【感想：台湾映画】人生は辛く悲しく美しい「先に愛した人」

ヒステリックに叫ぶ母親。全てに無関心なその息子。どう見ても遊び人風の若い男。出だしから不穏な空気が流れ、正直に言って興味よりも不快感を感じる出だし。それでも数々の映画賞を受賞した作品なので、きっと“何か？”があるはず、と思い最後まで見ました。やがて不快感

【感想：韓国映画】BL&バイオレンス映画「Long time no see」を見ました

韓国映画「Long time no see」を見ました。自分のセクシュアリティを表に出さない殺し屋ジスと、ゲイであることをオープンにしているギテの、正反対に見える二人が奏でる愛とバイオレンスの映画です。孤児ジスは子供の頃に、その生い立ちやゲイであることで壮絶ないじめにあ

【感想：中国ドラマ】前世代の執念が彼らの子供達を苦しめる「鳳凰の飛翔｣

2018年のNetflix中国ドラマ「鳳凰の飛翔｣(全70話）を見ました。架空の時代劇で、ドラマの中盤からどんどんと切なさが加速していき、久しぶりに時間を忘れてのめり込んだドラマでした。物語の始まりは政変により大成から天盛へと時代が変わり安定したかのように見えた頃。皇帝

【感想：中国映画】心の奥底に響いた「僕らの先にある道」

2018年のNetflix映画「僕らの先にある道」を見ました。2007年の出会いから別れを経て2018年に再会する男女の大人の恋愛モノです。久しぶりに心の奥底を揺さぶられ、見終わった後は感傷に浸ってしまった映画でした。シャオシャオとジエンチンの出会いは2007年、旧正月の北京か