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  • とりとめもなく桜の下で悪態をつくイヤなひと

    開かないのかと思ったら一斉に咲きだして咲き始めたと思ったら春の嵐に一気に散ってしまった今年のサクラは本当にあっという間に通り過ぎて行った山を見渡せばすでに木々は萌黄色の芽を吹き一年でいちばん気持ちの良い時期に入った北海道へ行く準備をぼつぼつ始めようかと思うがフェリーの予約をしてしまうともう他にあまりやることはない大まかなルートは決めてみたけど一日に300kmか400kmと考えるとなかなかにしっかりとした工程は組めないものだね前にも書いたけど野付半島の道道950号線と神威岬には行きたいあとタウシュベツの橋梁がもう崩れそうなので見ておきたいそうだな、あと食い損ねた豚丼は帯広辺りで泊まれば食いに行くか雨のことは考えても仕方ないけど(カッパを着るだけ)時期的にまだ寒いんじゃないかという心配はあるまあ都市部にはイオ...とりとめもなく桜の下で悪態をつくイヤなひと

  • いくら安いからと云って2か月後の予定を立てるなんて、どうかしてる

    朝、外へ出てみるとゼンマイをギリリッと巻くような特徴的な鳴き声が聞こえた反射的に空を見上げるとはたしてそれは南国から帰ってきたツバメたちだったまだ冷たい早春の空気を切り裂いて3羽のツバメが滑るように飛び回っていたいよいよ、春ださーて、今年はどこへ走りに行こうかな?それにしても3月の半ばを過ぎて思いの外寒い日が続いた結局最近ではいちばん春がのんびりに見えるふくらみ始めた桜のツボミも少しこれには様子見一足先に咲き揃ったモクレンやコブシも少し花付きが悪く見えるつまりはそういう年もあるということかどんなに気象予報にスーパーコンピュータを用いようとも「自然」は、当たり前だけどそれを顧みないそれが「自然」というものだもともとボクたち日本人はそのことをよく知っているはずの民族だから古来から自然やその営みを畏れ崇めてきた...いくら安いからと云って2か月後の予定を立てるなんて、どうかしてる

  • 未知の体験にサルは繰り返しスロットルを捻り続ける春

    「春」と云ってももう良いのだろう水面を渡ってくる風が緩やかに南から吹き付けるこの海岸今日は波も穏やかで遠くまでふんわりと凪いでいたアルコールストーブで沸かした湯でコーヒーを淹れると少しコーヒーにアルコールの匂いが移ると思わない?あ、思わないかそんなもやもやとしたコーヒーを啜りながら渚に打ち寄せる波を飽きもせずに眺めているこの海岸にはもう40年以上前から繰り返し来ているけど海の方を眺めている限りでは本当に何も変化が無くて遠くに見える渥美半島に少し風車が建ったくらいか消波ブロックも防波堤もそのままだからここへきて海を眺めているとまるで時間が止まっているかのように感じる過去も未来も何も変わらずボクが生まれる前もボクがいなくなった後もここでは本当にそんなことがどうでも良いと思えるから不思議だ自分の意識をどこかへ放...未知の体験にサルは繰り返しスロットルを捻り続ける春

  • 突然の春の陽気に誘われて山へ踏み込んでみた

    このところの暖かさに驚いたのは雲雀たちどいつもこいつも慌てふためき我先にと競いあっては花粉交じりの空へ昇っていくおかげで長閑な冬枯れの田畑にはそこいら中でけたたましい囀りが響き渡ることになるそれはもう大騒ぎそういう人間様の方だって予想外のこんな陽気何とはなしにホッとした気持ちにもなるもんだ雲雀たちも人間も同じ国に暮らす朋輩ということか私事で云えばこの冬に新しいオートバイを手に入れたりしたもんだからいつもの冬よりマシマシで春を心待ちにしているだからこんな陽気ならもう山へ行っても良いかもと、途端にそわそわざわつき始める今日この頃だ走り出してみるとまだまだ路面には乾ききらずにウェットパッチが残るそれでも気温はこの時期としては異様に高くフリース素材のスウェットに綿のスイングトップを羽織っただけだ首元を抜けていく風...突然の春の陽気に誘われて山へ踏み込んでみた

  • ここまでの長い長い時間は真の理解のための必然だった SRラプソディ その3

    このごろのその日暮らしはあー、と思いついてはおもむろに覗いてみるそして、あーやっぱりかと手直しにかかるか、あるいは磨きにかかるそんな感じだ別に愚痴りたいんじゃなくて激しい落胆の拠り所が欲しいから書かせてもらうのだけど(いや本当に)誰にだって単なる見落としや見当違いならあるだろうでもそれを生業とする者ならばどうだ中古車販売において販売店の責任は大きいはずだ昨日免許を取ったばかりの20歳の女の子だってお客さんになりうるのだ重要度の高いブレーキ周りのチェックを忘れるなんてことがあるのだろうか?実は今回購入した中古のSRブレーキパッドが摩耗限界を超えていたでもそれに気付いたのは別の不具合からだったしばらく走った後再始動しようとするとエンジンの始動に手間取るのだフューエルインジェクションなので始動は容易い現行のSR...ここまでの長い長い時間は真の理解のための必然だったSRラプソディその3

  • SRラプソディ その後の顛末 やっぱりね

    いろんな理由を考えつくもんだオートバイを買うためならねモーターショーの会場で目が合った、とかオートバイ屋の店先で「一緒に帰ろう」と云われた、とかまあまあ大概は下らない言い訳にすぎないもちろんそれは本人が一番理解している訳だがけれど、何かしらの理由がそこに在ってくれればオートバイを買うという贅沢で無用なそれが故に付きまとう後ろめたさのせめてもの救いになるような気がするのだ自分の人生の中でオートバイが占めてきたモノの大きさに気付き一度はもう大きいオートバイは止めよう、などと思った時期があったのに結局ボクサーツインのBMWを手に入れてしまったそれはこっそり乗り始めたエストレヤへの不満から始まったのだがもともとはR100RSやW800を処分して年寄りはクルマだよ、とばかりに当時気に入っていたクルマを買い手元にはカ...SRラプソディその後の顛末やっぱりね

  • 2024年 年頭所感 など

    何となく、今年はよい事あるごとし。元日の朝、晴れて風無し年が明けて元旦が穏やかに開けるといつもこの啄木の歌を口ずさんで深呼吸するそして本当にそうであれば良いのになと、少し切なくもなる夕べ遅くに降っていた雨もすっかり上がって空はすっきりと晴れ渡った今年の元旦今年はどんな一年になるのかないやいや今年はどんな一年にしようかな、で過ごすことにしようでもね「よい事」なんて普通はあまり訪れない第一、よい事に出会うようなそんな生活してないしねだから毎日淡々と暮らせればそして毎日淡々と勤しんでいければ他に何もいらないのだとも思う他人ごとに期待して落胆するほど暇じゃあない悪いことにもたまにはお目にかかるだろうそんな時こそいつもどおりにやれば良い禍福は糾える縄のごときものだし人間万事塞翁が馬なのだそして、とどの詰まりは人間到...2024年年頭所感など

  • ともあれ、明日が来ると信じて生きていく、それしかできないのだから

    今年初めての本格的な寒波がやってきた北から吹き付ける強い風は凍える冷たさで改めて冬のつらさを思い知らされるガレージのシャッターを上げるとクロ介(BMWR100Trad)に冬の朝陽が差し込んだカバーを外しタンクに掛けた毛布を剥ぐとクロ介の金属のボディをゆっくりと解すように光が包む左右の燃料コックを開けてチョークを一杯に引きセルを回す点火の微妙な兆候を察知してそれをスロットルで掬い上げてやると1000ccのフラットツインは容易く目覚める真冬はこのまましばらく暖機運転するヘルメットをかぶりグローブをはめながらクロ介の周りをゆっくり一周して機体をチェックしていくミラーやメーターの曇りやスイッチの動作パーツの取り付き具合とか灯火の具合とかオイル漏れ、タイヤのトレッドの様子そんなところかアイドリングが上がり始めたらチ...ともあれ、明日が来ると信じて生きていく、それしかできないのだから

  • 冬が来る前に木枯らしに抱かれてジタバタあがくこの頃

    里に秋が下りる頃昨日まで晩秋の低い日差しに透けて輝いていた櫨の真っ赤な葉が今日は色を失って枯れていた一日中強く吹き荒れる木枯らしに葉っぱたちはひとたまりもなく抱かれる、というより無残に風に舞い散っていくもうこうなるとボクには何の太刀打ちも出来ない冷たい冬がゆっくりと確実に里に根付くのをただただ受け入れるしかないジョウビタキの姿を庭に見つけると冬の訪れは確実で羽根がキレイなかわいい小鳥なのに「もう来たのかい?」とちょっと悪態もつきたくなるのだそして深い溜息とともに山へ踏み込めるのも今日が最後かもしれないと強く感じるのだそう思う焦りからか晴れた日には時間を惜しんであちこち走り回るのだがその度に逆に寂しさも込み上げる始末だもうこの歳になると死がいつも隣に佇んでいるような気配を感じる決して死ぬことを恐れているわけ...冬が来る前に木枯らしに抱かれてジタバタあがくこの頃

  • 紅葉なんてどこでも見られるけど、こんなワインディングはここにしかない

    性格というものは後天的なモノだというのが一般的な見方だが当の本人にとってはそんなのハナハだ迷惑な話だ先祖の誰それからの悪い遺伝に相違ないさそんな風に思えられれば気も楽だろうにそれがまさかこんなにもイヤな性分が自分自身で作り上げたモノだったなんてまさに悪い冗談くらいにしか思えなかったりする「性格」と云うだけあって頑固に凝り固まっていて自分ではもはやどうすることも出来ない状態だから逆に「ひとごと」のように感じるという部分もあるそう云えば毎日の晩酌の当てに刺身の二切れ三切れが決まりだったボクのジィさんは台風なんかでバァちゃんが買いモンに出られなくても食卓に刺身が無いと信じられないくらい不機嫌になるような人だったイヤなジジィだなとその時は思っていたけど実はジィさんもそんな自分のダメさ加減を分かっていたのかもしれな...紅葉なんてどこでも見られるけど、こんなワインディングはここにしかない

  • 「生きてるってより、死んでないだけだ」と婆様は吐き捨てた

    昨夜の雨でたっぷりと湿った土から甘い芳香臭が漂ってくる頬を撫でて吹き過ぎる風とてやや冷たくもあるが今年はいつまでも温かく昼は過ごしやすい秋だところどころに残る雲は見る間に姿を変化させて上空にはまだ水蒸気が多いと教えてくれるそれでも晴れ上がった空の色はすっきりと青くその中に柿の実の橙が鮮やかに映ったのんびりとアルコールストーブで湯を沸かし珈琲を淹れる背後の桜の枝ではさっきから百舌鳥が甲高いさえずりを上げている子育て真っ最中のカラスたちが集まってはガーガー喚く月見バーガーも三角チョコパイもいらないけどやっぱり秋は格別だそれよりも程なく訪れる容赦ない冬を前に夏を過ごした枝を離れ地上へ舞い降りやがて土へと還っていく夥しい葉っぱたちばかりが目に映るまだ色や艶を残すものもあれば葉脈だけを残して朽ちてしまったものまで数...「生きてるってより、死んでないだけだ」と婆様は吐き捨てた

  • まるで針のようなカラマツの落ち葉が顔にあたるとき秋を感じる

    この季節、午後も4時を回れば頼りなげな秋の日差しはすでに西の山の端にかかりその反対側には長い影を作り出す飯田からずっとワインディングを走り抜けようやくいつもの我がベースキャンプ「涼風の里」にたどり着いた多分タイヤの空気圧が低い急に寒くなったのに確認を怠っていたいや、後回しにしていて忘れたのだせっかくの山道なのにオートバイの動きと自分の感覚との間にわずかな齟齬があったその所為でいつもより余計に疲れていたタイヤの空気圧は走りに直結するバンキングに合わせてフロントタイヤがリニアに反応する従順さが消え結果的にオーバースピードで進入してしまったかのような反応だったこれでは全くオートバイを信用できない疲れはその所為だそれはつまり空気圧の所為だから結局はボクの所為かこの時刻の「涼風」はひと気がなくとても静かだ日本製の空...まるで針のようなカラマツの落ち葉が顔にあたるとき秋を感じる

