尊富士の優勝でわいた3月場所が終わり時間もたち、現在は春巡業まっさかり。そんな中、場所中に負った尊富士のケガの回復具合も気になるところですが、新入幕力士の「その後」のとあることに着目して見ていきたいと思います。なお今回の記録は1場所15日制が定着した昭和24年5
大相撲データアナリスト(自称)が大相撲について感じたことを、定量・定性で語っていきます。
さて、幕下の予想番付です。さすがに幕下120名、ほぼ誤差なしなんていう予想が出来たら素晴らしいのですが、最大誤差5枚以内、8割方の力士が誤差3枚程度で収まったらなかなかのものなのではないでしょうか。そもそも幕下までの予想番付をこうやって公開している方もそうそう
今場所もclubhouseを使い、「俺たちの」番付編成会議をさせていただきました。実際の番付はこうなるのではないかという「予想」ではなく、こんな番付が理想的、いいのではないかという観点で作成しています。大相撲ファン仲間、6名と「会議」をclubhouse上で行いました。早速
さて、早速ですが7月場所終了時の関取RATINGです。※数値の算出方法については「■575 関取レーティング~力士の力量を数値化する手段として~」を参照してください。白鵬が全勝。照ノ富士は白鵬に敗れたこともあり、白鵬と照ノ富士の数値差は広がったことになりますが、それ
さて、千秋楽。もう「見どころ」というのは、結びの一番に尽きるのだろうか。これについては■1269 白鵬-照ノ富士 全勝対決を振り返るで記しているので、この一番については、こちらの記事を参照していただければと思う。それにしても、照ノ富士は敗者となったわけだが、今
早速ですが来場所の予想番付です。照ノ富士は横綱昇進。朝乃山は陥落ということで大関は2名。関脇は御嶽海は勝ち越しているので東に回り、朝乃山が西に。明生はさすがに8勝では小結据置。そして関脇で7勝の高安が小結。こういう構図だろう。相変わらず三役渋滞と言ってよさそ
白鵬が全勝で45回目の優勝を決めた。望むことは、両者とにかく勝つことに執着した一番を。ということは昨日の雑感で書いたが、単純に、その「執着心」。これが照ノ富士より白鵬が上回った。そういうことなのだろう。はっきり言えば、汚い相撲という言い方をして差し支えない
■1268 あと1勝が遠い一山本~新入幕、勝ち越しリーチからの足踏み~
早々と9日目に7勝目を挙げた新入幕の一山本だったが、そこからの「あと1勝」が遠い。5連敗中だ。新十両に比べれば、新入幕の場所のほうがプレッシャーは少ないというのはあり、新入幕と言えども7勝まで漕ぎつけられれば、あと1勝が「大きなプレッシャー」になるとも思いづら
それにしても白鵬という力士は恐ろしい。そして照ノ富士も恐ろしい。論評としては、今場所ここまで、この両者に14戦全勝を許してしまうような、その他の力士の「レベルの低さ」というのを憂う声も聞こえているのも確かだ。晩年も晩年、場所前は「もしかしたら2日目、3日目あ
さて「カウントダウン」と言ってよいのだろうか。千秋楽が近づいてきた。少なくともここまで、白鵬と照ノ富士に敗れる気配はない。とはいえ、対戦相手は番付が上がっていく。13日目、14日目。それぞれ正代、高安と対戦していく。そして、千秋楽に直接対戦が待っている。正代
さて、12日目の十両の土俵では水戸龍が豊山との「2敗対決」を制し、単独で2敗を守った。西十両6枚目で、ここまで10勝2敗の水戸龍。この後の結果次第で新入幕が見えてくる。今場所の水戸龍は十両在位21場所目。かなり長くなったなという印象ももつし、いつも十両にいる人とい
