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山いこら♪ https://blog.goo.ne.jp/yamaikora

山に森、生き物、林業、樹木、木材などに関する色々な知識や楽しさを共有しましょう。みんな、山いこらA

山いこら♪
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2017/04/24

  • 2024年度和歌山県農林大学校 森林経営計画の策定

    7月9日から3日間、和歌山県農林大学校にて、「森林経営計画」の策定演習に関する講義をさせていただきました。初日午前、生徒の皆さんは、和歌山県の林務職員から森林経営計画制度の講義を受けました。その午後、弊社とバトンタッチするわけですが、正直、話を聴いただけで制度を理解できれば、苦労はしません(゚Д゚;)。というわけで、午後一発目から、「森林所有者に対して、森林経営計画を説明するプレゼン」を作成してもらい、次の日の朝、皆の前で発表していただきました。森林所有者に対して説明する目的は、森林経営計画の編入に必要な「森林経営委託契約書」にハンコを押してもらうこと。これは、実際の仕事の中でも必要不可欠な場面となるので、それを想定した上で、プレゼン作成と説明を体験いただきます。2日目の朝、森林所有者に向けて、森林経営計...2024年度和歌山県農林大学校森林経営計画の策定

  • 奈良県フォレスターアカデミー2024年度 リーダーシップの理論と実践 & 施業提案

    本年度も奈良県フォレスターアカデミー様からご依頼をいただき、「リーダーシップの理論と実践」をテーマに1週間の授業を行わせていただきました。奈良県フォレスターアカデミーでは、「施業の提案を行い、それを実践できる人材」の育成を目指しており、それに応えるため、毎年、授業構成の練度が上がっています。今年度は、担当者の想いもあり、去年よりもより一歩踏み込んだ形で、授業構成を再編しました......【正直、疲れた(;゚Д゚)】。今回、踏み込んだのは行動経済学の「ナッジ」を加えたことです。昨年度もどうしようかな~と悩んだ末、加えなかった「ナッジ」を今年度は加えることにしました。これからは、行政やビジネスにおいて、「ナッジ」という手法が標準になると考えています。林業大学校では国内初!の取り組みだったらいいな~林業という仕...奈良県フォレスターアカデミー2024年度リーダーシップの理論と実践&施業提案

  • 林業系県職員に対する研修講師

    先日、ある県からのご依頼を受け、林業普及指導員に対する研修会の講師を対応させていただきました。研修テーマはこちら↓↓近年、話題となっている行動経済学の1つ「ナッジ理論」をベースに、皆伐再造林を推進するため、人の行動特性と心理特性の視点から考えるという内容です。おそらく、林業系県職員に対して行動経済学を取り入れた研修は、国内初!だったらいいな~と思っています(^.^)。さて、ナッジ理論とは何か。ナッジ(nudge)とは、英語で「軽くつつく」という意味です。人は強制されることを嫌います。人々に「こういう行動を取って欲しい」と思った時、「こういう行動を取りなさい!」と強制されると、求められる行動を取りたくなくなるというのが人間の心理です。そこで、人々に対し、選択肢を与えて、選択できる環境を整えることで、その本人...林業系県職員に対する研修講師

  • 動画配信

    ご存じの方も、ご存じでない方も、改めまして・・・。このブログの内容を、もう少し分かりやすく伝えられないかな?ということと、コロナ禍で講師業が淋しい感じになった時期と重なり、以前から、森に関する知識を学べる動画を配信しています。という、再告知です。配信していると言いながら、配信をスタートした時から、以後、更新していません(^_^;)。ネタは、山ほどあるので、準備をしつつ、そろそろなぁ~と考え始めている感じです。こんな動画を配信しています。参考までに(^.^)森の知識はぐくMOVIE「樹形」森の知識はぐくMOVIE「ヒキガエル」動画配信