  • アタマで考えてると秋はたちまちセンチメンタルになる

    いつまでも暑いねェなんて云ってるうちが華でそのうちにちょっとでも寒さが見え始めるとなぜかふと寂しくなってしまうことがあるそれはやはりボクが日本人だからなのかな奥山に紅葉踏み分け……云々などと猿丸大夫の歌を持ち出すまでもなくこの風土に生きる者に与えられた特別の情動なのだろうかこのごろは陽だまりに動く蟻の姿も少なくその動きもやや心許ないひと雨ごとにますます秋は深まりゆき野辺に咲き残る曼殊沙華を見つけては少しホッとするこの頃だクローゼットの衣類も入れ替えが済んで厚手の毛布をベランダに干した朝クロ介(BMWR100)と共に高速の人となった現行ボクサーがどうかは知らないけどそもそもこのエンジンはオイルの消費が激しいクロ介はその中でもことさらの消費量で1000kmも走れば1リットルは消費してしまうマニュアルには100...アタマで考えてると秋はたちまちセンチメンタルになる

  • 彼はあの時確かに手に持つ白い旗でボクに通るよう促した

    彼岸の声を聞いた途端に秋はにわかに姿を見せた曼殊沙華は今年も示し合わせて花を開き里には少し頼りなげな風が吹き始めた読書の秋なんて言われなくともことさら読書に励みたくなるような気候だ天気が安定してきたので遠乗りしてきた大好きなクネクネ道を走る新東名静岡SA平日の午前8時なのになぜか2輪駐車スペースは一杯だ「今日はすっきりしない天気」とお天気お姉さんは云っていたけどなかなかどうしてカラッと晴れ渡る光長閑けき秋の空だ中に来ていたロングTシャツを脱いでスマートICから下へ降りる安部川の支流の藁科川をたどっていく今日走る静岡県県道60号線はその源流まで続いている「南アルプス高原線」などと旅情を掻き立てる名前が付けられているけどその実、かなりの悪路ちょっと覚悟がいるいくつもの山筋を乗り越えながらゆるゆると進み井川ダム...彼はあの時確かに手に持つ白い旗でボクに通るよう促した

  • そぞろ神のモノにつきて心ソワソワ

    秋風が吹き始めるころツバメたちには南へ帰る日が近づいてくる忙しく飛び回っては小虫を一杯に頬張るしっかり食べて蓄えておかないと厳しい長旅に耐えられないのだそして、いよいよ、という日になると決まってみんな揃って別れの挨拶にやってくる何をイタいこと云ってやがるのかと思う向きもあるかもしれないが毎日外の様子を眺めていれば自然とそれに気づくのだふと足元を見ればそこには萩のかわいらしい赤紫の花伸び放題の草むらからは虫の音稲刈りが終わりひこばえが伸びる田んぼ示し合わせたかのように落葉を始めた川沿いの桜並木みんなが教えてくれる――もう秋だよ、とどんなに強烈な夏だったとしても地球が回れば必ず秋になる電線に並んで止まって、風を読むツバメたち「気をつけて、そしてまた春に会おう」ボクは心の中で彼らに別れを告げツバメたちを見送る今...そぞろ神のモノにつきて心ソワソワ

  • 忘れられぬ恋は叶わぬ恋 SRラプソティ

    どんなことでもみんな大抵おんなじなんだけどまだ見ぬモノやまだ得ぬモノにけしからん想像をしてしまうのは人の世の常なのだろう人はその秀でた頭脳を使ってアレコレと思いを巡らせることが大の得意だでもそのほとんどはサル知恵浅はかで取るに足らないことのほうが多いと思うがどうだろう未知なモノに対するとき人はそれまでの経験や知識をフルに活かして自分なりの何らかのイメージを作り出すけれどその根拠の一つとなる記憶の曖昧さといったらマジ、最低なのだ死ぬほど暑い夏にうんざりしていても冬になれば誰しも「やっぱ夏の方がマシだな」と考える何度経験しても夏のリアルを忘れてしまうからだろうそれは人が忘れないと次へ進めない生き物だからだ親しい人との別れを持ち出すまでもなくこれ以上ないと思うような喜びやまた悲しみもその記憶を持ち続けていては新...忘れられぬ恋は叶わぬ恋SRラプソティ

  • 探しても青い鳥は見つからないよ、もう持ってるからね

    むかしも夏は暑かったしかもエアコンなんてないし扇風機だって一家に一台だった夜は夕食を終えるとみんな揃って外に出て縁台で涼む近所の人もみんな一緒だ男は男で女たちは女たちでそして子供らは花火をしたり星を眺めたりして過ごす蚊取り線香の煙の臭いやアンタレスの真っ赤な心臓の輝き9時も過ぎればお開きで家に戻ってパタパタと団扇をはたいて蚊帳に入るうちは母子家庭で母は毎日仕事に出ていた女が正規の社員として働く環境は厳しく子供が(と云っても大抵ボクだけど)風邪で熱が出ても母は休まず出勤した朝出がけに作っておいてくれた「おじや」を温めなおして食べろというが熱でフラフラするから絶対無理でいつも冷め切った冷たいおじやを食べていたでも、もっと悲しいのは夏だ夏休みもちろん母は仕事で兄貴が中学生になってからはひとりで留守番していた夕べ...探しても青い鳥は見つからないよ、もう持ってるからね

  • 暑さにやられたのか「いい人」になりたいと柄にもなく願う夏

    夏は圧倒的だすべてをあまねく夏に変えてしまう朝、カーテンを開けるとすでに鋭くて大量の夏の太陽光線が差し込んでいた近くで、遠くで、蝉たちは一斉に命の雄叫びを上げる日本の夏は暑い暑いから夏とも云える暑くてこその夏なのだ日陰に入ってアイスキャンディに噛り付きそれでも流れ落ちる止めどない汗を手の甲で拭うそして、あっちーっと呻く山の木々は黄味の強い緑から青味の強い緑に葉の色を変えて里にはムクゲやカンナが咲き揃う電線のカラスは風上にカシラを向けて僅かに口を開くあんな真っ黒な羽ではさぞかし暑かろう真っ黒な舌をちょっと覗かせて浅く速い呼吸で身体を冷却する「かー」と投げ掛けると「カーァ」と返すやっぱり知り合いのカラスだったそこへカラスがもう一羽今度は向こうから先に「カーァ」とくるちょっと掠れた声低く「かー」と返すとすぐに飛...暑さにやられたのか「いい人」になりたいと柄にもなく願う夏

  • キンミヤのハイボールで酔うような安いしあわせに似ている

    どれほどの時間なのかどれほどの距離なのかそれははっきりとしていないのだけれどオートバイを引っ張り出してどこぞの山の中やどこぞの田畑の中を走って帰ってくるとアタマとカラダが妙にボーッとしている時があるまあまあ、コチト等それなりの歳なのだ以前に比べれば体力も気力もガタリと落ちているのは否めない疲れかな疲れなんだろうなと、漠然と思っていたが、一週間もそれが続くことがあって何か別の原因もありそうだと少し気にしていた先日、気田川沿いへ走りに出かけて行った後もブログやnoteの記事を書いたり写真をまとめたりに数日かかったんだけどその間、何度も記憶を手繰る度に頭と身体がなんとなくぼんやりするのを感じていたそれはいつもどおり不快なものでなく、不思議なフワフワ感だったなんだか旨いもん喰いながら一杯やった時みたいな心地良さみ...キンミヤのハイボールで酔うような安いしあわせに似ている

  • このまま、くねくねとくねくねと、どこまでもどこまでも

    高速道路の入口で一旦オートバイを止めてかけていたサングラスを外しゴーグルを下す毛ムクジャラの口元は相変わらず露出したままなので湿った風が顔の皮膚にジットリとまとわりついてくる梅雨の晴れ間だとて湿度はかなり高いいくつかトンネルを越えるとほどなく静岡に入り電光掲示の制限標識が120km/hを示す30年前のオートバイと云えどもドイツ生まれのクロ介水を得た魚のごとき走りを見せる5速4000rpmクランクに伝わる固い振動が全体を包む「まだいけるよ」とクロ介は唆すが顔に喰い込むゴーグルの感触がそれを阻むボクがジェットヘルとゴーグルを愛用する理由はまさにこれで高速走行で落ち着かないゴーグルがクロ介の誘惑から気を逸らしてくれる浜松浜北で下へ降りて天竜の街を過ぎ、国道362号線へ進む春野辺りまで気持ちの良いワインディングが...このまま、くねくねとくねくねと、どこまでもどこまでも

  • あの頃は良かったとは云わないけど、あの頃で良かったとは思っている

    ひどい雨が降ったあと山の中をくねくねと進む頼りない道はどこも山からの水でビシャバシャで土砂や砂利の流出木々の倒壊や折れた枝の散乱人が作るモノをまるで無かったことにするかのような暴れぶりだネットでざっと眺めただけでも通行止め箇所は多く探検気分で出かけていくのも面白そうだけど一生懸命復旧している人たちのことを考えると申し訳なくもあり出かけて行ってどこかにたどり着けるという保証もない感じだった梅雨空の中山から流れ出た水で川になる道路を突っ切っていくクロ介はすでにびしょ濡れでボクの両足の脛にはびったりとチノパンツが張り付いて気持ち悪い「帰ったらしっかり洗ってやるから」とクロ介をなだめながら迂回路を彷徨うでも、これはこれですごく楽しい走りだ雨上がりは山のにおいが強く湧き出しすべてがしっとりと濡れそぼり湿った重い空気...あの頃は良かったとは云わないけど、あの頃で良かったとは思っている

  • ひと夏の恋に共感できても、あの夏のボクには共感できまい

    「ライダーの感情を可視化した地図アプリ」と題するネット記事を目にした瞬間に、またかと瞬間的に、嫌悪感と猜疑心を持ったアプリという名の金儲けは内容よりもいかにキャッチーであるかが重要だからこういう手法がほとんどだよく似たやつに健康食品や美容用品があるが訳の分からないカタカナを並べて庶民の代表みたいな人たちが口を揃えて「個人の感想」を述べる青汁がどういいのかではなく青汁だからいい、と連呼しているボク的には看過できない感じなので気を悪くする話をまた今回もする「仮想センサ」という、分かるようで分からないプログラムでボディセンサ(主に心電)などから集められたバイタルデータでそこにあるはずの「感情」をAIなどで可視化させるのだそうだその「感情」と思われるものをデータ化し地図上に反映させるアプリだつまり「快」「不快」の...ひと夏の恋に共感できても、あの夏のボクには共感できまい

  • ストレスによらない「鬱」と自己実現欲求

    鳥のさえずり忙しい5月の空乾いた大陸の風がこの極東の島国だにも一瞬ではあるが北欧の夏の情景をもたらす実を結んだ草木は絶え間なく吹き付けるその風に楽しげにその影を揺らす梅雨が始まるまでのこの刹那いちばん好きな季節かもしれぬ勤めに出ていたころはおおいに自律神経の不調に悩まされていたがいわく、ストレスのせいだ、としかし、なーんにもしとらん今日この頃のはずなのにちっとも何かしようという気力が湧かず「鬱」のような気分がしてモヤモヤするのだSiriに「ストレスがなくても鬱の症状って出ますか?」と問うたらいつものような溌溂とした声ですぐさま「こちらがみつかりました!」と見せてくれたのはどれも鬱の原因はストレスだ、というものばかりだったけれど鬱の原因が内因的である可能性は本当にないのだろうか人間本来のストレスとは多分、直...ストレスによらない「鬱」と自己実現欲求

  • 誰かが何かを奪っていく、それが進化だとすればさびしい

    今年は季節の進みが早く天候も比較的安定していて何より暖かくなって暮らしが楽だ4月は案外忙しく過ごした定期的に通っている医者をいくつかこなし健康診断へも行った庭の手入れをしたり富士山のほうへキャンプにも行ったそうだモーターサイクルショーへも久しぶりに行ったでも新車のオートバイに興味が無いのであれはムダだったかなセントレア(中部国際空港)と同じ空港島に出来た新しい展示場スカイエキスポ(愛知県国際展示場)で開催だったからはじめて名鉄の空港特急ミュースカイに乗って行ったあれこそが収穫だったか世界は需要と供給でできていると見る向きがあるが昨今、それに振り回されている感があるように思う売れているモノに価値がありために売れるモノを作り出すことに必死になる買う側は失敗を恐れるあまりベストバイとか高評価をネットに探し求める...誰かが何かを奪っていく、それが進化だとすればさびしい