突然だが、平成24年。やはり場所は同じ名古屋。平成24年名古屋場所を思い出した。白鵬と日馬富士が全勝を続け、千秋楽、この両者が14戦全勝同士で対戦した。結果、日馬富士が勝利し全勝優勝。日馬富士は横綱昇進へのあしがかりを作った。何か、この場所を彷彿させるのではな
さて、白鵬も照ノ富士も終盤戦に照準を合わせていたのかと思えるくらい状態が上がってきた。それにしても照ノ富士、強すぎる。今場所の御嶽海、平均的な御嶽海よりも力が出せていない、調子が良くはなさそうな印象ではあるが、そうだったとしても。立ち合いの当たり、踏み込
11日目終了時。全勝が白鵬と照ノ富士。そして1敗と2敗が不在。こんな場所あるのだろうか。調べてみた。ただの「記録」ではあるが。事例からすると、存在する。中には、全勝1人で次点が3敗という場所も存在すれば、全勝4人という場所もある。今場所は白鵬と照ノ富士が並走して
大方の予想通りと言っていいのか、照ノ富士、白鵬ともに難なく10連勝。メディアを見ていると、北の富士さんがこの日の取組にかなり「お怒り」のようだ。取組内容より、この割について私見を述べてみるが、これは「正しい、間違い」という話とは違うようには思う。どちらかと
さて、白鵬、照ノ富士ともに安泰。変な言い方かもしれないが「進展」はない一日だったのか。先日、正代に対して厳しいことを書いたが、9日目の正代を見てみると、この日のような相撲が正代の相撲。前に出る、圧力をかける。これが出来てこそ正代だし、大関。ようやく「らしさ
さて、白鵬が中日勝ち越し。報道では「51回目の中日勝ち越し」というのが話題になっている。この記録は確かに傑出している記録であることは言うまでもないのだが、これが「勝ち越し1号」となるとどうなるか。ちなみに、今場所の幕内勝ち越し1号は誰かと言われれば白鵬ではな
さて、中日勝ち越し2名。いうまでもなく白鵬と照ノ富士。日々書いているが「次元が違う」。というよりも、他がだらしないともいえるのか。とはいえ、だらしないという言い方も何か語弊がある。抜けきれないだけ、ともいえるのかもしれない。混戦といえば聞こえは良い。その中
もう、7日目は翔猿に尽きるか。とはいえ、終わって振り返ってみると、「何がしたかったんだ?」という意見があるのも当然だろう。お互い「攻める」ということから逃げたと言われても仕方がないという面は否めないだろう。白鵬は、かつて貴景勝相手に見せたような「かかってき
さて中盤戦に入った。とはいえ、すでに「2強」だけが異次元で戦っている。そんな状況になっている。6日目終わって全勝は「2強」の白鵬と照ノ富士。1敗も琴ノ若ただ1人になった。白鵬は圧倒的強さを見せる場面はほとんどないものの、負けない強さと巧さを発揮している。これも
白鵬と照ノ富士だけが異次元の世界なのか。白鵬は決して本調子ではない。それはおそらく誰が見ても分かる。だが、やはり昔取った杵柄とは言わないのだろうが、技量が違いすぎるとでもいうのか。立ち合いはなにかやりづらそうだった。逸ノ城がつっかけているようには見えるが
初日から休場した高安が3日目より出場。3日目、4日目と連勝スタートを切った。成績は2勝0敗2休ということになるが、実質は2勝2敗と一緒である。変な言い方ではあるが、高安は星を五分に戻した、ということになる。取組は初日と2日目はまとめてつくられるため、初日を休場する
照ノ富士、白鵬、ともに危ない瞬間があった4日目。とはいえ両者とも勝利。これが「本当の強さ」をいうのを痛感せずにはいられない日になった。ちょっと何かがずれれば、照ノ富士も白鵬も敗れていたかもしれない。だが、彼らは勝つのだ。大栄翔も隆の勝も詰めが甘かったともい
■1252 1つの決まり手で多く勝つ~幕内500を達成した玉鷲、押し出し勝利数はすでに歴代1位~