  • なぜ、春の葉っぱは赤いのか。

    春になると、樹木たちが新しい葉っぱを出し、新しい1年を迎える準備を進めています。(サカキ)普通、樹木の葉って緑色。だけど、観察してみると、新しい葉っぱの色が赤色が多い。ということに気づきます。(アラカシ)なぜ、春に出した新しい葉っぱが赤いのか?樹木は光・二酸化炭素・水を使って、無機物から有機物を生み出す「光合成」を行っています。光合成に使われる光は、可視光(人が見える光)と言われる赤色光・青色光・緑色光の3種類。このうち、吸収する効率が最も悪い光が緑色光なので、緑色が反射し、葉が緑色に見える。と言われています。ということは、春の新しい葉っぱは、赤色光を吸収する効率が悪い?...というわけではありません(^_^;)。光には、可視光以外に、人の目には見えない赤外線と紫外線が含まれています。このうち、紫外線は光...なぜ、春の葉っぱは赤いのか。

  • 奈良県フォレスターアカデミ2024年度 森林内の危険な生物

    今年度も奈良県フォレスターアカデミーにて、「森林内の活動における危険な生き物」についての講義をさせていただきました。近年、クマの被害が多発し、結構な頻度でニュースになっています。この講義では、クマの被害はもちろん、森林内での活動や林業という仕事の中で出会うハチ、ダニ、毒ヘビなどの色々な危険な生き物を知り、被害にあわないための予防と対策を身につけて、森林内の活動における安全管理スキルを身につけてもらう事を目的としています。講義の内容は、危険生物による死亡者数と年齢別の割合、文部科学省の学習指導要領に危険生物への配慮が書かれている点など、まずは、理解する必要性を知っていただきます。その後は、ツキノワグマ、イノシシ、ノイヌ、ノネコ、サル、ハチ、アリ、ムカデ、双翅目類、マダニ、半翅目類、サソリ、ツチハンミョウ類、...奈良県フォレスターアカデミ2024年度森林内の危険な生物

  • メリケントキンソウ

    春の危険な植物「メリケントキンソウ」。メリケントキンソウは、南アメリカ原産の外来生物です。日本では、1930年代に和歌山県で発見されたそうです・・・。このメリケントキンソウ、日本各地に広がりつつあり、公園、芝生、空き地など私たちの生活エリアで繁殖しています。草丈は5~10cm程度で、地面を這う様に生えています。実は、シロツメクサやカラスノエンドウなどの下に隠れて、広がっていることもよくあります。何が危険かというと、メリケントキンソウの種にある「トゲ」です。このトゲが、刺さると痛い!一般的なブルーシートやレジャーシートだと、貫通してトゲが刺さるので、芝生の上にレジャーシートを敷いて、座った瞬間にブスッ!なんてことが多々あります。メリケントキンソウは、10月頃に発芽し、4月頃に開花し、5月頃に結実します。結実...メリケントキンソウ

  • タムシバとコブシ 違い

    前回のお話「タムシバ」の続編として、今回は「タムシバとコブシの違い」について。まずは、タムシバの葉とコブシの葉の違いです。タムシバの葉は、広被針形で、コブシと比べると細長い。コブシの葉は、倒卵形or広倒卵形で、タムシバと比べると幅広い。簡単に言えば、葉が細長いとタムシバで、葉が幅広いとコブシです。もう少しマニアックに言うと、タムシバの葉は真ん中あたりが最も幅広く、コブシの葉は先端付近が最も幅広い。幅広い位置の違いを記しますね(^_-)。次は花の違い。実は、これが一番分かりやすい(^o^)タムシバの花は、葉が開く前に咲くので、葉がない。コブシの花には、葉が1枚付く。花の裏を見て、葉がなければタムシバ。花の裏を見て、葉が1枚付いていたらコブシ。あっ、これもわかり易いですね。「葉をかじると少し甘い」がタムシバで...タムシバとコブシ違い

  • タムシバ

    新しい葉がまだ開かれていない少し淋しい早春の時期に、大きな白い花を咲かせ、森林を色づけてくれる樹木「タムシバ」。ヤマザクラ同様、早春の淋しい感じの森林を色づけてくる代表的な樹木の1つですね。タムシバは、本州・四国・九州の山地に自生する在来種の亜高木性落葉広葉樹です。樹高は10m程度と、亜高木層を担う重要な樹木の1つ。と、個人的には考えています。タムシバは、尾根などのやや乾燥した場所にも生育しており、アカマツやモミと混じって白い花を咲かせる姿をよく見かけます。おそらく、マツ枯れによってアカマツが減少し、伸び伸びと成長できるようになったのではないかな~、個人的に考えています。タムシバの花は、3月下旬から4月上旬に、葉が展開する前に開花します。花の色は白色、花弁は6枚、花径は6~10cmという特徴は、早春の森林...タムシバ

