きしめんと『名古屋駅西 喫茶ユトリロ』シリーズ第2弾
以前にご紹介した太田忠司さんの小説『名古屋駅西喫茶ユトリロ』。シリーズ第2弾がありました。『名古屋駅西喫茶ユトリロ龍くんは美味しく食べる』作:太田忠司出版:ハルキ文庫東京で生まれ育った鏡味龍(とおる)。父方の祖父母の家に下宿し、名古屋大学医学部に通いはじめました。祖父母は名古屋駅西の商店街で喫茶店『ユトリロ』を営んでいます。祖父の正直は2代目店主。地元密着のお店です。龍は馴染みのお客とも懇意になり、いつしか(半ば押しつけで)お客の周囲で起こる、名古屋めしがらみの不思議な事件の相談に乗るようになります。そして友や知人の助けを借りるものの、その解決の糸口を見つけていきます。というのが第1弾のお話。さて。名大医学生になって1年半が経過しました。ある昼のこと。名大の学食に昼ご飯を食べに行った龍は、「きつねきしめん」を注...きしめんと『名古屋駅西喫茶ユトリロ』シリーズ第2弾
2020/11/30 09:10