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ここは小さな高校です https://blog.goo.ne.jp/5381naninani

英語の授業を通して、田舎の小さな高校で学ぶ素敵な生徒たちを紹介しています。

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2017/05/01

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  • 春秋のさだめ(4/4)

    更級日記より春秋のさだめ(4/4)私(菅原孝標女)の歌:あさ緑花も今宵よりひとつにかすみつつおぼろに見ゆる春の夜の月資通卿は、私の歌を何回も口の中で繰り返されたあと、今宵よりのちの命のもしあらばさは春の夜を形見とおもはむすると、秋の夜が好きといった女官が、人はみな春に心をよせつめり我のみや見む秋の夜の月AfterLordYoshimichirepeatedmypoemoverandoveragain,IfIweretolivelongafterIwouldthinkofspringnightAsamementoofmeetingAndtalkingyoustoriesThenthelady-in-waitingwhosaidshelikedautumnnights,Bothofyouseemeagerab...春秋のさだめ(4/4)

  • 春秋のさだめ-(3)

    春秋のさだめ(3)菅原孝標女の歌(新古今集56番歌)あさ緑花もひとつにかすみつつおぼろに見ゆる春の夜の月「とはいうものの、冬の夜もなかなか捨てがたいものですよ。降り積もった雪の上に寒月が照り映える夜、ひちりきの音がふるえるように聞こえてくると、春も秋もいっぺんに消し飛んでしまうほど、心ひかれますからね」と話し続けたあと、資通卿は私たち二人の顔をながめ、「あなたがたは、どの季節がお好きですか」と聞かれた。一緒にいた女官が、「私は秋ですわ」と答えたので、私は同じことをいうのもつまらないと思い、歌でこう答えた。あさ緑花もひとつにかすみつつおぼろに見ゆる春の夜の月"However,winternightsarealsohardtoletgoof.Onanightwhenthecoldmoonshinesonthe...春秋のさだめ-(3)

  • 春秋のさだめ(2)

    更級日記より・・日本人の繊細な情感を外国の人にもくみ取ってもらえるといいけど...すけみち卿の春秋観(引込思案な私だが、すけみち卿とは話がはずんだ)すると資通卿は、「私のまだ知らない、あなたのようなかたがいらっしゃったのですね」と私のことをめずらしがられ、、なかなか席を立たれようとしない。折からぱらついてきた時雨が、木の葉をかきならしていくのを、「今夜のような闇夜も、かえって風情がありますね。月があかるいと、相手の顔が見えすぎて、きまりが悪いこともありますから」といわれ、さらに春や秋の季節の眺めに、話題を移された」ThenLordSukemichibecamecuriousaboutmeandsaid,"ThereissomeonelikeyouhereIdon'tknowyet."andhedidn't...春秋のさだめ(2)

  • 春秋のさだめ(1)

    春秋のさだめ(1)ー『更級日記』より菅原孝標女(すがわらのたかすえのむすめ)が宮仕えの女官をしていた時の話:ーいまも同じか女心は?ー春秋のさだめJudgingSpringorFall忘れもしない、あれは私が35歳(1042年)の秋のことである。10月初めのある夜、内親王さまの御殿の広間で仏事があった。私は親しい女官のひとりと広間に近い戸口にすわりにいった。読経を聞きながら、ふたりでひそひそ話をしていると、廊下をこちらに来るひとがあった。源資通卿(みなもとのすけみちきょう)、時の政府の高官である。「こちらへいらっしゃるようだわ。どうしましょう」私が相手の女官にささやくと、「いまさら逃げ出して、受け持ちの女官を呼びにいったりしたら、かえって失礼よ。ここは、このままでいましょうよ」と彼女が答えた。I’llnev...春秋のさだめ(1)

  • 更級日記の感性

    『更級日記』から「春秋のさだめ」の現代語訳と英訳を数回に分けてブログにしたいと思っています。手始めに「春秋のさだめ」の最後の一節で、作者、菅原孝標女(すがわらのたかすえのむすめ)の心情に触れてみます。お目見え以下のパートタイムの女官にすぎない私(菅原孝標女)は、殿中の廊下で公卿の資通卿(すけみちきょう)から声をかけられたのがきっかけで、淡い恋心を抱くようになって3年が過ぎた。(現代語訳)資通卿とのかかわりは、これきりになってしまった。資通卿はまじめなお人柄なので、私の身元を聞き出そうともなさらなかった。あしかけ三年間、その出会いは三回だけ。それも好ましい相手と意識しただけの、淡々とした間柄だった。恋ともいえないような、プラトニックなつきあいに終わったが、私にとっては忘れがたい思い出である。(英訳)Sofa...更級日記の感性

  • ボケはただの老い

    『自分が高齢になるということ』(和田秀樹新講社)よりボケはただの老い。老いはゆっくり始まってく。認知症の診断基準となる長谷川式スケールの開発者で、精神科医の長谷川和夫さんが、去年(2017年)、自分が認知症であることを発表した。長谷川さんは1929年生まれですから、まもなく90歳です。「ショックかって?歳を取ったんだからしょうがない」ある新聞のインタビュー記事の中で、あっさりとそう答えていた。長谷川さんは以前から、自分が認知症になったらよく観察して、報告したいと話していたそうです。認知症医療の第一人者で、50年も前から関わってきた方ですから、冷静に、客観的に自分自身の観察ができるのだと思います。でもこういった話を聞くと、「えっ、認知症になってそんなことができるの」と驚く人がいます。記憶だけでなく、理解力や...ボケはただの老い

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