど統一されたのは音楽史的にも珍しいと言える、同じ都市圏の作曲家では作風が似通っていて、曲を聴いただけでは誰の曲か特定しづらい場合もある、そんな中で個性を聴かせる人は魅力がある、ソナタ形式など大枠は同じでも、テーマの旋律趣味や展開の書法など、その人らしさが掴めてくるのは面白い、ドイツ出身でスウェーデン王室で活躍した、ヨーゼフ・マルティン・クラ...

2023/09/16 10:14

A.コレッリ：全作品より 教会ソナタ 1

アルカンジェロ・コレッリの作品は『バロックの聖典』と言えそうな曲ばかりで、どれを取っても均整がとれ濁りのない美しさである、ただし、残された作品は全て合わせても、CD10枚ほどに収まってしまう少なさで、良い曲だけ残して、ほかの楽譜は全て破棄したのでは？と推測もされている、コレッリ自身はヴァイオリンの名手で、殆どが弦楽作品で、管楽器（トランペット）が入る曲が1つあるのみ、 Arcangelo Corelli 1653-1713だいぶ...

2023/09/15 09:41

バッドチューニング

予報ではまだ南の湿った空気が流れ込み、土曜日あたりまた猛暑日とか、もううんざり；それを過ぎればどうにか秋らしく・・とか？ さて本題、ピアノの調律で、1鍵のみ少し狂ったくらいで、それが経過音で弾かれる程度なら我慢できる、ギター、リュートの場合、1本狂うと、その弦上の音はすべて狂い、聴いていられない；前にも書いたが、クラギをやっていた頃の仲間に、押弦に力を入れすぎてピッチがずれる人がいたが、それ以前に調...

2023/09/14 09:17

視聴覚の老化

年寄り夫婦になったのをひしひしと感じる、筆者は眼の視野が狭くなり、歩行者や他の車が近くに来るまで気付きにくい、とくに夜の運転が危ない、老人性縮瞳だそうで、正常なら暗い所では少ない光を集めようと瞳孔が開くが、加齢により暗い場所でも瞳孔が開かなくなる、暗いと視力的にも見づらい；CDのライナーノーツ、小さな箱に入った電気機器の取説も字が小さすぎて読みづらい、この100均の老眼鏡は必需品、幸い

2023/09/13 10:46

楽器の魅力を目一杯に

どの楽器でも、その楽器ならではの魅力を十分に引き出したいもの、皆さんそれぞれに努力しておられると思う、筆者が取り組んでいる課題曲集にはメヌエットが結構出てくる、優雅で美しくあってこそ『メヌエット』であり、バロックluteの課題とすべき内容が多く含まれていて、取り組めば基礎力となる、

2023/09/12 10:26

鉄道好き （更新2）

どこにでも走っている鉄道は珍しくも何ともない交通機関、と思う人も多いだろうし、好きな人にはそれぞれ興味の持ちどころがあると思う、 筆者の地元は愛知県の北隣になる所で自宅は引っ越し後、名鉄駅の南に接する所となった、線路敷きは昔からそのまま、当地は日本初の飛行場が出来たところで、広い台地が拡がる、この線路はカーブしながら低地から台地の東端に登るところ、線路沿いの古い建物、墓石など鉄錆色に染まっていく、...

2023/09/11 09:38

昔、学校で買ったもの

今日の話は古すぎて、一部の方しかわからないかも、昔、小中学校で買ったもので、「あれは何だったのだろう」と思うものがある、とくに憶えているのは『肝油ドロップ』という一種のサプリメントで、こんなドロップキャンディータイプもあったようだが、 筆者の場合、こんなゼリービーンズ状態（色は全部オレンジ色?）のが入った缶入りを夏休み分として買った、ビタドールゼリーという製品名も思いだした^^1日1個だそうで、当時の...

2023/09/10 12:20

量子を『観測する』とはどういう事か

光源の明るさは距離の二乗に反比例して暗くなっていく、何光年以上も離れた星の光など限りなく拡散して弱まる、実際、星の光で地上が照らされるなんて事はない、こう考えるとそんな弱まった光は人の眼でも見えなくなって当然にも思えるが、それでも肉眼で6等星くらいまで見えるのは不思議でもある、こんな遠くからの光も見えるというのは、光が光子という1つ1つのまとまった粒子の性質も持っているからで、視細胞が光子のエネルギ...