  • いくら天邪鬼でも満開のサクラにうんざりだなんて言うな

    早朝、花冷えの空気の中伊勢道を南下していた大袈裟かな、と思ったけどライトダウンを着てきたのにサブいあのちゃんSA正確には安濃サービスエリア朝食に外のベンチでサンドイッチをつまんでいたら震えがくるくらい身体が冷えて仕方なくもう一度中へ行ってアツアツのコーヒーを一杯それでもちょっとマシかレベルだ経験上走ってるほうがサブくない気がするので走り出すことにするそれにしてもサクラだ松阪IC辺りのすごいサクラ並木を皮切りに今日はどこもかしこもサクラの大渋滞だ熱烈歓迎桜花爛漫サクラ絵巻の走馬灯を見ているようだもうエエねん、ってくらいのサクラだ日本人のサクラに対する情念を思い知らされる過ぎたるはナンチャラ、ちょっとうんざりするなんて贅沢なボヤキも出そうだ勢和多気ICで高速を降りて国道166号線を西進する参宮街道とも呼ばれて...いくら天邪鬼でも満開のサクラにうんざりだなんて言うな

  • 君が去った後も記憶は残るだろう 春がボクにそう云った

    サクラの開花が話題となる平和な国のこの頃賃上げとは無関係なボクの春だけど少子化や海の向こうの戦争とも無関係なおっさんの春だ社会に住まう以上、無縁ではなかろうよ、と云われそうだが春の穏やかな日差しだけは人類共通の喜びとして有難く頂こう新東名新城ICから国道257号線で豊川をたどっていくと思わず満開のサクラに迎えられた正に文字通りの満開山里の厳しい冬の寒さの向こうにまた巡ってきた春木々や花々、鳥や獣たちの弾むような喜びに満ちていた百花繚乱とは云え奥三河の春はまだ浅く寒い茶臼山では残雪でスキーをする人たち標高1,000mを超える高原には冬の冷たい風が吹きつけて腹が冷える日差しを受けていれば暖かいので椅子に座って日向ぼっこコーヒーが旨いお菓子のパックがパンパンの高原バイクブームと云われているようだけどなるほど平日...君が去った後も記憶は残るだろう春がボクにそう云った

  • 降りそそぐスギの花粉を蹴散らして春の山へ行く

    今年の冬も去年と同じような傾向だったので今年もまた春の訪れが早いのだろうと思っていたらきのう開花している桜の木を見てしまった全体的にはまだ2週間くらいかかりそうだけど日当たりとか風当たりとかの関係で一足先にパッカンする花もあるまあ寒いより暖かいの方が良い春はウェルカムだよ週の頭に家人と恵那の山間にある風呂を訪ねた県境の峠は路傍の残雪も無ければ路面の凍結も(気配すら)無かったとなれば、入院(腰上の整備)明けのクロ介がだまちゃいない車庫に行くたび「行くのか?」と散歩を待ち詫びるバカ犬のように見つめ返してくる天気予報士どもが「春の陽気」と口を揃えるその日さっそく「涼風」まであいさつに出掛ける走り出してみると奴等が云うほど暖かい訳ではなくうっすらと北の風を孕み、寒いの方が感覚的には勝つでも、それはそれ、もう真冬の...降りそそぐスギの花粉を蹴散らして春の山へ行く

  • オートバイに乗ってニヤついてるジジイはボクです、たぶん

    案外トシ喰ってるんですよね、こいつ艶有のまっ黒いオートバイなんて21世紀には絶滅した種族1990年4月生まれ午年の33歳距離は走っていないけど時間だけは容赦なく経っていてやっぱりゴムやらプラスチックやらの劣化がでる手に入れてから2年経ったけど14年間店頭で放置されていたクロ介を徐々に走らせて、走らせながら未だに不具合をつぶす日々だ今回は今シーズンの開幕に向けて大きな修理をしたOHVエンジンなのでプッシュロッドがクランクケースから突き出るんだけどそのロッドケースの取り付けパッキングが劣化してオイルを吹いているのともう最初からなんだけどニュートラルスイッチのオイル漏れの対応対応って云ってもスイッチの交換だシリンダー外すついでに燃焼室内の点検とカーボン取り吸気経路のスリーブ(ゴム製)も交換してもらうヘッドが開い...オートバイに乗ってニヤついてるジジイはボクです、たぶん

  • 石油ファンヒーターのタイマーセットを忘れた朝

    春に向かうときウソみたいに暖かな日と真逆の「マジか!」レベルの寒い日が交互に繰り返すようになるむかしからそんな気象状況を「三寒四温」と云ったりするがこれは本来の三寒四温とはちょっと違う本来は寒気団の強弱で出現する寒暖の繰り返しなので真冬の現象だ日本では春に向かうと移動性の高気圧と低気圧が本州南岸辺りを交互に通過するようになるので冬の末期に少しずつ暖かい日と寒い日が繰り返すこれを「三寒四温」と勝手に呼ぶようになったらしいでもいまでは春を予感させるワードとしてはメジャーで春一番と同じくらい耳にする今週は特に朝の冷え込みがきつかったねボクの家では暖房に石油ファンヒーターを使っているんだけど石油ファンヒーターがただの石油ストーブより優れている点の一つに「タイマー機能」がある電気が無いと動かないかわりに電気仕掛けを...石油ファンヒーターのタイマーセットを忘れた朝

  • 「そういうの、信じる?」と確認されたことを思い出す

    暦というのは良く出来ていて季節の事象だったり、人の体感だったりにぴったり嵌まっていることに感心する正確な測定器や観測のデータベースなどなくてもヒトの感覚器は気候の変化をつぶさに嗅ぎ分けてしまうということかボクがいくつになっても毎年「寒」のキビしさなどすっかり忘れてしまってもその中に仄かな春の息吹を感じ取れるのは人並みにも春を待ちわびる切実な心の為す技なのかもしれない「春は名のみの風の寒さや」と歌われるとおり微かな気温の温みを一網打尽にするような北西の風はまだまだ強烈に冷たい今日来たのは見事な堰提を持つ水溜まり「とよおか湖」だ蒲郡市北部の高台に位置しているので堤の上から三河湾の眺望が利く蒲郡は地元なのであまり意識しないが国定公園にも指定されていて実は風光明媚なところだ凪いだ三河湾はまだ高度の低い冬の太陽に全...「そういうの、信じる?」と確認されたことを思い出す

  • 油で揚げて砂糖をまぶしたアレ 油が淵(愛知県安城市、碧南市)

    大寒って、響きのいい言葉だ「ダイカン」=固く強そうなイメージがするサブいのは好きじゃぁないけど季節の「底」みたいな感じがして縁の下の力持ち感がある頂から底を俯瞰するより底から天空を見上げる方がワクワクすることない?これから迎える春や夏に思いを馳せ今日は冷たい空気の中を走ろう走り出すまえに道具を積むアルコールストーブだったり風防だったりカップだったりまぁそんなやつだ燃焼音がほとんどしないアルコールストーブが好みなんだけどこの頃の寒波に燃焼がなかなか安定しなくなっているトランギアにはプレヒート用のプリヒーターってのがあるけどOD缶とかが寒すぎて使えないならいざ知らずこれくらいの寒さならガスストーブ使った方が速いだから今日はスノーピークの古いチタンストーブを持っていく秋に「ふもとっぱら」行ったときに一応買ってお...油で揚げて砂糖をまぶしたアレ油が淵(愛知県安城市、碧南市)

  • むかし有料道路だったところを無意識に迂回するロートル単車乗り

    豊橋市街をぐるっとバイパスは迂回して進み丘陵地帯を緩やかに上り下りしていると間もなく県境を過ぎ、潮見トンネルに入るこのトンネルは下り勾配になっていて前方出口の向こうに紺碧の太平洋が覗けてみえるトンネルを抜けると世界は一変見渡す限り続く遠州灘黒潮の太平洋は真冬の低い太陽に照らされて波頭が無数に輝き上空には冴え渡った空がどこまでも続く今日は風もなく彼方に見える浜名大橋の向こうにアメリカまで見えそうな程クリアだ馬郡ICでバイパスを離れる宇布見橋を経て中州へ渡り、緩やかに湾曲する浜名湖大橋を経て舘山寺へ以前、浜名湖は有料道路だらけで料金所に引っかからないように抜け道ばかり走っていたそのころのクセが抜けないのか、つい脇道に逸れてしまう貧乏性だけれどその方が湖に沿って走れることが多くて気持ちいいんだけどね天気が良くて...むかし有料道路だったところを無意識に迂回するロートル単車乗り

  • 2023 年頭所感など

    年が改まって何となく去年のあれやこれやがリセットされたような気になるとそれほど真面目な性分でなくともさー今年はどんな一年にしようかな、と考えたりするボクは性格が悪いので大抵は性格的なことを反省して今年はもうちょっとまともな人になりたいな、なんて考えるああそうか普通はスケジュール的なことを考えるのかでもね、こちとら毎日暇だからその気になればなんだってできるし、どこへでも行かれるそれと予定をたてるのが嫌いだからもともと計画もしないそれに明日生きていられると思ったら大間違い朝、パチンとスイッチが入ったらその日一日をただ生ききるそして夜誰にともなく、おやすみまた明日、と云ってふとんに入るいかに生きて、いかに死すべきかなんて馬鹿云っちゃあいけない巡り来る一日一日のほうが大事だ人類の科学は、こうすればああなる、で組み...2023年頭所感など

  • 春になったらまたくるよ、必ずね

    早いもので今年も終わりですねなーんて、これっぽっちも思ってやしないんだけど何となく口にしてみると人並みに一生懸命生きているような気になれる今年の秋は暖かい日が多くて12月に入っても道路に凍結の気配すらなかったがここへきて一気に季節は冬先週末に降った雪は未だ溶け残り日当たりの悪い場所はツルツルに凍っているでもね風さへ収まれば日差しは暖かく「いけるんじゃないの?」なんて誘惑に負けることになる千万町の集落を抜けるころから路面が怪しくなる路肩には雪が残り路面は黒々として判断が難しい圧雪されてアイスバーンになったところが2か所息を殺してやり過ごすもちろんこの場合息を殺したからと云って何とかなる訳ではない垂直荷重を維持してトルク変動のない駆動を心がけるまあそうすると自然に息が止まるんだけどね国道に出るとさらにヤバいブ...春になったらまたくるよ、必ずね

  • 北風の中 太宰を読む

    弱い寒気が流れ込んで高い空にまっ黒い雲が広がるところどころ晴れ間も見えているし北の風に流される雲の動きもが速いのでまあ大丈夫だろう、とクロ介を連れ出す路面はまだ大丈夫気温はそこそこだけど今日は風が冷たい雲で陽がさえぎられるとすごく寒いおまけにいつもの「涼風」に着くころには時雨れてきた濡れるという程でもないくらいの雨粒だしばらく軒先で待っていたら、すぐに時雨は止んだコーヒーでも淹れて温まろうとストーブに火を入れて沸騰するのを待っていたが今度は北の風がいっそう強く吹きつけた熱いコーヒーを啜りながらスマートフォンを取り出して青空文庫を開く著作権の切れたかつての文豪たちの作品をポツリポツリと読み進めるのが楽しみだ最近は太宰にはまっている勿論、太宰は生涯にわたって何度も読み返した作家だけど社会からドロップアウトした...北風の中太宰を読む

  • 紅葉がすっかり終わったせせらぎ街道を走り抜ける天邪鬼

    いつもこの時期すっかりその美しい紅や黄の葉を振るい落として初冬の気配を見せるせせらぎ街道を走りたくなる天邪鬼にも程があるねとは言え一歩間違うと路面凍結で入れなくなる場所のでタイミングを計るのが案外むつかしいこの日ももう凍結の危険があってダメだろうと諦めいつもの散歩走りに出かけたけど途中の陸橋の上から見た青空にソソノカされ高速上のヒトとなったパタゴニアのフリースベストの上にユニクロのウルトラライトダウンで暑いときどき現れる気温表示も15℃風もないし空には雲ひとつない東海環状道から肩の上まで雪をかぶった峰々のパノラマ御岳、乗鞍、中央アルプス木曽駒、恵那山まで寿命が伸びそうな有難い情景をみせるこのごろは、景色を求め、感動を期待する人が多いが美しい景色とはそもそも出会いだ無償の美しさは見る側の感受性の豊かさを必要...紅葉がすっかり終わったせせらぎ街道を走り抜ける天邪鬼