  • タラの芽を二度楽しめる水耕栽培

    春と言えば山菜!山菜と言えばタラの芽!今回、タラの芽を2度楽しめる「タラの芽の水耕栽培」について。本題の前に、タラノキは地域の方や所有者の方が育てている可能性があります。たとえ、道端で生えているタラノキであっても、管理されている方がいる可能性があるということを忘れず、勝手にタラの芽を採取しないでくださいね。来年の春もタラの芽を楽しむためには、採り方にルールがありますので、各々が勝手に採取してしまうと、育てて、管理している方は、とても悲しい気持ちになってしまいます・・・。さて、僕はトゲのない品種「メダラ」を育てています。今回の水耕栽培はメダラで解説しますが、通常のトゲトゲのタラノキでも同じことが出来ます(トゲがあって大変だけど・・・)。タラの芽を採取する時、地上から80~100cmの位置にある「元気そうな芽...タラの芽を二度楽しめる水耕栽培

  • 春に咲く樹木の花たち

    春になると色とりどりの花が咲いています。春に咲く樹木の花と言えば「ヤマザクラ」。今回は「桜」以外に楽しめる樹木を一部ご紹介します。地域の気温や標高差によって、咲く時期や種類に多少の異なりはありますが、概ね4月上旬に見られる樹木の花をご紹介しますので、是非、山や森を巡って、花を咲かしている樹木を探してみて下さい。山の中の道路を車で走行していたら出会える、ぶどうの房のように垂れ下がった黄色い花。この花は「キブシ」。春の山菜の1つで、この花はおひたしや天ぷらで食べられますが、受粉した雌花を食べると苦いです・・・。キブシと同じように出会える黄色い花。これはアロマオイルの原料や和菓子の楊枝に使われる「クロモジ」。キブシとクロモジは、街から離れた森の中で見かけますが、街に近い森の中で見かける黄色い花を咲かせる樹木。こ...春に咲く樹木の花たち

  • OODAループ

    OODAループとは、勝敗に関わる意思決定と実行のために行われる思考方法の1つで、現場の業務や私生活などでの改善に役立つ考え方と言われています。一般的には、「PDCAサイクル」の方が馴染みあるかと思いますが、時代の変化やあらゆる状況の変化に対応した行動に繋がる思考という点では、OODAループの方が優れています。状況の変化に応じて、臨機応変に対応するには、PDCAサイクルでは限界があるため、OODAループという思考を学ぶ授業を、奈良県フォレスターアカデミーで行ってきました。まず、OODAループのOODAとは・・・Observe=見る(観察・情報収集する)Orient=分かる(状況判断)Decide=決める(意思決定)Action=動く(実行・行動する)これら4つの頭文字を繋げたものです。PDCAサイクルはm、...OODAループ

  • ヤドリギ

    クリスマスを代表する樹木「ヤドリギ」。冬の間でも、落葉樹に半寄生する常緑樹のヤドリギは、強い生命力という象徴として扱われ、ヨーロッパでは、昔から、宗教的に「神聖な木」とされたり、「幸運を呼ぶ木」とも言われているそうです。ヤドリギと言えば、「ヤドリギの木の下で出会った男女はキスをしても良い」という、なんか都合が良いような言い伝え(^_^;)がありますよね。ケルト神話や北欧神話では、ヤドリギは幸福・安全・幸運をもたらす「聖なる木」とされており、非常に縁起の良い植物とされているそうです。そんなヤドリギの下を通るとき、幸福・安全・幸運を願うという習慣から、未婚の男女は幸せな結婚を願い「ヤドリギの下で出会った男女はキスをしても良い」という習慣が生まれたそうです。ロマンチックな感じがしますが、逆に、ヤドリギの下でキス...ヤドリギ