2023/09/09 10:16

楽器の響板と湿度

ピアノやチェンバロの内部をよく見ると、でっかいギターに鍵盤で弾く仕掛けをつけたような構造で、必ず木の『響板』がある、スプルースなどの木が良いのは共振した音の帯域バランスが音楽的にちょうど良いからで、仮に薄い鉄板を響板にしたら、高域が出過ぎて、金属的なうるさい音になるらしい、ピアノの響板の厚さは10mm前後と聞く、裏には板を補強する棒が貼られ、『響棒』と言うそうだが、*リュートやギターでは『力木』と言わ...

2023/09/08 10:35

両立しづらい楽器

クラシックギターからヒストリカルなリュートに移ると、弾く感触の大きな違いに驚く、爪を使う、使わないの違いもあるが、それ以上に弦のテンションと楽器の質量の差が「違う楽器だ」と手と耳にに感じさせる、リュートの正しい弾き方を習って手が馴染むと、クラギにはすっかり太刀打ちできなくなる、クラギよりはテンションの緩い19世紀ギターなら、なんとか両立できる・・と思ったが、考えが甘く；満足いくようには弾けなかった、...

2023/09/07 10:10

食パンの耳 （続）

食パンの耳のところは食べ応えがあって好きなのだが、サンドイッチでは耳を切り取るのが普通となっている、昔は耳は硬くて美味しくないところとされてきたが、今日本で売られている有名メーカーの食パンは硬いというほどじゃないし、トーストだったら当り前に食べている、 サンドイッチも耳を残しておいたほうが、中の具がずれ出てくるのを止めやすいし、しっかり食べた気がする、昔、パン屋さんで耳だけ袋に入れてタダのところが...

2023/09/06 10:23

気象台の予報と実際

影の長さや草木に秋の風情こそあるが、9月なんてまだ夏である、 一昨日も予報では最高気温33℃だったが、実際車の外気温計は昼頃、36℃だった、今日も34℃とあるが、もっと暑くなる；気象台が予報する温度というのは、このような百葉箱を前提としたもので、直射日光も路面の照り返しもなく通風もよい気温である、百葉箱：・日光など放射熱を遮断できるよう外側は白色で塗装される・外気温を測るには通風が必要で、側面は二重の鎧戸、...

2023/09/05 08:50

因果関係が無くなる？

PCからオーディオ機に電波で音声を送る送受信機のセットで、ふと不思議に思った、このように両方の電源がONで作動状態のとき、送信機が電波を送り、本体の緑ランプが点灯する、受信機が電波を受け取るとこちらもランプが緑になり受信状態を示す、 電波も光速だが「送信から受信へ」と因果関係が成り立っている、と普通は思う、次に送信機の電源をOFFにすると、受信機は電波が来ないのを感知し、ランプはオレンジに変わる、ここま...

2023/09/04 10:21

CDとyou tubeの音質

過去はレコード、CDの新譜が出ると大抵FMで放送されるので、留守録していおいてあとでじっくり聴いたが、VHSビデオデッキに音声だけ録音しておくと、長時間取り溜めできた、 ただ放送の音はピークカットがかかったようで、ノイズも入り鮮明度もイマイチだった、この「見本盤」とあるのは、レコード会社が放送局に進呈するものだった、それが中古盤で結構出ている、現在はyou tubeに新譜が発売と同時くらいに挙がってくる事もあり...

2023/09/03 10:46

鉄道好き （更新）

鉄道が好きな人は多いと思うが、長く変わらないインフラで、そこだけ時間が止まっているような場所でもある、筆者は駅や線路の風景、古い車両、ローカル線のこじんまりした駅舎の中など好きで、鉄道写真を挙げておられるブログを訪問するのも楽しみである、 自分も過去記事をいろいろ書いてきた、貨物列車の記憶 リンク鉄道模型の記憶展望車両昭和の車内切符景色として一望できないけど鉄道のある景色昭和の電車Ⅲもし屋根裏部屋な...

2023/09/02 09:53

この世界に『物体』は無い

道端の石を手に持つと硬い感触がある、確固たる物体として感じるが、最小単位の素粒子レベルで見ると、形ある物は無いらしい、手と石の電子が反発しあって互いにすり抜けられないため、硬い塊と感じる、ニュートリノなど何の反発も受けず、人体はおろか地球さえもすり抜けていく粒子もある（X線と違って害はない）、 *ダークマターも粒子であれば同様である、物理学では何かと『粒子』とか『物質』という言葉が使われ、物質の最小...

2023/09/01 10:43