玉鷲が幕内通算500勝を達成した。幕内通算500勝というのは、すごい数字ではあるが、玉鷲が57人目の達成者なので、特段「玉鷲だけ」が出来た記録ではない。玉鷲と言えば連続出場が話題になるが、こちらも「現役1位」であり、史上1位の青葉城の記録までたどり着こうとすれば、
貴景勝が3日目より休場。いろいろな方の話を総合すると、なにか相当に悪そうな印象を受ける。大事を取ってというのなら大きな問題ではないとは思うのだが、診断書の内容が「全治1ヶ月」。そもそも頸椎で全治1ヶ月というのが何か引っかかる。電気が走ってしびれが出るというの
勝負結果とまた違うところで「荒れた」1日だったか。取組全体感で見ると、調子が良い人とそうでない人、かなり分かれている。そんな印象を受けた2日間。まずは上位陣を振り返ってみよう。白鵬が初日と比べると白鵬らしくなってきたか。持っている力を序盤から振り絞っている
初日の取組。上位の7番程度を除けば、番付順に組まれる。それが初日、幕下以下でいえば一番相撲の割だ。休場力士も出るので、単純に出場力士を番付順に対戦させていくことになる(無論、同部屋等でずれることはあるが)。その場合、十両以上の出場者人数が奇数であれば、十両
さて、7月場所始まりました。オリンピックの関係で1週早いスタートですが、平成1桁期までのスケジュールに戻っただけ(といっても今年だけですが)というスケジュールです。今場所も15日間、雑感を書き連ねていきたいと思いますのでよろしくお願いいたします。ということで、
■1247 一山本は勝ち越せるのか~番付運に恵まれた新入幕~
さて、いよいよ7月場所が始まるが注目の1人は新入幕の一山本かもしれない。番付予想では、私含めて大部分の「予想屋」さんは豊山の再入幕予想。それだけでも一山本にはまだ幕内の力はないとも思われていたと言えるのかもしれない。一山本のそれまでの自己最高位は十両6枚目。
さて、7月場所が間もなく始まるが、注目の1人が白鵬であることは間違いないだろう。ここまで積み重ねた白鵬の素晴らしい記録。優勝回数はもちろん、横綱在位場所、期間。勝利数。単純に在位期間が長いからというのはあるとはいえ、その積みあがった数字は類を見ないものだ。
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尊富士の優勝でわいた3月場所が終わり時間もたち、現在は春巡業まっさかり。そんな中、場所中に負った尊富士のケガの回復具合も気になるところですが、新入幕力士の「その後」のとあることに着目して見ていきたいと思います。なお今回の記録は1場所15日制が定着した昭和24年5
さて、来場所の予想番付です。尊富士をどこに置くか。注目はそこでしょう。そしてそれを別にしてもなかなか難しい予想になった場所だったようにも思います。早速ですが幕内から。小結までですがここは異論ないところではないでしょうか。あとは小結にまで尊富士を持ってくる
出場が怪しまれた尊富士が見事な相撲で豪ノ山相手に白星。この瞬間に今場所の優勝を決めた。それにしても見事な結果だった。単純に、今場所一番強かったのは誰かと問われれば、それは尊富士だっただろうし、それがたまたま新入幕力士だったということなのだろう。最後まで優
こんなことが起こっていいのか。尊富士が敗れる。これは想定できる範囲ではあると思う。それは、どの取り組みでも確率が高い低いはともかくとして、起こり得る話の中で起こった話だろう。だが、尊富士が足を痛める。もちろん、全力士。土俵に上がっていれば、ケガをすること
