夜明け前の声
今日で父が死んでから15年が過ぎた。 毎年、この命日に父に対する想いを綴ってきた。 人間が、最愛の人を喪った悲しみが時間と共に癒えてゆくというのはどうやら嘘であるようだ。 時間が過ぎて、父を喪った日から遠ざかってゆくほど喪失感は深まり、この世界はどんどん悲しい世界として沈んでゆく。 それはわたしがだんだん孤立して孤独になって来ているからかもしれない。 父の死と向き合う余裕さえないほど、日々は悲しく苦しい。 ここ最近毎晩、赤ワインを必ずグラスに6杯以上寝床に倒れ込むまで飲んで寝る。 胃腸の具合も最悪で歯もぼろぼろになって来ている。 こんな状態を続けていたら母の享年44歳までも生きられそうもない。…
2018/12/30 18:45