  • 志摩リンに激しく同意・・・死語か

    ひと雨ごとに気温は確実にひと段階ずつ下がって色づいていた木々も徐々に色褪せ、葉を振るい落としはじめた秋が深まり冬の足音が聞こえてくるこのころオートバイで走りに行ける場所が減っていくのを実感するとはいえクロ介はあの大きなカウル真冬でもグリップヒーターどころか分厚いグローブも無用爪先は、暖かいとまでは言わないけど冷たさは感じない路面さえ凍らなければ冬も悪くない「虫がいない、汗かかない、他のライダーがいなくて静か」「デカいカウルとフラットツインのエンジン熱が気持ちいい」「空気が澄んでいて景色がきれいに見える」「カップヌードルやコーヒーが旨い」まるで志摩リンの冬キャンする理由と一緒だ冷たい空気の中紅葉が終わった閑散とした山道をクロ介の大きなカウルに潜り込んで駆け抜けるときなぜだか胸が躍る北陸道の木之本で降りて紅葉...志摩リンに激しく同意・・・死語か

  • ラリージャパンがいつもの散歩ルートにやってくる

    朝、テレビを付けたら気象予報士の女が「今日は立冬です」と、きやがった「けれど今日の日中は気温が上がるので、冬はまだ座っているでしょう」だとクソ面白くもない事をニコニコしながら云いやがる彼女の予報どおり太陽高度が上がるにつれて気温もどんどん上昇している先週車検から帰ってきたクロ介を引っ張り出して暖機させるチョークをいっぱいに引いて始動させストッパーを締めこんでスロットルを3000rpmくらいに固定する「何を云っているかわからない」だろ?ティクラーをカチカチさせてー、が無いだけマシだがなハーフチョークで走り出す県道への合流点でクラッチを切るとまだストールの気配があるスロットルをやや開けたまま止まり交差道路の安全を確認エンストさせないように長めのミートで合流する今週末いつもの散歩コースはラリージャパンのSSのコ...ラリージャパンがいつもの散歩ルートにやってくる

  • 山はもう紅葉の時期 着るものに気を付けないと死ぬ

    秋が来た山へ行ってその色づきを確かめてきた東海環状道で北上するトンネルを一つ抜けるたびに気温が下がり「サビーーーー(さむいーーーー)」と、震え上がるライディングジャケットの下にスウェットでは無理かでも、もう遅い富加関ICで高速を下り県道58号線でさらに北上する国道41号線に比べて流れが良い抜け道的なルートなのでみんなペースも早い飛騨金山で国道に合流するが、ここまでくると国道も交通量が適度でストレスはない下呂で休憩してたら高山線を新型のHC85がきたボディーの白色が真っ白けで微妙ですなボディーラインも丸すぎだよんーーーイマイチかなその先、飛騨小坂の街で国道を離れいよいよ鈴蘭スカイラインへ向かう鈴蘭峠までは比較的よく整備されているけど濁河温泉方面へと県道441号線を入るとルートは一気に荒れる紅葉もこの辺りまで...山はもう紅葉の時期着るものに気を付けないと死ぬ

  • ゴロワーズブルーのYZR500 C.サロンを思い出す ~ミシュラン ロードクラシック

    ミシュランであるいまでは権威主義的な匂いのするミシュランガイドのミシュランと同じミシュランだタイヤのサイドウォールにきれいにビバンダム君が浮き上がっているこれまでメッツラーの「かたぶつ」さが感覚に合うような気がしていただからラジアルでもバイアスでもメッツラーばかり履いてきたけどここへきて「レーザーテック」廃番の宣告もともと選択肢が少ない旧車なのにしかも一番のお気に入りを選択肢から外さなくてはいけなくなるとは…ミシュランが市販車用に初めてラジアルタイヤ(A59・M59)を出した時当時乗っていたZXR750に履かせたことがあるダンロップの強烈なグリップ感に慣れていたのでしなやかにグリップする感じのミシュランは掴みどころが無くてどうにも信頼できなかった記憶しかないそのあと銀じい(81年式R100RS)にマカダム...ゴロワーズブルーのYZR500C.サロンを思い出す~ミシュランロードクラシック

  • もういい歳なのに毎年こんなにも心奪われるアレ

    彼岸も過ぎて今年も秋がやってきた北寄りの乾いた風に青い空を高い雲が案外な速さで流れていくボクの住む辺りではすっかり稲刈りも終わりはざ掛けされた稲がずらりと並ぶ農業の経験はないけど、「百姓」の記憶があるのかそんな光景を見ているだけで幸せな気持ちになる不思議だなサクラはすっかり葉を落とし柿はたくさんの実を付けてゆっくりと葉を落とすまた冬がやってくる秋はその序章にして、しかもクライマックスだその幕開けを、不意に、しかも確実に伝えるのは「あの」香り山里の集落を駆け抜けるときそれは唐突にくるそして、「!」っと声にならない声を上げるもう何年もこうして走っているのに毎年、不意打ちを喰らったような衝撃だキンモクセイこれ、毎年書いてるんだけどほんとに毎年このキンモクセイの香りだけは特別だねオートバイ乗りの特権とさえ思うクロ...もういい歳なのに毎年こんなにも心奪われるアレ

  • 心配事の92%は実際には起こらない、と云われても

    ヒトと他の生き物の大きな違いのひとつに「意識」がある言葉をもって以後、想念はほとんど言語で認識されるそれが実に厄介で言葉を選ぶことが先んじて、なんだか感情とかけ離れていくのを感じる見たり聞いたりして得られる感覚をいちいち言語化してしまっていることに気付くとイライラするリラックスできないし何かに囚われているようでうんざりしてくる特に疲れていると自分の意識でありながらもういい加減にほっといてくれ、と思うことすらある何か不安や心配事がある時など最悪だ同じ言葉が頭の中をグルグルグルグル堂々巡りするばかりで地の底に吸い込まれるような気分になる「心配事の92%は実際には起こらない」かのナイチンゲールの言葉だでも、すでに「8%は起こるんだな」と思っているあなた!ボクと同類だよ!人間はくだらないこと考える天才だ大学で知覚...心配事の92%は実際には起こらない、と云われても

  • ヘルメットってそりゃ暑いのさ

    気付けば前の記事を上げてから1か月以上経っていたサボっていた訳ではない何度も下書きするが結局まとめられず時間ばかりが過ぎていたオートバイに乗っているときにある感覚についてこれは面白そうだから記事にしてみようとでも、あれこれひねくり回しすぎたようで気持ちを表すことがまだ出来ていないそんなこんなの今週夏らしい湿気と高温の中走っていて今年新調したヘルメットの快適さに感激したアライヘルメットのクラッシックエアー帽体はアライクオリティーでありながら本格的なスモールシルエットエアーの名が示すとおり帽体内の空気に流れを作り熱気を逃がすだけでなくフレッシュエアーの取り込みも充分だエアーインテークのないジェットヘルメットって風圧を受けるとそれが帽体内に圧力をかけるけどこのクラッシクエアーはそれが一切ないしかも他のどんなヘル...ヘルメットってそりゃ暑いのさ

  • いくつになっても毎年夏の暑さを再確認する 「朝霧湖(愛知県新城市)」

    まだ気温は30℃程度だけど湿度が高い天気図で見ると梅雨前線が日本列島の南岸に横たわりしっかりと梅雨だそれにしても経験しないとその本質は理解できないというけど何度経験しても時間が経つとすっかり忘れる冬の寒さがそうさせるのか夏の暑さのイメージが毎年リセットされてしまうのはなぜかそして実際にこの梅雨時湿度の高さには毎年ゲンナリさせられる阿呆人間だ水溜まりでも眺めてのんびり本でも読むかと考えて出かけて行ったけどなかなかどうして梅雨時の空気は手強いさわやかさの欠片もないのだよ三遠南信道の鳳来峡ICの取り付きから県道519号線へ入るこの辺りは地盤が岩盤でできていて急斜面の山と切れ込んだ谷が雰囲気のある景観を作るほどなく右岸と左岸の道路の分岐点に着く右岸はダム提までは行けるがその先で工事通行止め(7/31までの予定)道...いくつになっても毎年夏の暑さを再確認する「朝霧湖(愛知県新城市)」

  • 4040万立方メートルって、これを何に喩えよう

    ダムを下流側から眺めるときその巨大なコンクリート塊の無機質さに感じる厭な感じ高さが100メートルを超えるようなダム提の上から下を覗き込んだ時に感じる恐怖感正直に言えば、ダムには畏怖の念しか湧いてこない豊根ダムは下流側からのアクセスが土砂崩れの影響で今はできないだから、上流側からじわじわとダムにアプローチしていく116.5メートルもあるダム提にいきなり会うことがないのでダム湖特有の違和感がやや少ないかそれにしてもこのみどり湖(豊根ダムのダム湖)ぐるっと回りこんで、変な角度でダムが取り付いてるんだけど左岸側からしかダムへ行かれないから地図見てもらえばわかるけどすごく遠い途中、支流へも迂回してる国道151号線から分岐した時「豊根ダム15km」と表示があったけど正直、そんなに?って感覚だったでもね、きっちり15k...4040万立方メートルって、これを何に喩えよう

  • 叶うのならいくつの頃に戻りたいですか? 「三和湖」愛知県岡崎市

    晴耕雨読ならぬ晴走雨読の日々だというか、意外に朝起きてみると為すべきことが多くてオートバイにのんびり乗ってなどいられないのはなぜか?スカッと晴れて、清々しい空気こんちくしょう、走ってやるくらいの感覚で走り出さないと、仕事もないのに日常に埋もれていってしまう今日は「水溜まり」へいく雨山というプリミティブな名の地区にある雨山ダムだダムはしっかりとした規模があるけどそこにできた「三和湖(みつわこ)」と名付けられた水溜まりはこじんまりとして、箱庭みたいな雰囲気実はとても好きな場所だ久しぶりに来てみたら昨今のブームとやらの影響かスペースへの入口はどこも施錠されて火を焚くな、の一点張りだぐるっと回ってみたけど、どこへも入れないので仕方なくダム下の園地へここだけなぜか開いていた(多分、メンテ作業のためだと思う)サクラの木陰で...叶うのならいくつの頃に戻りたいですか?「三和湖」愛知県岡崎市

  • 生命は動き始め留まることを知らず

    5月の連休が明けて世間は日常に帰って行ったやっと空いた道路へもぞもぞと走り出す真っ青な五月晴れの空水を張った田圃もくもくと日々成長する山の木々DNAレベルで身体が歓喜の声を上げている日常の中で野ウサギにあったことあります?岡崎市の東部丘陵地帯は市街化調整区域だけど都市計画区域ともいわれて主に緑化事業が進められているようは田舎でも、このウサギに出会った小径は近くの藤川緑地につながっているので自然環境保全が進んでいるのかもしれないそれにしてももう初夏だなウツギも花を咲かせ麦の穂もそろそろ色づき始めている結局、いつもの「涼風」サクラの木と柿の木が交互に植えられているいつもの場所葉が十分茂って木陰が出来た気温はちょうどよいけど日差しは案外強い木陰の下に入れてもらうよく見るとサクラの木にはかわいいサクランボが柿の葉の間に...生命は動き始め留まることを知らず

  • 840d vs ロートルBMW

    深くリーンしながらランプウェイを旋回し3速のまま引っ張って新東名本線に合流したミラーで追い越し車線後続のBMWを確認してやり過ごし車線変更してその後ろに張り付いた濃いブルーのBMWバックシャン!完璧なクーペボディの840dだった僕を追い越した時すでに加速していたがその後もどんどん加速していく4速のままフラットツインに鞭を入れて引っ張るが到底追いつけない久しぶりにいいもの拝ませてもらった後で調べたら直6の3リッターディーゼルの8402000rpmで70に迫るトルクをひねり出すドライバーも躊躇なく踏み込む輩のようでフロントを拝みたくてもそれを許してくれない左レーンが開いたので車線変更して横に並んでボディラインを拝見ため息が出るほど美しいBMWの美しさって押し出しが強い度ギツイやつだ品なんてない俺を誰だと思ってやがる...840dvsロートルBMW

  • 聖地巡礼、さよならドライブ

    仕事辞めればいくらでも好きな時にオートバイに乗られると思ってたけど実際はそうでもない全然乗れてないこの間、「涼風」行ったときはまだ桜のつぼみも固くてまだ10日くらい先かな、なんてぼんやり考えてたらあれからもう20日くらい経っちまった桜はすでに葉桜で、山肌は萌黄色に染まっていたこの前日に行ってきた「聖地巡礼」で買ってきた「みのぶ饅頭」塩味が絶妙な素朴な味地べたに座り込んで山の新緑を眺める「聖地巡礼」は実はMAZDA3とのラストドライブでもあったごたごたの日々でほとんど乗ってやれず仕事を辞めてからはほとんど走らせていなかったかわいそうだなと思ってから売却までに時間はかからなかった最後にちょっと遠出したわけださて、ここはどこでしょう?個人的には恵那ちゃんのバイト先のデイリーストアがテンションMAXMAZDA3は黄色い...聖地巡礼、さよならドライブ

  • スウェーデン製のモノ、持ってます?