もう、恐れ入りました。としか言葉が出てこない尊富士の強さだろう。まだ優勝が決まったわけではないが、最低でも決定戦という状況にはなった。いわゆるマジック1の状態だ。仮に14日目に敗れたとしても、豊昇龍と大の里が揃って敗れれば優勝決定。絶対はないが、もう決まった
ついに尊富士に土がついた。尊富士に土を付けたのは豊昇龍。月並みな言い方ではあるが大関としての役割をしっかりと果たしたと言えるだろう。琴ノ若も大の里から勝利。こちらも大関としての役割を果たした結果となっただろう。それでも、大の里が負けたこともあり、まだ2差は
いつもテンプレのタイトルをつけているだけだが、今日は敢えてサブタイトル的なものを付けてみた、タイトルにもつけたように、尊富士と大の里。この2人についてただただ感じたことを書いていこう。もうこの日の感想はこれだけで十分すぎるくらいだ。彼らが本当に強いのか、こ
尊富士が大の里を下して初日から10連勝。大の里が敗れたことで1敗が不在になり、2敗に大の里、琴ノ若の2人となり、3敗で6人が並ぶ展開となった。■予想をはるかに超える強さの尊富士率直な予想としては大の里が勝つと思っていた。ただ、どちらが勝つにせよ、長い相撲にはなり
尊富士が初日から10連勝だ。新入幕であることが、いっそう驚きを強くしているが、幕内で初日から10連勝の力士。最終的にどうなったかというのをデータで見てみよう。なお1場所15日制定着の昭和24年5月場所以降の数字となっております。■10連勝力士の優勝確率は63.6%初日から
今回はただ単に記録の羅列で。午前中に10日目の翔猿の休場が発表された。報道で第一報が出た時は休場するということしか分からず、休場理由が伝えられていなかったが、少なくとも昨日の取組でケガをしたような様子はまるで見られなかったので、何があったのだろうとは思った
尊富士が全勝を守り、大の里も1敗を破った。大関陣は豊昇龍に土がつき3敗。貴景勝と琴ノ若は2敗を守った。それにしても、尊富士はどこまで勝ち続けるのだろうか。■堂々と受けて立った三役陣尊富士の挑戦を受けた阿炎。コメントでも頂いていたが、もろ手で行き、そのもろ手を
それにしても尊富士が強い、負けない。唯一の全勝キープだ。大の里も1敗を守った。大関陣は霧島は敗れ2勝6敗ともはやどうにもならないところまで来てしまったが、ほかの3大関は2敗を守った。■霧島に何が起こったのか4連敗スタート後の連勝。これでなんとか立ち直ってくるの
7日目より照ノ富士が休場。当然と言えば当然だろう。少なくとも今場所については横綱の相撲が取れていないのだから、これで良い。とはいえ、休んで出てきて結果を残してその翌場所は途中で休む。もはや、この横綱には2場所続けて戦い続ける力はあるのだろうかとは思えてしま
6日目の土俵はなんとも言い難い土俵になってしまった。これを良いと捉えるか、悪いと捉えるか。それは人それぞれなのだろうが「面白かったけど、良い日ではなかったな」というのが率直な感想だ。もちろん、特定の力士1人に着眼してその力士を評価するであれば良い部分も沢山
照ノ富士が5日目の土俵で敗れ序盤戦を2勝3敗で終えた。はっきりと言えば横綱としては「不合格」ともいえる成績だ。ある程度は不調なら休むことが許される立場。休場と言う選択肢はあってよかっただろう。だが、照ノ富士は6日目の土俵も通常通り立つ見込みだ。そこで今回は「2
王鵬が横綱初挑戦で金星。これで照ノ富士は3敗目。貴景勝と琴ノ若も敗れこちらは序盤3日を終えて3勝2敗。大関以上で1敗で序盤を終えられたのは豊昇龍ただ1人となった。霧島はようやく初日。大きく出遅れたがここから巻き返すことはできるのか。■苦しい照ノ富士王鵬が照ノ富
