『田園に死す』明確な物語、詩と現実
監督/脚本 寺山修司 1974年 この映画は独創的なイメージに特化していて、一時の軽い娯楽に相応しい映画ではない。言葉も画も音も、何もかもが不気味で意味不明だし、それらが一体となって作り出す世界は混沌そのものだ。おそらく、論理や因果律で物事を理解することに慣れ始めた中高校生がこの映画のもっともよい鑑賞者になれるだろう。 前半、土俗的で不可解な因習の中に生きる人々が象徴的に描き出される。やがて、それがある...
2020/05/30 15:49
2020年5月 (1件〜100件)
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