    日本人は日本製になぜかひどく自信があるようだけれど特に工業製品は日本製がいちばんだと思っている節がある中国製のものを粗悪品だと端から疑わないが1950年代の日本製品は粗悪品の代表格だった時代は繰り返す中国製が粗悪品だという前に安物ばかり捜しまわっている自分に気付けで、今日の話は「スウェーデン製」スウェーデン製といって思い浮かべる物ってたぶん、ボルボしかないと思うでも、ボルボは乗ったことないけどトランギアはかなり愛用している最近ではメスティンでよく見るけど僕にとってはトランギアといえばアルコールバーナー(一般的にはアルコールストーブ)風にものすごく弱かったり、燃焼の調節がむずかしいのでほとんど使ってなかったけど固形燃料的な使い方をするYoutubeを最近よく見るようになってまた、引っ張りだしてきたそして思い切って...スウェーデン製のモノ、持ってます?

  • 中国から来たカブ 愛知県幸田町「不動ヶ池」

    スーパーカブ俗に中華カブと云って忌み嫌われるJA10ボクもこれ買うとき、ちょっと嫌だったけど、テレスコピックフォークは魅力的だったしタイカブも興味あったのでまあまあ気に入っていたでも、もう8年たぶんすごく気に入ってるんだと思うこんなに長く乗ったオートバイは1150RTしかないあれも相当気に入っていた、色も同じ青だったな自慢だけど、カブ、ピカピカにしているよく新車?とか聞かれるくらいキレイ小傷ひとつない今では珍しいスタイリングなのでいろんなところで「これなに?」ってきかれるけど新太洲本田モーターへの生産移管からみっちり説明して差し上げる中国製ですけど何か?初めてチェーン引いたときにチェーンアジャスターがポキッて折れたなタンデムステップの軸がひどくさびるしでも中国製だからじゃないと思うけどね久しぶりにメンテしてやっ...中国から来たカブ愛知県幸田町「不動ヶ池」

    地域タグ:幸田町

  • サクラってちょっと気恥ずかしくて苦手かも 「矢筈池」 愛知県豊根村

    春の嵐が過ぎるととたんにサクラが満開ちょっと出鼻をくじかれたせいか一斉に咲き揃ったでもサクラってというか、ソメイヨシノってキレイすぎてキレイすぎて、眺めてると気恥ずかしさを感じる何もあんなに躊躇なく咲かなくてもよいこれでもかってくらい「見せつけて」くるそもそもサクラなんぞは目の端でチラッと見やるものでたとえばオートバイで走っていたり、汽車で移動したりしてる時「あっ・・・サクラだ」これくらいでよろしい矢作ダムの上流部へ行ってみようと走り出したけれど国道257号線と151号線を間違えるこれ、もう何年も走ってるのに偶にやるどこでリカバリーしようかと考えながら目前のコーナーを手繰り寄せては次々と斬り捨てていくうち気付けばすでに豊根の道の駅茶臼山の裾にも水溜まり、あったなー、と取り付きルートに舵をきるにしてもだなぜか最近...サクラってちょっと気恥ずかしくて苦手かも「矢筈池」愛知県豊根村

    地域タグ:豊根村

  • 湖の春

    目的はないけどインターに近づいたとき不意に高速を走りたくなった久しぶりに5速にギアを入れて4000rpmで巡行する途中、流れをリードするゴルフヴァリアントをかわす時6000rpmを使ったこのデチューンされたフラットツインは迫力に乏しいけどいつでもスマートに涼しげに回る大径化された(といっても38.5mm)フロントフォークとKバイク譲りのドライブユニットとモノサス1日1000kmコンチネンタルツーリングが可能な最高峰の実用車だでも、地図では見分けのつかないようなクネクネの林道様の道が大得意大陸でなく山と海岸線ばかりのこの島国でこのオートバイが人気だったのは実は250のオフローダー並みにストレスなく走らせることが可能だからだろう現に車高を上げたGSは今でもフラットツインの中心的存在であることからもわかるこういう道が...湖の春

    地域タグ:豊田市

  • 今日は山へ踏み込む

    天気がいい日はオートバイを走らせる目的はない純粋にオートバイで走ることを楽しむ風もぬるんで心地よく今日は山へ踏み込む愛知県道35号線で千万町(ぜまんじょ)から切山へ向かう峠の最高点は636m(bymyAppleWatch)夏でもヒンヤリする峠はまだ路面凍結の気配がある路面が真っ黒で水が浮いているでも、本当にもうここくらいだ、ヤバそうなのは涼風の里に乗り付けて「ただいまー」と思わず叫ぶ周囲はまだ冬の面持ちだけど、風はもう早春ののどかさだオートバイを停めて地面を見るとリアタイヤのトレッドパターンを発見クロ介踏んずけた!ものすごく緩いグリスのカタマリはたしてリアタイヤはグリスがべっとり酷い落としモンするもんだな、勘弁してくれよなど悪態付きながら(泣きながら)タイヤのグリスを掃除する湯を沸かしていると涼風の駐車場に続々...今日は山へ踏み込む

  • 誘惑のセットバックブラケット

    今年ほど春の到来を心待ちにしたことは生涯無かったかもしれない昨年の10月にリタイヤしたがいいはやはり寒さへと向かう季節動き出すにはいまいちだ家の片づけをしたり、たまったモノの整理をしたりこのあとの生き様を考えたりしてきたけど結局、子供のころからボクの魂は「さまよう(さすらう)」ことを望んでいた「春になったら」とはやる心を抑えてきたこの週末から一気に季節は動き出したねぽっかり浮かぶ雲もなんだかのどかだ天気がいいので発電所へ行った煙の出がうすい気温が上がったせいなのかなJERAの碧南火力発電所石炭火力発電所としては国内最大世界でも最大級だ二酸化炭素排出量は2664万トン!(2018年実績)石炭燃やして嫌われながら電気自動車の電気作ってます日本ではEVを走らせる電気はその7割を石炭か天然ガスで作ってます二酸化炭素出て...誘惑のセットバックブラケット

  • 水たまり、カップヌードルそしてチェアリング

    なんでもない山奥のなんでもない水たまり灌漑用のダムでできた人造湖だ子供のころから記憶にあるダムなので相当古いやつ灌漑用としては県下最大らしいのだが存在は地味で、まさに単なる水たまりが形容としてはふさわしいかなこないだ寄ってみたら意外にも風が弱かったのですっきり晴れた昼下がり、ふらっと出かけてきたいつものように椅子を出して、湯を沸かしめずらしくカップヌードルすすってみた近くの枝にモズがとまってさえずっていた風も思ったとおり緩くて日差しの暖かさが際立つ外でメシ喰ってるだけなのにこんなモンでも旨いと感じるのはなぜかいや、カップヌードルはいつ喰ってもどこで喰っても旨いということかそのあとコーヒーを淹れてしばらく水たまりを眺めて過ごす外に椅子を持ち出して、のんびり過ごすアウトドアを「チェアリング」というらしい名づけるよう...水たまり、カップヌードルそしてチェアリング

    地域タグ:幸田町

  • ここはいったいどこなのだ

    年頭所感、とか云ってたらもうすでに立春も過ぎた北京オリンピックの開会式はよかったね東洋の中心地である(彼らは世界の中心だと信じてるようだ)民族の誇りを感じた東京オリンピック(あ、2回目のね)の開会式なんていったいどこのローカルで開催しているのか不明な内容だったそもそも単一民族の島国なのに日本人は日本を失くしてしまったどこまで行ったって世界の中心にはならない「2位ではだめなんですか?」と中国人に云われるまあ、2位も無理だ欧米人はこの極東の民族がのさばるのが目障りでしかない20世紀はじめ、資源を持たないことが富国強兵を阻む要因となる日本資源を求めて拡大を続けていたこれ今の中国の状況とそっくりだけれどあの当時は戦争というダイレクトな手段があったそしてあれもダメこれもダメと押し込めサルどもが激怒するのを待っていた結局、...ここはいったいどこなのだ

  • 2022 年頭所感

    暦が変わって2022年になったこの歳まで生きてるとほとんど何の感慨もない若い人には刺激的なこともこの世で起こるほとんどの事はひととおりくぐり抜けてきたこのジジィには、すべてが退屈だあと何年走れるかまあ、それはどうでもいいか年末から年始はとてもサブかった野外放置のわが愛車はタラバガニみたいになっていた雪が積もったり、風がビュービュー吹き付けたりさすがに走りに出る気も失せる日向にパーツを持ち出して加工を始める年末に衝動買いしたハザードキットバッテリーから電源を取って、リレーを介してウィンカーに割り込むだけ配線はあっさり終わっちまって結局、取り付けのために外へ出るカウルの取り付けで、クロ介の配線は把握できているので取り付けもすんなりヘッドライトのフタ閉めるのが一番時間かかったくらいだついでにエンジンオイルの交換だいぶ...2022年頭所感

  • 凍結の山へ踏み込む

    寒いね冬だね積雪して家の周りがキレイだったから写真撮りにうろうろしてた先週、走りに出た時、そこら中で凍結が心配な気配だったのでもうそろそろ終わりかな、なんて考えてたけど風が止んで、日が差すと12月中ならまだ行けるかな、とも思う冬のお約束、充電器縛りクロ介のバッテリーはまだ新しいので元気始動性は最高に良いので冬もまだ心配ないしばらく雨もなかったので、陽さえ昇れば凍結は大丈夫だろうとウキウキしてくるそもそもオートバイ買ったばかりの正月もう40年も前のことだこちらもクルマ買ったばかりの兄貴と佐久間ダムまで行ったことを思い出したすげーサブかったことだけは覚えてるけど凍結とか「大丈夫か?」なんて、これっぽちも考えてなかったな歳喰ったもんだえーい、とばかりに走り出す案外サブくないそりゃあ、あのパーフェクトカウル(正式名称は...凍結の山へ踏み込む

  • 路面凍結の季節

    ボクの庭は愛知県の三河山間部三河高原と呼ばれる愛知高原国定公園にも属した緑地保護地帯だ目を引くような景勝ではないが里山の美しさは素朴で落ち着きがある案外内陸部は冬が厳しくて、オートバイで走るのはちょっと厳しい山の木々もすっかり葉を落とし春に備えて休眠に入った高気圧が日本の上空を通過して次の気圧の谷が近づく時その前日は、風もおさまり穏やかな小春日和になるカラスがカーカーわめくのを聴きながらのったりコーヒーなんかやってるとゆらゆら椅子を揺らしながら眠ってしまいそうになるくらい気持ちがいい涼風の里もクリスマスなのか電飾の準備去年あったかな?どうせ暇だから、夜見に来ようかなでも、ほんとはもうかなり限界に近い山の北側の裾を走る道路は、もう真っ黒路面の水分が凍って、溶けてを繰り返している昼間に凍っていることはないけど、でも...路面凍結の季節