4日目の取組では対戦成績を見ると、貴景勝が過去14勝4敗だった宇良に勝利。阿炎が8勝2敗だった若元春に勝利。正代が18勝9敗だった高安に勝利した。結果だけで見れば過去の対戦成績通りの結果になったと言えるのかもしれない。そして過去3勝0敗だった対戦が2番組まれたが、狼
照ノ富士が明生に一方的に持っていかれ2敗目。霧島はドツボの4連敗だ。だが、3大関は順調に白星を伸ばし3勝1敗。1敗はしたものの及第点の評価は十分につけられるだろう。そんな中で関脇以下の力士もある程度、好不調。今戦ってる実際の番付と現時点での力量の差異も見えてき
3日目の大関以上力士は何か荒れたような印象を残しつつも霧島以外は全員白星。だが、まるで予想できなかった霧島の初日からの3連敗。何かこのインパクトが非常に大きいように感じる。そして照ノ富士に挑戦した朝乃山は今場所も照ノ富士に敗北。取組時間はそれなりにかかった
さて、本日3日目。結びで朝乃山が照ノ富士に挑戦する。ここまで2日間の両者の成績はともに1勝1敗。とはいえ、地力からすれば朝乃山は「通常よりはよさそう」。反面、照ノ富士は「強い時の照ノ富士よりは劣っている」という見立てだ。そんな中で朝乃山はどんな戦いをするのか
若元春が小結で11勝を挙げたが三賞を受賞出来なかった。3月場所で言えば、翠富士と若元春に三賞がなかったことに対して随分と不満の声が聞かれる。私自身も翠富士に三賞なしは妥当だと思うが(条件付きは好きではないが、条件付きだったのに対しては理解できる)、若元春に何
西十両筆頭で東白龍が7勝8敗と惜しくも負け越した。今場所の周りの成績からすれば、たとえ8勝7敗だったとしても東に回るだけだった可能性が高そうではあるが、いわゆる「1点勝ち越し1枚上昇、1点負け越し1枚降下」の目安に則って言うのであれば「1勝足りなかった」。そして1
番付の話ですが、データを使って云々というよりも、私見を述べたものとなりますこと、ご了承ください。■幕下5枚目以内厚遇はいつからなのかもう数年前から「5枚目厚遇」は言われているし、実際そうだ。早速だが、平成以降の「幕下5枚目以下4勝での昇進事例」と「幕下6枚目以
さて、来場所の予想番付です。早速ですが幕内から。少なくとも小結以上は、これしか選択肢はないかなという気がします。仮にも今場所の霧馬山が小結だったら東関脇豊昇龍の選択肢はあったのでしょうが、東関脇が「空いた」こともあり、そこに座るのは豊昇龍よりも霧馬山でし
霧馬山が本割、決定戦で大栄翔に連勝。見事な逆転優勝を掴み獲った。一部報道では優勝すれば場所後の大関という声も聞かれたが、さすがにそれはなく来場所が大関取りの場所となることが明確となった。■想像以上に強かった霧馬山終わってしまえば何でも言えるのだが、霧馬山
最近、千秋楽前にはいつもこれをやっているような気がしますが。■過去対戦は霧馬山7勝、大栄翔6勝過去の対戦は霧馬山が7勝6敗と僅か1つだけリードしている。だが、直近1年間で見ると、大栄翔3勝、霧馬山2勝だ。そして現在、大栄翔が2連勝中、では過去の両者の対戦記録を見て
日中に若隆景休場の報が飛び込んできた。昨日、取り直しとなった琴ノ若との一番での取り直し前の一番で痛めた膝が相当に悪かったようだ。これにより、この時点で14日目の若隆景の対戦相手となる霧馬山の白星が確定し、とりあえず14日目での優勝決定はなくなった。その若隆景
大栄翔が2敗で単独トップに立った。翠富士は10連勝後の3連敗で3敗に後退。同じく3敗に霧馬山と若元春。こんな展開になった。■自分の相撲を取り切れた大栄翔この日の対戦相手は明生。地力、今場所の調子、合口。あらゆるものを考えても大栄翔が有利と言える取組ではあったと