  • 葉痕

    冬になって、葉が落ちた痕跡のことを「葉痕(ようこん)」といいます。冬になると、ほとんどの生き物は冬眠をしたり、植物は落葉や地上部が枯れたりと、寂しい感じになります・・・・。そんな時、樹木の葉痕を観察すると、寂しい感じが一転して、楽しい気持ちに変わることがあります。今回は、そんな面白い葉痕の一例をご紹介します。葉痕は、枝に着いていた葉の柄が落ちた痕跡なので、葉が大きいほど、葉痕も大きくなります。そのため、葉痕の大きさや形は、樹種によって、大きく異なるので、それぞれの違いを観察しても面白いかなと思います。さて、枝に着いた葉は、枝と葉の間で水分・養分のやり取りを行っています。この水分・養分をやり取りする器官を「維管束(いかんそく)」といい、葉が落ちた後も、この維管束の痕が残ります。この痕跡は、点や線のような形で...葉痕

  • フォレストリーダー研修

    ㈱はぐくみ幸房では、コミュニケーションの重要性を実感いただく、参加型の研修を行っています。今回は、林業の現場班長や班長候補の方々を対象に行うフォレストリーダー研修にて、コミュニケーションの研修を行いました。写真は受講生の感想です。画像をクリックすると拡大されます。心理学者のアルフレッド・アドラーの有名な言葉の中に、「すべての悩みは対人関係の悩みである」、「人間の悩みの90%が人間関係」とあるように、私たちの日々の悩みの大半は、人間関係です。中には、「いや、お金だ!」という方もいますが、実は、お金の悩みも対人関係です。請求する人と請求される人との人間関係があって、お金の悩みになります。例えば、請求する人が期限までに支払えと言ってくるから、お金という悩みが生まれます。もし、請求する人が5年以内に支払ってくれた...フォレストリーダー研修

  • ヒナカマキリ

    体長2cmに満たない日本最小のカマキリ「ヒナカマキリ」。出会うと、テンションが上がり、ついニンマリしてしまう可愛いカマキリです(^_^)。ヒナカマキリは、体長1.2〜1.8mmと日本最小のカマキリで、本州(東北以南)、四国、九州、沖縄に分布します。常緑広葉樹林に棲息する森林性のカマキリで、主に林床や落ち葉の下など地面を徘徊しますが、サイズが小さいので、なかなか出会えない(見つけられない?)カマキリです。オオカマキリやコカマキリなど他のカマキリと違って、成虫になっても、跳ぶことが出来ないため、地面を徘徊しながら、トビムシなどの土壌生物を捕食します。たまに、ショウジョウバエなどを捕食する姿も。ヒナカマキリが最大サイズになる10〜11月くらいに、常緑広葉樹林の林床や落ち葉の下を観察すると、出会えるかなと思います...ヒナカマキリ

  • ハリガネムシ

    カマキリに寄生するハリガネムシ。ちなみに、ハリガネムシは、カマキリだけに寄生するわけではなく、カマドウマやキリギリスにも寄生します。ハリガネムシの生態は、非常に興味深く、そして、面白い!①ハリガネムシに寄生されたカマキリは、体を操られ、川の中に入水自殺させられます。。。②川の中に飛び込んだカマキリの内臓から、ハリガネムシが出てきます。③川の中で、ハリガネムシは交尾し、産卵します。(どのようにしてメスとオスが出会うのか、謎ですが・・・(゚Д゚;))④孵化したハリガネムシの幼虫は、カワゲラなどの水生昆虫に寄生します。このとき、水生昆虫は中間宿主として、寄生します。⑤水生昆虫は、羽化するために陸上へ上がります。⑥陸上に上がった水生昆虫、または陸上で成虫になった水生昆虫が、肉食性のカマキリ、雑食性のカマドウマやキ...ハリガネムシ

  • ドコモ紀の国・明恵峡の森

    和歌山県の「企業の森」に参画されている株式会社ドコモCS関西和歌山支店様の「ドコモ紀の国・明恵峡の森」。今年も弊社で森林整備とイベント事業の企画と実施をさせていただきました。開会式の後は、森林整備班とイベント班の2班に分かれて、それぞれの活動がスタートです!まずは、森林整備班。約15年前に植栽したサクラ、モミジ、クヌギ、ヒノキが立派に成長し、そろそろ間引きが必要な段階に入りました。今回の森林整備活動は、樹木が健やかに成長できるよう、枯れ枝と光合成の効率が悪い枝を除去する作業を行いました。光と枝張りの関係性を解説しながら、除去が必要な枝の特徴を説明し、社員さん自ら鋸を手に取り、枝払い作業を行っていただきました。光環境をめぐり、競争関係にあるヒノキとモミジ。どちらを残すのか、両方残すならモミジの枝張りをどのよ...ドコモ紀の国・明恵峡の森