  • ワイルドアットハート エンジンの囁きを聞け

    エンジンである2スト250ccケースリードバルブの感触を知っている人はすでに少ないたまたま購入したホンダNSR250Rは1988年式(1988年に新車で買えば普通に88年式)いわゆる「88」のNSRだった0からの加速はZX-10と遜色なかったし2ストといえばピーキーな特性というのが当たり前だったけどすでに馬力を規制されていたこのころの2ストは下から十分パワーが出ていたその前に乗っていたのがヤマハTZR250ソノートカラーとゴールドのホイールシングルディスクでも強力でコントローラブルなブレーキ「シューーーーー」というブレンボのような音がしたのでヤマンボと呼ばれホイールはそのころメジャーだったマービックのマグネシウムホイールに似ていたのでヤマビックと呼ばれていたまーそれはどうでもいいけど、それほどレーシーだったとい...ワイルドアットハートエンジンの囁きを聞け

  • 自分の人生を取り戻したい、と祈る

    キリをつけて退社しようと思っていた会社がうまい具合に破産からの業務停止で無くなっちまったどうせ退職金なんて出そうもない財務状況だったので1か月分の解雇予告手当をもらえたのはラッキーだった倒産と同じ扱いなのでこの社会は手厚い福祉で失業者を保護してくれるありがたいねーこのまま、失業給付を受けながらドロップアウトしてしまうかもしれないもう正直、人のために働きたくない仕事は自分のためとか仕事は社会参加だとかわかったわかったもういいよ、ボクは十分働いてきたボクの人生ももうこんな景色だ白秋そして、まもなく玄冬たそがれている訳じゃあないけどほんとうにもう勘弁してほしいもうそろそろ自分の人生を取り戻したいこんな風にね寒空の下、ダウンを着込んで、うどん煮て食うんですわおっきい御揚げがうまいんだわそんでもって仕上げはこれですわくー...自分の人生を取り戻したい、と祈る

  • 雑木紅葉がしっくりくるこのごろ

    深まる秋はもうここまで確実に冬の気配がその向こうに広がるモミジってきれいだね何の説明も要らないし好き嫌いという次元の話でもない冷たい空気を切り裂くようにオートバイを走らせ静かな景色の中にオートバイをしばし停めるすっきりとした青空の中目を凝らすと飛行機が一機広い視界をゆっくり右から左へ進んでいくすっかり葉を落とし、鳥たちに実を喰われた柿の木の下コーヒーを飲みながら枯れた枝を眺めていると枝先には来年の春芽吹く新芽がすでにあることに気付く「生命力」とか云ったりするけどそんな大袈裟なもんじゃあない「当たり前」そういうことだ先日掃除してる時にあのシリンダーを守るエンジンガードが目についてなんだか潔くないな、と感じた感じちゃっただから、取っ払ってやったゼ~!ワイルドだろ~カエデの派手な真っ赤も良いけどほんとは雑木の紅葉が好...雑木紅葉がしっくりくるこのごろ

  • また、ここへ帰ってこられた、と感慨にふける

    9時を過ぎて、高速に乗ると思ったとおり流れもスムースで交通量も少なかった今のところ空は快晴東のかなたに中央アルプスまで見えるクロ介、機関快調ほんとうに調子良い小1時間走って、中央道屏風山PAにて小休止クロ介ボクのとこに来てちょうど1年最初はまっ黄色のきーくんだったけどなんだかんだ云いながら、真っ黒クロ介になったゴムパッキンの交換も結構あったけど、オイル漏れもあとは左シリンダーのロッカーアームくらいかそれもまだ大したことないライディングの感も完全に戻ってPAの駐輪場で朝日を浴びるクロ介見て、ちょっと感動してしまった「ボクは帰ってきました」目的地での昼飯を調達して出発中津川で降りて国道19号で南木曽へそこから国道256号に入る3桁のこの国道は木曽と伊那谷を結ぶ主要ルートなのでとても整備状況が良い豪快なワインディング...また、ここへ帰ってこられた、と感慨にふける

  • 風を切っていくわよ

    サイドカーのMattに笑顔の松嶋菜々子さまが云い放つ「風を切って行くわよ」しびれる!Mattの返しも最高だ「切りましょ、切りましょ」もうねワシワシと風を切って走っていきたい!が、フロントタイヤのスリップサインが出てたのでタイヤ交換したメッツラーのレザーテックもうこの手のタイヤの選択肢はほぼなくてブリヂストンか、ミシュランか、このメッツラーしかないしかもどのメーカーも1種類ずつしかし、ボク自身はレザーテックしか履いたことがないラジアルのぶっとい奴はいろいろ試したことあるけどその時、ピレリ、メッツラー系がとても好きだったという理由だけで、他メーカーに食指が動かないだけだただし、今回取り寄せてもらったら、他のサイズがすべて欠品になってたそうで廃版になるかも、という話をされてしまったレザーテック初めて見たのは約40年前...風を切っていくわよ

  • もっちりりんごバター

    もっちりりんごバター写真を見ていてなんだかとても気になった「もっちりりんごバター」セブンで売ってるパンの商品名食べてる時は、というか購入した時もこの商品名を意識してなかった半分ほど食べて、ふと開いた袋を見たらもっちりりんごバター、とあったそして今、写真を整理していてまた、引っかかったもっちりしてたか?ってとこだりんご、もなんだか記憶が曖昧だ旨くなかったわけじゃぁ絶対ないんだけどもっちりりんごバター、は言い過ぎでしょ129円(税込み)だよもっちりりんごバターは無理日向でのんびりするのが気持ちがいい気候だった久しぶりに湯を沸かしてコーヒーを淹れたポットから勢い良く蒸気が吹くのを見てると自然に笑みがこぼれている火を点けて、湯を沸かすこんなことが特別に感じる21世紀の人間てある意味とても変だボクは変な人間になってしまっ...もっちりりんごバター

  • ラビットコースターの森を行く

    週末ははっきりしない変な天気だった雨の前だったのでそれほどサブくもなくまだ、スェット1枚で走りに出られるサクラの落葉は容赦なく進んでもうすっかり枝をむき出す木もあるここで喰う朝パンがなんだかやめられないコンビニパンなんだけどとってもうまく感じる三食パンクリームは必須だよねチョコクリームも最近は当たり前もうひとつなにか、と思ったら粒あんだったうまっ!新しいビデオ編集ソフトを見つけたので編集してみたラビットコースターみたいな、樹々の中を下る小径愛知県道337号線国道重複部分を除くとそれほど距離もない林道様の県道メリハリなくタンタンと走るのがフラットツインの得意技ようつべ、見てねラビットコースターの森を行くーR100を走らせるーまっすぐ伸びた杉の木立の中にクネクネと下る小径子供の頃に遊んだ「ラビットコースター」を思い...ラビットコースターの森を行く

  • 耳から汁がたれたこと、ありますか?

    30年前に耳搔きで鼓膜をぶち破ってからどうも左耳の具合が悪いちょうど1年前耳が聞こえなくなってえー?とか思ってるうちに耳からおさかなの腐った匂いが……あわてて耳のお医者に行ったら黄色ブドウ球菌の感染症でデッカイ膿瘍ができてた1か月ほど医者に通って治ったんだけど先生からは大げさでなく100回くらい「耳、触らないでね」と呪文のように云われたあの腐った匂いの強烈さにさすがに参ってしまって耳、触っちゃダメと耳掻きしまったり耳かゆくなっても、風呂上がりに綿棒でそーっとクリクリするくらいで自分なりに相当注意してたつもりだった「だった」て今言ったということはわかるよね?そう、再発今度は痛みが強くて、聞こえも相当悪いあー、先生に怒られるなー、「触ったでしょ?」てね寝てると黄色い耳汁だらだらと流れてくるで、お医者に行ったさ先生、...耳から汁がたれたこと、ありますか?

  • 季節は移ろうが、いつもの週末

    里ではまだ日中暑い日が続くけど夜はぐっと気温が下がってぐっすり寝られるApplewatchで睡眠を監視してるんだけど何となく睡眠時間が伸びてるから体調にも良いんではないかなスウェットパーカーでちょうどよい少し厚手のコットンパンツ長年履いてきたブーツがいよいよダメなのでゴールドウィンのツーリングブーツ買ってみたでもなんであんなに底がガチガチなのかねブレーキペダル踏んでる感じが全く伝わってこないシフトガードもごっついゴムで引っかかってしゃーないあれダメだシフトガードのゴムはちぎってやったけどあのソールはもうちょっとこなれるまでガマンかあっちこっち県道をつないで走る走るのが楽しい先週壊れたフロントブレーキスイッチモノサスのスイッチは8Φで、取り寄せたら穴にはまらず2本サスのハンドルスイッチがついていたようで、これ6Φ...季節は移ろうが、いつもの週末

  • あっちこっち壊れる

    今履いているメッツラーのレザーテックというロングセラータイヤはこのころのBMWフラットツインの定番タイヤだけど摩耗が進むとちょっと神経質なところがあって空気圧のチェックが欠かせない若いころは自転車の空気入れでギッコンバッタンやってたけどあれ、地味につらくて真夏の走り出す直前のエアーチェックは走る気を削ぐには最高のルーティーンだった贅沢かとも思ったが、マキタの空気入れを買って大正解走りに出る前のエアーチェックは今や必須のルーティーンだよ朝晩はぐっと気温が下がって布団かぶってぐっすり眠れるようになったねでも、土曜の朝は目覚めが早い単に「とし」という噂もあるけどいや、純粋にわくわくしてるだけだ今日はオイルレベルチェックとオイルの補給もしクロ介は絶好調だったそうなるとどうしてもペースが上がるリアブレーキのコントロールも...あっちこっち壊れる

  • あれの幸福感につつまれて

    彼岸花が今年も咲きそろうあれはホントに不思議な花で絶対に季節を外すことがない光の周期で季節を感知しているからなんだけど見事というより他ないまだそんなに空気に冷たさはないんだけど季節は確実に進んでいる彼岸花きれいだねそうなるとそろそろ気になるのが「例のヤツ」じゃない?あれだよ、あれオートバイ乗りがいちばんよく知ってるあれの幸福感「金木犀」金木犀って走ってるとき不意に来るそして、ものすごく幸せな気持ちになる今年も今日感じた金木犀は見てないのにその香りだけがボクとオートバイを包むああーーーーしあわせーーーー気の早い樹々はすでに色づきを始めている紅葉の季節までまだだいぶあるけどベタな言い方だけど一年のうちで今が一番気分が良くない?なんて乙女のようなこと言いながら今日もコンビニパンをムシャムシャするマーガリンはうまうまだ...あれの幸福感につつまれて

  • 雨に打たれてパンツを濡らす

    明日は曇り、という天気予報士の言葉を鵜吞みにして翌朝起きだして外を眺めば、果たして曇り空なんも考えずにクロ介を走らせる先週、移設させたETCアンテナカウルの中ライトブラケットに供締めしてみたステーは会社に落ちていた「maimaiでらっくす」のスマホブラケットちょうどいい今日はこれを試すのがメインテーマ(のはずだった)エラーしても誤魔化しのきく「一般/ETC」のゲートがあるのは新東名の岡崎東IC幸いにも料金所はガラガラ慎重にアプローチしたけど、ゲートはあっさり開いたなーんだ高速に乗るとカウルやシールドにポツポツと雨滴が付く「まあまあ……」なんてやり過ごして走るエンジンも直進性も全く問題ないなんとなく120km/hくらいでトルク感が鈍るけど実はその上にこのエンジンの本領があるクランクのジャイロモーメントを強く感じる...雨に打たれてパンツを濡らす

  • 湿った風に睫毛が濡れる

    ダメかなと思って寝たけど起きてみたら、雨は降っていなかったおまけに路面もすっかり乾いてこれで走りに出なかったらオートバイ乗りじゃぁないなまだ寝静まった山里をギア上げてゆっくり静かに抜けるみんなもちょっと想像してほしい一週間目一杯働いた土曜の朝っぱらオートバイどものくそうるさい排気音で目が覚めたら胸くそ悪くないですか?人家が見えたらスピードを落として「いい人」演じてみてよギアを上げて回転落として静かにゆっくり、だ今日はちょっと涼しかったので「JO」とかいうヘルメットで来たんだけど目元に湿った風があたる気温は低いのにあんまり涼しく感じないのはこの湿気のせいだろう短くて疎らなおっさんの睫毛が乙女のように濡れる……オエこないだ前の日に買ってきてたパン持ってきて食べたらおいしかったので今日もパン持ってきたおっさんのチョイ...湿った風に睫毛が濡れる