この1,2年程度だろうか。場所終盤になると「割崩し」という単語が聞かれる。明確に何をもって「割崩し」と呼ぶかの定義はないが、少なくとも、横綱・大関の対戦がなければ「割が崩された」と言って過言ではないだろう。とはいえ、横綱や大関が終盤対戦が残っていたすでに負け
翠富士が連敗で2敗に後退。2敗だった大栄翔は2敗を守りこの両者が2敗で並んだ。3敗で追うのは霧馬山、若元春、琴ノ若という展開になった。3関脇4小結、大関以上は不在となったこの状況下で、3敗以内の5人中4人が関脇、小結の力士というのは、番付としては体裁が保たれている
13日目は各段優勝(または決定戦進出者)が決まるが、幕下では6戦全勝同士で東26枚目の龍王と東50枚目の魁禅の対戦が組まれた。勝ったほうが今場所の幕下優勝だ。■魁禅は幕下では力を出せない力士だった魁禅は先場所、三段目優勝を果たしている。魁禅の最高位は幕下31枚目、
11日目、遂に翠富士に土がついた。大栄翔は2敗を守ったが、2敗は大栄翔1人。そして3敗で豊昇龍、霧馬山、若元春、琴ノ若、遠藤、千代翔馬が追う展開となった。■力の差を見せた若元春翠富士に力を出させず、巧い相撲で若元春が翠富士を押し倒した。翠富士は立ち合いで劣勢に
今回はただのデータですが。平幕力士で初日から10連勝を果たした力士の一覧と11日目以降の成績、対戦相手を載せておきます。平幕優勝よりも数は少ない初日からの10連勝。とはいえ、初日から10連勝したからと言って優勝できるとは限らない。昭和28年5月の時津山や昭和32年11月
翠富士が10連勝。大栄翔に土がつき1敗が不在となった。翠富士全勝、大栄翔、琴ノ若、遠藤が2敗の展開となった。■翔猿に勝つことは驚きではない翠富士今の翠富士を下せる相手は誰か。役力士は全員、その候補にはなると思う。だが、翔猿は敗れたが、3関脇や、残された小結3人
■翠富士9連勝、宇良ではまだ役不足だったか翠富士が9連勝。誰がこの翠富士を止められるのか。ここは興味深くなってきた。相当に充実していると言っていいだろうし、すでに波に乗っている。強い弱い関係なく、やりづらい相手といっていいだろう宇良でも、やはり翠富士を止め
■引っ張っているのは大栄翔と正代中日折り返しだ。翠富士の8連勝にはただただ驚くばかりだ。7日目は高安、中日は碧山と大きい相手を全く苦にしないで相撲を取れているところがただただすごいとしか言いようがない。だが、ここまでの対戦相手を鑑みると、やはり大栄翔、正代
7日目に全勝対決で高安を下した翠富士が、同じく全勝の大栄翔が敗れたため、初めて単独トップに立った。これはおまけのネタではあるが、まだ幕内最高優勝の経験がない静岡県出身力士だが、その静岡県出身力士として初めての幕内単独トップでもある。■比率だけで言えば「関脇
■貴景勝の休場が呼び込んだとは思いたくないが高安と大栄翔に土がついた。全勝同士の高安ー翠富士戦が組まれていたため、この日に全勝が不在になる可能性はなかったが、地力では上といって良いだろう高安が翠富士に敗れた。取組としては高安の勝ち上げをもろに受けず、高安
■ケガをしても掴みに行く1勝の重さ貴景勝は立ち合い一発に賭けるしかなかったのかもしれない。しかし、御嶽海は重かった。御嶽海を起こすこともできず、御嶽海は貴景勝に応戦することができた。結果的に貴景勝はそれ以上に御嶽海を押しこむことができなかった。すべては膝の
序盤5日間が終わった。幕内の全勝は4人。大栄翔・翠富士・高安・錦富士だ。それに対し、若隆景・琴勝峰・一山本・東龍が5連敗スタート。大栄翔や高安が初日から5連勝するのは過去にもあるが、翠富士と錦富士は初めての初日からの5連勝だ。そして若隆景は初めて5連敗を喫した