  • フクラスズメ

    この時期になると大量発生する毛虫「フクラスズメ」。フクラスズメの幼虫が、大量に発生すると、秋が来たなと感じてしまいます。ちなみに、フクラスズメという名前ですが、スズメガ科の蛾ではなく、ヤガ科の蛾です。外部から刺激を与えると、体を激しく揺らし、捕まえると、口から食べた葉を大量に吐き出します。「捕まえると」・・・?フクラスズメは、無毒な毛虫なので、捕まえて、触ることが出来ます。実は、この時期の自然観察では、フクラスズメを見つけたら、必ず捕まえて、ツルツルのお肌を体感してもらっています。フクラスズメは、道路脇など日当たりの良い場所に生えるカラムシ(イラクサ科)に発生します。大葉に似た感じの草なので、よく見かける植物ではないかと思います。←カラムシフクラスズメが大量に発生すると、見た目によるメンタル的な被害(;゚...フクラスズメ

  • トランスコスモスの森

    2023年9月8日、トランスコスモス株式会社様が和歌山県の「企業の森」に参画され、それに伴い、弊社で森林体験イベントを企画・担当させていただきました。設定された場所は、和歌山県有田川町の森林で「トランスコスモスの森」として森林整備活動に取り組むこととなります。さて、今回の森林体験イベントは、9月8日の調印式翌日に行うというスケジュールで、調印式とイベントのW運営で、ご担当の方はとても大変だったと思います・・・。今回のフィールドは「鳥屋城山」、前半は自然観察会、後半は木のスプーンづくり体験とさせていただきました。午前は自然観察。鳥屋城山の麓は、花見や紅葉が楽しめるようソメイヨシノやイロハモミジが植えられており、人工的な環境の要素があるものの、頂上に向かうと、アカマツ、ウバメガシ、シャシャンボやナツハゼなどの...トランスコスモスの森

  • クズノチビタマムシ

    クズに集まるとっても小さいタマムシ。クズノチビタマムシ。名前の由来は分かるけど・・・名前の中に「クズ」や「チビ」という単語が含まれるって、なんだか、気の毒だな。と個人的に思ってしまう昆虫です(^_^;)。クズノチビタマムシは、成虫・幼虫共にクズの葉を食べます。幼虫はクズの葉の中に潜り込んで葉をモグモグと食べ、成虫はクズの葉の上で葉をモグモグと食べます。なので、クズの葉が虫に食べられたような痕があると、クズノチビタマムシが潜んでいるかもしれません。しかし、体長3~4mmと非常に小さいので、見慣れていないと、意外と気づかないかも・・・。不用意に近づくと、葉からポロッと落ちて、そのままどこかへ飛んで行くこともあります。非常に小さい昆虫なので、見つけにくい(見落としやすい)ですが、実は、本州、四国、九州、屋久島、...クズノチビタマムシ

  • カジカガエル

    とっても美しい声で鳴く”清流の歌姫”「カジカガエル」。とても言葉(文章)では表現できないくらい美しい鳴き声で、「本当にカエルですか?」と思ってしまうほど、惚れ惚れする美声です。そして、美声だけじゃない!顔もカワイイ❤!カジカガエルは、渓流や河川に生息するアオガエル科のカエルですオスは体長約3.0cm~4.5cm、メスは体長約4.0cm~8.0cmmと、メスの方が大きいです。メスは「本当に同じカジカガエル?」って、疑いたくなるくらい、オスより大きい!(←メス)(←上:オス、下:メス)「カジカガエル」という名前の由来は、鳴き声がシカに似ており、川の鹿という意味で「河鹿(かじか)」とのこと。個人的には、シカに似てないし、シカより美声やで(`ー´)ノ・・・って感じです。カジカガエルの方が、断然、カワイイし、美声!...カジカガエル