  • また強く秋を感じる

    いや、山へ行くとねやっぱり季節が進んでいるのねまだ、里では34℃にも達する最高気温「秋」というにはおこがましいでもオートバイ乗りたちはきっともう秋がそこに近づいてると感じている日陰に入るとその涼しさは間違いなく夏のそれとは異なっているのだから空は高く樹々は来るべき季節を前に実を落とす落葉が始まり木漏れ日が大きくなるがその光にはすでに夏の強烈さはないまた強く秋を感じる

  • 秋は忍び寄る (赤とんぼどもに挑まれる終わりなきチキンレース)

    お盆の間中、雨に降られてオートバイ野郎どもはしなびた菜っ葉みたいになっちまってたのだろうボクぐらいの年季が入るとそれほど気も逸らない雨の日には雨の中をいやなら、のんびりしてれば良いにしても激しくてしつこい雨の日々だったねいつもならお盆のころになると山から下りてきてる赤とんぼども今年はこの雨のせいか、まだ目にしてなかった今週は土曜にようやく晴れ間が見えたのでいつもの散歩コースへクロ介を走らせる山水(やまみず=雨の後、山から湧き出る水をボクの住む山家ではそういう)が道路にあふれ足はビタビタになるけど山影も相まってとても涼しい落ち葉、落ち枝、こけ、土砂、やまみず少し気を遣うコンディションでも、それくらいが集中して走れるオートバイライディングに最も重要なことは過信せず集中することなんてなどうでもいいや、好きに乗れ「涼風...秋は忍び寄る(赤とんぼどもに挑まれる終わりなきチキンレース)

  • いい人はいいね

    タイル張りのモダンな外壁間口が4間ほどもある立派な構え酒屋さんだと思うけど食品も雑貨も扱う所謂「よろずや」だむかしはこのスタイルの「よろずや」が集落に一つはあった元の店が裏手に今も残るがそちらもなかなかどうして立派な佇まいで長い間、このあたりの生活を支えた核店舗だったのだろううちの近所にある「よろずや」と同じ「朝日屋」の屋号ボクの近所の朝日屋さんが親しみをこめて「熊ジィさん」と呼ばれていたとおりこの朝日屋さんもきっと愛称があったんじゃァないかなもう何年も前からシャッターが開かなくなっちまったけどここを通りかかるたびに店の前にオートバイを止めて夏でも冬でもホットの缶コーヒーで一服(夏でもホットの設定があるのよ)店のひさしが無くなってからは勝手に横手のスペースにオートバイを乗り入れて建物でできた日陰でのんびりさせて...いい人はいいね

  • 右足シフトをまのあたりにする

    いつ預けたんだっけか?真っ黄色だったモトコのシートを塗りに出したのは・・・頼みに行ったときに7月の終わりかな・・・そのころに一回様子見に来て、と大将云われたとおりに見に行くと、果たしてまだまっ黄色のままのカウルが壁にぶら下がっとった(三河弁)7月は無理やな。盆かな。いやいや、夏、乗る?はははは、と互いに乾いた笑いでやり過ごすいい店だでも、結局翌週末には連絡が来た、できました、とモノサスの純正シートってかっちりしてて今風だ二本サス時代のシートはふかふかで気持ちよかったかっちりしてる方が確かに疲れが少ないんだけど真四角の断面と相まって案外足つきが厳しいまあ、停まってる時だけしか足付かないからそれはいいんだけど実は足が短いのか、乗ってる時にもステップが遠くて微妙につらいのだよモトコのシートはふかふかで乗り心地が良く着...右足シフトをまのあたりにする

  • わかっているのに、結局ハマることあるよね

    シールの劣化からオイルを吹いたリアサスをヤフオクでまあまあなモノを落としてリプレイスしたリアを落とすと面倒だな、とわかっているのにやっぱり落とした取り付けのことねサスを外す前にリアタイヤの下にちょうど高さのよさそうだった脚立を突っ込んだでも、やっぱり上手くいかなくて地面に落ちたつま先をぐりぐりねじ込んで、グイっとタイヤを上げるお・も・い上も下も締め付けトルク29nmそれほど強くないマフラーを取り付け、リアブレーキロッドを戻していつもの散歩コース(今日は試験路)へ繰り出すヤフオクの情報によればこのサスは、走行32,000kmの車両から社外品への取り付けのため外したものだそうだヘタリ感は全くなく、見かけも良い走り出してすぐにシミーを感じるコーナリングするとひどくてフロントが小刻みに揺れる特に左コーナーがひどいよくは...わかっているのに、結局ハマることあるよね

  • こういうルートが好き、悪いけど

    うまい具合に休みに晴れるしかも梅雨の合間にだよ心掛けが良い、んだろうね自分で自分を褒めたくなるよ前回ちょい見せしたBeelineMOTO標準で付いていたブラケットに皿を付けてここにぴったり嵌まり込んだどこだと思う?ここぴったりだよこいつルートの読み込み以外はオフラインで動くみたいリルートはできないのかなそれとも遅いのかルート外すとぼんやりしてるよまあ、ナビなんてそれくらいでいいルート外す時は、ほぼワザとだからボクは林道みたいな県道を走るのが好きなんだけど愛知県県道33号線はさすがに二桁ナンバーなのでそこまで酷くないけど大好きなルートのひとつ香嵐渓の先をまっすぐ進むと自然に入ってしまう足助川に沿ってどんどん三河高原へ分け入っていく今日は地元の人たちが一斉に除草作業をする日らしくこの先ずっとそこらじゅうで刈払い機き...こういうルートが好き、悪いけど

  • ジジィPSはすでに怪しい

    ふと気になってオイルレベルをチェックしたら果たしてゲージのLowを下回っていたちょっと修理でオートバイを預けてついでにオイル足しといて、と頼んだつもりだったけど忘れられたようだいや、ボクの言い方が悪かったのだろう乗り始めて2600km補充するより交換することにしたフィルターは交換しなかったので丁度2リットル入った今回はカストロール4Tオイルに関しては10人に聞くと10とおりの答えが返ってくるよねうんざりだカストロールのオイルのどこが悪いと、こっちも自己満足な答えだ久しぶりにヘルメットを買ったしかもフルフェースこれも好き嫌いの分かれるところだけどアライの頑なさがとても気になる、むかしからでも、ほんとうにシェルがタイトだよねかぶってしまえばとても快適だけど、あの脱ぎ被りの圧迫感に少し腰が引けるくらいだけど、新しく出...ジジィPSはすでに怪しい

  • 梅雨の晴れ間に山へ行く

    朝早くに高速に乗ってハイスピード走行を楽しむ4000rpmを超えると振動は少し減って縦に軸のあるフラットツインのクランクその慣性力に包まれるこの感覚が独特だ「ぬうわ」位のスピードが一番安定しているけどまだちょっと心配なところもあるので緊張感はあるでもそこはやっぱり流石の走りを見せる青空に躍動感のある雲がたなびくさて、どこまで行こうか国道257号線を北上し三河の山へ分け入る新しく出来た道の駅にめっちゃ気になるやつがいた豊橋鉄道の田口線の清崎あたりなのかなかわいい電車が佇むこの国道257号沿いにはまだ遺構が多く残っていて築堤やトンネル、橋脚なんかがあちこち見られるほんとは電車の中も見られるみたいだけど今はダメなんだって田口の町を過ぎると道路がダイナミックに付け替えられていた設楽ダムの関係かなもうすぐ水に沈んじゃうん...梅雨の晴れ間に山へ行く

  • 走っているだけでしあわせです

    この週末は、奇跡的に良い天気が続いたどこへ行く当てがあるわけではないけど朝になるとオートバイを引っ張り出して「散歩」のルートを考えるちょっとブランクが長すぎたようであんなに詳しかった三河のお山も岐阜のナイスな県道たちも繋がりが曖昧になっちまってまーそういうお年頃でもある訳だけど以前のようにすんなりルートが決まらんのだよ結局、いつものコースを辿ったり通行止めのおかげで久しぶりのルートへ入ってダムへ寄ったり近くの公園で昼寝してみたりかと思えば、恵那辺りの高原へ足を延ばしたり2日で400kmくらい走った身体もすっかりライダーに戻ってきたようで2,3時間走り詰めでもどこも痛みが出ないようになった真っ黒クロ介のベーエムベーはそういうところ上手く出来ている1000ccで60馬力ってところもこのロートルにはぴったりだ絶対に「...走っているだけでしあわせです

  • RS 再び

    去年の9月にこう題して再開したブログいろいろ迷いもあったけど結局、ボクにとって「RS」が必然だった同色のタンクも手に入れてついに黄ー色いR100TRADはクラシカルブラックのR100RSに成りすましたほんとは別の色がいいんだけどオリジナルの手書きラインを残したいのでこのクロ助でいこうと思うガソリン車が走れなくなるまでこのオートバイと一緒に残された時間を走っていきたいRS再び

  • 木漏れ日の林を行く

    雨は夜更けに上がったようだけど路面はようやく乾いたばかりの体でこりゃ山林を抜ける細い道はまだウエットなんだろうな、とちょっとブルーウエットが厭なわけでなく、昨日磨き上げたばかりのエキパイを汚すのが厭なのだ愛知県道437号線は巴川の上流を流れに沿って下っていく杉の林は美しい木漏れ日で溢れる足元のフカフカの地面には種から芽吹いた双葉が陽を受けるでもきっとこのどれもが育つことなく消えていくそんなことどうでもいいんだよ彼らはきっと今受けている木漏れ日の美しさを忘れない途中から県道435号線に入ってさらに流れを広めた巴川を辿り続けるこの辺りは硬い岩盤の川床のためか浅く広く川は流れる里では田植えの準備が進んで田に水が張られ始めたあぜ道を挟んで隣の麦畑では生えそろった穂が五月の風に揺れているオートバイでそんな季節の中を走るし...木漏れ日の林を行く

  • 雨が近い、とカエルが騒ぐ

    短い周期で天気がころころ変わり八せんに入ったと思ったら雨が続く日々だ仕事から帰って晩酌しながら飯を喰らいそのままごろりと横になると開け放った窓から時折強く風が吹き込んで酔いに火照った頬を撫でる遠くを走る汽車のジョイント音が今日はひと際近くに聞こえる子供のころ、お父さんが教えてくれた遠くの音が近くに聞こえると、雨が近いのだとそんな音に耳を澄ましているとケ、ケ、ケ、ケ、と田んぼのカエルたちの声に気付く雨が近いぞケ、ケ、ケのケー雨降り大好きケ、ケ、ケのケー夜なら鳥に喰われることもないせいぜいケロケロ鳴いていろ山はウツギの季節で新緑に白い花が生えるヒトツバタゴは珍しいが近くの道の駅に寄ったらきれいに花を咲かせていたナンジャモンジャの木とも云われたりする以前ちょっと勤めていたゴルフコースの入り口に続く道路に並木があってこ...雨が近い、とカエルが騒ぐ

  • 時を戻そう

    里に住む身としてはサクラはおろか新緑もずんずん進んで、すでに初夏の装いだそれはそれで良いのだけれど今年の春は慌ただしく過ぎていったような気がしてちょっと名残惜しかったオートバイに乗って山へ行くとそこはまだ春「時を戻そう」と松陰寺太勇快晴の空の下桜吹雪も真っ只中思わずほくそ笑んでしまう少し高度を下げると季節はちょいと進んで萌黄色の林時を自在に行き来する不思議な感覚だ秋もいいけど春はやはり生き物にとって格別の季節なんだと感じるとても気持ちいい一日だった家に戻って拭き拭きしてたらオイル漏れ発見ニュートラルスイッチプッシュロッド付け根そしてこのシフトシャフト右のフォークトップもオイルが滲むのでテックで直してもらうことにした時を戻そう

  • イグニッションスイッチの迷宮

    R100TRADの「RS」化の話もともとTRADのイグニッションスイッチはハンドルポストの上のカバーに埋め込まれている作りだだけど、きーくんはセパハン化されていたためタンクの左下、改造車によくある位置に移設されていたRSのカウルの真正面にイグニッションスイッチ用の穴があってここへ移設したいが(カウルを取り付けたせいでタンク下は使い勝手がいまいち)どうもTRADとRSのイグニッションスイッチは微妙に異なっているようでというかTRADのほうはすっぽりとカバーが掛かっていてRSのパネルにはまらないのだいろんな図面やネットで画像を探すが結局分解の方法がわからず輸入屋ビーマーに売っているリプロ品を買うことにした取り付け用のナットは欠品だったが、中古品を分けてもらったさてリプロ品である端子が5つ左から「15」「30」「58...イグニッションスイッチの迷宮

