当事者研究のための理論 和泉敏之 序論 第1章 言語 第2章 意味 第3章 ダブルバインド再考 第4章 コミュニケーション・モデル 第5章 リフレクション 結章 序章 当事者研究については熊谷・綾屋ほか(2019)などで整理されている。だが、その土台となるコミュニケーション理論に関しては記述が詳細ではない。 今回、コミュニケーションについて様々な視点による考察を行う。1つの理論のみに依拠するよりも、親和性の高い領域を結合させていることに本小論の意義がある。ここでは理論の接合を試みながら、新たなコミュニケーション理論の構築を目指す。それは後述するようにモデルの形式で表出することとする。これにより…
今年の夏になりますが、Re・rise newsさまのshort storiesにてインタビューを受けさせて いただきました。詳しくは動画を是非ご覧いただきたいのですが、それからおよそ2ヶ月 が過ぎ、語りの内容も変容しましたので、あらためてここに今後の展望をまとめます。 youtu.be オンライン学び場の構築 当事者研究の本格的始動 批判的応用言語学の学習 オンライン学び場の構築 これは当初に予定を大幅変更・大幅縮減した形式で実施します。私が発表する作品を全て「私塾」と捉えて、ご質問などがあれば適宜受け付けます。これからの若い世代の方々のことを考えて、発表媒体はオンラインのみとします。 当事者…
英語で日記をつけてみて 和泉敏之 2020年から毎日英語で日記をつけています。といっても5行くらいの短い文章を書き殴っているだけなのですが、これを実践していて感じたことをまとめます。 あらかじめ申しますと、まずWordで英文を作ってから、DeepLに放り込んで、「自然な日本語訳」になるかどうかを試しています。文明の領域というのは本当に拡充していってますね。 やはり使用言語、特に発表言語が増えることにより、母語だけでない自己が表出されることです。当たり前かもしれませんが、発表言語(今風で言うとアウトプット)が母語だけに偏ってしまうと、母語を絶対視するようになる危険性があり、端的な話が、視野がかな…
英語授業に関するめづらしい視点 ―ベイトソン『精神の生態学』を援用してー 和泉敏之 序論 英語授業研究は「成立」を前提に考察されていないか。ARELE (2022) の中で紹介されている英語習得研究や英語授業実践報告は学習者が「理想的」であることが前提となっていると読み取れる。だが、多くの実践者が経験するように、授業の開始を遂げるだけでも困難な状況が多いことが一般的であろう。これを踏まえて、Bateson (1972) のコミュニケーション理論を援用して、決して新しくはないが、それほど語られることのない(めづらしい)英語授業の視点の一案を提示する。 ベイトソン『精神の生態学』メタローグより 物…
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