森見登美彦さんの『夜行』
作家の森見登美彦さんは、黒髪の乙女が大好きなご様子。かなりの作品にその設定が登場します(あくまで自分比較)。この作品にも表紙デザインは、星空のきらめく夜空を背景に走る列車と黒髪の乙女。甘いお話を連想しておりましたが、しかし、しかし・・・。『夜行』作:森見登美彦出版:小学館語り手は大橋君。現在は社会人で東京に住んでいます。ある10月下旬、京都で行われる「鞍馬の火祭り」見物にいこうと京都にやってきました。学生時代、彼は英会話スクールに通っており、この見物は当時仲良くしていた仲間たちの一人である中井さんの呼びかけで実現しました。集合したのは5名(一人は遅れてくる予定)、女性1名です。実は彼らは10年前も同じく中井さんの発案で、鞍馬の火祭に訪れたのですが、その時メンバーであった長谷川さんという女性が突如失踪してしまうと...森見登美彦さんの『夜行』
2019/10/30 09:18