『新版 障害者の経済学』中島隆信 東洋経済新報社 感想 経済学から見た障害者制度の矛盾とこれから
あらすじ・概要 障害のある子どもを育てていた著者は、経済学者として障害者を考える。経済学における差別の考え方や、障害者雇用や制度の矛盾点を描く。障害者の労働はなぜ社会のお荷物人ってしまい、ひとりの労働者として認められていないのか、その背景を描き出す。 障害者雇用やA型、B型の抱える矛盾がしっかり書かれていて面白かったです。 差別や生産性の点では能力のある障害者は健常者と同等の待遇にされるべきですし、働けない人には働く以外の自己実現が提案されるべきですが、実際にはそうなってはいません。行政の無策により、税金を無駄にする状況が続いています。 障害者雇用の存在で能力のある障害者がいつまでも最低賃金の…
2025/02/28 06:43