  • 萌黄色に山は霞む

    先週、日没サドンデス状態で放置のホーン移設&ツイン化日曜の早朝から再開走りに出たいし、午後は競馬したいし(桜花賞でソダシが勝つかもだし)ソダシは白毛馬で競走馬でも非常に珍しい存在珍しいだけでなくソダシにはシラユキヒメ一族の悲願がかかるブッちゃん(母のブチコ)の初子というのも贔屓の理由だあっ全く関係ない話だった純正はFIAMMだけどHELLAが2トーンセットで安かったのでこっちにしたまあ、どっちでもよい期待してたけどちょっと低いトーンで、すげーデカい音!ミツバのリレーも入れたので電力的にも問題ないいつもの散歩コースに繰り出す大して上手くもないのにラジアル太タイヤに助けられて中途半端に飛ばす輩が邪魔やつらコーナー侵入でブレーキングしないナイスなオートバイだこっちはコーナリングに儀式が必要フカフカのサスで120のバイ...萌黄色に山は霞む

  • すっかりRS気取りのTRAD

    この角度で見るときーくん(R100TRAD)はもうすっかりモノサス仕様のR100RSだなんだか季節の巡りが狂ったのかと思うような陽気で桜もすっかり満開本当に久しぶりに段戸トンネルを越えた排気量の大きなオートバイばかり乗ってきたせいだと思うけどエストレヤに乗っていた時はちっとも進んでいかなくて1時間くらい乗ると正直うんざりしていたフィーリングは悪くないし高回転のトルク感には個性を感じるけどクルマ並みにちっとも進まない(距離を稼げない)スピードの話でなく、感覚的なミスマッチがあった歳のせいかと思っていたがR100だとやっぱりどんどん先へ進みたくなるボクの感覚とスピード感が一致するのだろうツインサスの時につけていた純正のシングルシートをはめてみたらフェンダーの断面がデカくてロックできなかった実は力任せにロックして外せ...すっかりRS気取りのTRAD

  • サクラはどれもみんな美しい

    新東名で新城まで行って国道へ降りた151号線で飯田まで行ってくる今年は春が早くて、もうすでに春の装いだクルマも少なくてそれなりのペースで距離を稼ぐ豊根の道の駅を過ぎると人の気配はなくなり新野の峠へ向けて大きくワインディングしながら高度を上げるOHVボクサーのコーナリングは少しコツがいるバンキングを始めるまでにスピードをスタビライズさせておくことが大切そこからバンキングしながらコーナーの出口に向けてスロットルを開け続けていくフルバンクに向けてスロットルを開けていく方が安定するだからちょっとアンダー気味に旋回するのを上体をインに加担してスロットルを開け続けると個性が生きる低い回転から大きくスロットルを開けてトラクションをかけるビックボアでもツインプラグ化した効果が出て吹け上りは軽いもちろん速い訳ではないがコーナリン...サクラはどれもみんな美しい

  • ステムのロックナットを締め直す

    ちょっとした段差やギャップを超えるときフロント周りからガタガタ、カタカタそんな音がしだすとステムナットの緩みを疑うR100RSというとウォブルが持病のように云われるけどステムベアリングが正常ならウォブルが出るなんておかしいと思ったほうがいい神戸ライダースクラブの千石さんもいっていたBMWがそんなバイク作るわけがない、とステムのロックナットは36mmと特大サイズのナットだだからオートバイ屋さんでやってもらいなさいと技術書なんかに書いてあるでも、経験上このステムに関しては意見がまちまちでいつも侃々諤々の議論や詰り合いになる部分だだから経験が多いメカニックほどここの締め付けに信念を持っていることが多いでもね、大概「緩い」締め付けが強いとベアリングを痛めるのでギリギリの弱さで締め付けたいようだ国産車だとステムをダブルナ...ステムのロックナットを締め直す

  • スピードへに渇望が消えるとは…

    かつてオートバイの開発目標はモアスピードだったもちろん存在意味もスピード200km/hを超えほどなく300kmさえ手中に収める「どこでそのスピード出すの?」と野暮なことを云う奴もいるエンジンパワーはいうなればオートバイにとって「凄み」だH2Rや隼はまだまだ進化を続けるがSRは息絶えたSRのようなオートバイは先進技術を取り込み延命を図れば図るほどその魅力が薄れていく隼はさらに進化し、一層その凄みに磨きをかけた21世紀を目前にした2000年ボクはカワサキZX12Rを買った3速でもフル加速でフロントが上がってくる強烈なパワーに心が震えたでもその時同時にこれはもう自分のコントロールできるモノじゃあないとすぐに気付いたリアに履く200サイズのラジアルタイヤがボクを守ってくれていたCB750Fの怖ろしく効かないディスクブレ...スピードへに渇望が消えるとは…

  • R100TRAD 「RS」化プロジェクト その3

    その3回目無理やり続けてますが、これが最後かもですほんとにあっさりすべてが順調ですよこの間に黒っぽい純正フロントフェンダーをヤフオクりましたストラトスグレーという珍しい色のやつなんですがクラシカルブラックがなかなか出てこないので(落札した後すぐ出ましたけど)1回見送って、2回目で我慢できずに落としてしまったよーーーく見れば微妙に異なるけど、まーよく似てるねメーターとウインカー、照明の電装は心配したけど一発で点灯今回は現状の問題点と今後の課題1:配線が赤と黒でかっこ悪いせめてきっちり結線してすっきりさせたい2:立派なバーエンドがフルロックでカウルに当たる走ってみたらやっぱりグリップヒーターいらないので純正グリップに戻す3:ホーンがカウルに当たっている移設ですなついでにツインホーン化4:車体色のチグハグ感が半端ない...R100TRAD「RS」化プロジェクトその3

  • R100TRAD 「RS」化プロジェクト その2

    プロジェクトと大見得切った割に案外あっさり進む「RS」化某プロジェクトXなるTVプログラムでは無理とも思える局面を懸命に打ち破る様が感動を呼ぶがやってるこっちもあっさり過ぎて「プロジェクト」の看板を下ろして「顛末記」くらいにしようかしら、と考えるこの頃以前に手に入れたモノサス商品群の取説にR80とR80RTの配線図が付いていて老眼の上に酒が入った状態でグルグル線をたどった結果カウルレス車にはメーター拡張用のコネクターが用意されていることが分かった(図中13のコネクター)バッテリー直結のライン(rt)イグニッションを経由しスイッチに対応するライン(gnsw)ポジションライトから来るパーキング対応のライン(grsw)そしてアースライン(br)実物はライトケース内のこれ(中央の白い4Pの丸いコネクター)全体的にアース...R100TRAD「RS」化プロジェクトその2

  • R100TRAD 「RS」化プロジェクト その1

    R100RSのカウルは市販車初の試みだったので重量と強度の観点からグラスファイバーが素材に選ばれたどこを持ってもほとんどたわまない程の強度があるこんな頼りないステーだけで、あのデカいカウルを支えているカウルが甲殻類並みの強度を持つ「殻」なので最小限のネジで取り付けることができるのじゃないかな話が逸れるけどこのR247くらいまでのBMWモトは日本製のオートバイを見慣れているとうん?と感じる部分が多々あるトップブリッジは鉄板の打ち抜きみたいなやつだしエンジンもたった2本の棒でフレームに固定されているこのカウルステーも実際に取り付けてみるまでほんとにこれだけ?と、ちょっと頼りないくらいのパーツだよライトを落として、その後ろに露出したフレームの浅いネジ穴にM8X12mmの頼りないボルトで頼りないステーを固定する「付くの...R100TRAD「RS」化プロジェクトその1

  • R100TRADの「RS」化プロジェクト スタート

    あれこれ思い悩んでいるうちにすっかり「RS」化の準備はすすんでいたR100RSのカウルレス化やRT化は聞いたことあるけどカウルレスのR100をRS化するなんて聞いたことない果たして可能なのか、やってみないとわからないがせっかくパーツは揃ってきたのでトライしてみることにしたしばらく改造作業ログになりますただしあくまで普通のおっさんが自分のやり方で進めていくのであまり参考にはならないかな特に電装はあやしいかもがんばります出た!御大!イメージを見たくてカウルを仮付けしたうーん……ハチみたいだ……R100TRADの「RS」化プロジェクトスタート

  • カウルを落とす 落札ね

    「RS再び」と題してこのブログを再開したわけだがご存じのとおり予想外の出会いと展開で瞬く間に「黄色いやつ」はボクのところにやってきた実を云えばまだ「RS」への思いは強いしかもツインショックのRSだ結論が出ていて今これを書いているのではなく書きながら自分の気持ちがまとまるかも、という思いで書いている「再び」ではなく三度(みたび)が正しいか最初に手に入れた「RS」は1991年製のモノサスレッドメタリックという珍しいカラーの個体を誰かがクラシックブラックに塗りなおしていた(剥げた個所から赤が見えていた)車検証にメーター交換の記述はなかったから約60000㎞のオドメーター表示は実走行距離だろうオイル漏れは定番個所が2か所その時はすでに1150RTに乗っていたのでフラットツインを知っているつもりだったけどこの「RS」はは...カウルを落とす落札ね

  • 大切なのはいま、それはわかってる

    浜名湖である今年は季節の動きが早くて2月の頭というのに高気圧と低気圧が交互に日本の上を通過していく春は早そうだまだ乗り手の慣らし中だ以前は一日800kmくらい平気だったのに走るモチベーションを長く維持できないすぐ帰りたくなるでも帰ればまたすぐに走りに出たくなるんだけどね止むを得ない転職のためモノサスRSを手放してからちょうど1年ゴールデンウィークのさなかBMWモトラッドディーラーから電話「ツインショックだけど、いる?」そうきたかー、の一言ですでに心は決まり間もなくストラトスシルバーのツインショックRSはやってきたツインショックでも後期型なので持ち味としてはやや薄いものだけど考え抜かれたバランスを感じさせる完成度は独特で「銀ジィ」と呼んで大切にしていた中古車って「出会い」なんだとわかっているただこんなにもすべてを...大切なのはいま、それはわかってる

  • ルートこそが目的地

    以前にも書いたことあるけど内田百閒先生「何にも用事はないけど、汽車に乗って大阪に行ってこようと思う」今でいうところの「乗り鉄」の先生だ目的地まで行っても観光など目もくれず昼間から旅館にしけこんで酒を飲むただし、先生の車窓の描写はとびきりで道中は存分に楽しんでいたのは間違いない汽車に乗って出かけていくことが目的なのだボクの「旅」も目的地など二の次だ最果てという意味で、先端部(主に半島の先端)が目的地だったりあとは作家や絵描きが好きなので彼らの旅路を辿ったりすることもあるとにかく走ることが目的だ「場所」でなく「道」どの道を走るかが、最も重要だナビは全く役に立たない効率と効果をプライオリティとする電子頭脳には人の脳の真似は出来まいそしてオートバイで走りながらその土地にしかない風土を感じ、またそれに思いを馳せるこの地方...ルートこそが目的地

  • 北風小僧の寒太郎に首がもげる

    きーろいやつ(R100TRAD)がうちに来てから間もなく3か月走行は700kmサブいからねそれともう一つ言い訳はきーくんはオートバイ屋の店先で10年も放置されていた油脂類はすべてリフレッシュしてくれた(セルモーターもたまたま逝ってしまったので交換)けどパッキングやブッシュはいつ悲鳴を上げるのか経過観察中だ基本的にはとても快調だとはいえ、パニア付けたりハンドルライザー付けたりウインカーやライトを触ったりちょっと大きめのスクリーンに変えたりで毎週のようにタンク外して作業してきたそれもようやくひと段落今日は朝から今まで触った個所のネジの締め付けをすべてチェック作業中に吹っ飛ばしたヒューズも既定の白(8A)に交換電装の作業をするときバッテリーのマイナス外したほうがいいけどこいつはボディーアースの接点がスピードメーターケ...北風小僧の寒太郎に首がもげる

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