  • ミズカマキリ

    代表的な水生昆虫の1種「ミズカマキリ」。名前にカマキリと付いていますが、カメムシ目の昆虫で、陸生のカマキリとは全く別の昆虫になります。ミズカマキリの体長は40~45mm、体は細長く、体の色は灰褐色~暗褐色で、前脚は捕獲用、中後脚は遊泳用になっています。肉食性で、捕獲用の前脚を使い、オタマジャクシや小型の魚類、水面に落下した陸生昆虫などを捕獲し、体液を吸い取ります。体液を吸い取る食事の方法は、アメンボやマツモムシといった肉食性カメムシ目の昆虫だな~と思うので、陸生のカマキリとは全く異なりますね。ミズカマキリは、日本全国に分布し、水田や池、沼などに生息し、ある程度の水質汚濁には耐性があるものの、農薬に対しては弱いので、減少傾向にある水生昆虫の1つです。最近は、無農薬や減農薬でお米を育てる方も増えているので、少...ミズカマキリ

  • ルリタテハ

    瑠璃色の模様が素敵なチョウ「ルリタテハ」。ルリタテハはタテハチョウ科のチョウで、名前のとおり「瑠璃色の模様がある」ところが名前の由来となっています。体長は25~45mm、森林の中でも平地やその周辺に生息し、森林以外にも里山や農地、都市部の公園や緑地と幅広い環境で出会うことがあります。瑠璃色の模様が特徴的で、その上、ルリタテハに似たチョウがいないので、すぐに覚えられるチョウですね。しかし、瑠璃色の羽の裏は、落ち葉や樹皮に似た模様なので、見失うほど景色に溶け込んでしまいます。瑠璃色の派手な模様が目立つ分、羽を閉じると全く目立たないので、そのギャップを利用して、外敵から身を守っているのかもしれませんね。次はルリタテハの幼虫。ルリタテハの幼虫は、サルトリイバラやユリ科の植物の葉を食べます。森林の中では、サルトリイ...ルリタテハ

  • 樹木の蛍光物質 × ブラックライト

    バットに使われる樹木で有名な「アオダモ」。その「アオダモ」や「マルバアオダモ」を水に漬けて、ブラックライトを当てると青く、美しく光ります。なぜ、樹木は、このような蛍光物質をもつのか。光合成の関係で、蛍光物質が光エネルギーの伝達に役立つそうですが、それは一部らしく、積極的に蛍光物質を備える理由は、明確になっていないそうです。まー、そんな難しい話は置いといて、気になるのは、「他の樹木も光るのか?」ということです。いろいろ試してみたので、その動画がこちら↓↓↓ご覧いただいたウメ、ウバメガシ以外にも、アカメガシワ、ノグルミ、ウツギ、クサギも光りました。それでも、やっぱり、アオダモが一番美しいですね!(^^)!樹木の蛍光物質×ブラックライト

  • 合意形成

    今回の講義は「合意形成」。そもそも、合意形成とは「チームメンバーや関係者の意見を一致させること」であり、相手を説得したり、相手を説き伏せたりする行為ではありません。お互いの意見を納得いく形に導き、その上で、合意を取り、その合意の下で決定された意見や提案に対しては、各々が当事者意識をもつことも重要です。不満や不安を残したまま、力業で合意させたものは、合意形成をとは言いません。合意形成は、お互いに意見を出し合い、納得いく形で合意することが重要です。なので、合意形成には「論理」と「心理」の両方が重要です。今回は、和歌山県農林大学校林業研修部(以下、和歌山林大)において、合意形成についての講義を行いました。和歌山林大の学生さんたちには、合意形成には論理と心理が重要であることを体感し、理解いただくため、ゲームを通じ...合意形成

  • 林業視察ー宮崎県 再造林ー

    前回の報告からだいぶ経ちますが(^_^;)、宮崎県の林業視察~再造林編~。16年間、素材生産量日本一の座に輝き続けた宮崎県。再造林という問題に直面しています。一番の問題は「人手不足」。伐採量に対して再造林が追い付かない。そして、造林作業はマンパワー。それでも、各地域で工夫して取り組み、再造林率100%を掲げる地域もありました。あと「地拵え」も大切にされていました。それについては、強く共感できるので、いずれ「無地拵え」なんて言葉は死語になるんじゃないかなと思います。まー、そもそも、地拵えの目的が果たせていない無地拵えに価値はないと思います。加えて、「機械地拵え」は出来るところで実施して、基本的に「人力地拵え」は0にならないという考えも共感しました。そうです、「人力地拵え」は無くなりません(´▽`)。紀伊半島...林業視察ー宮崎県再造林ー

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