高校の授業以来、古典を読んだこと無かった私が、黄帝内経を読むことになって、これで続けてこられました。書き出してみると、四回読んでいました。 ①読み下し文をWo…
NHKの番組「ソーイングビー」が好きでよく見ています。週末久しぶりにミシンを出して、みんなが素敵な服を作っていたシーンなどを思い出しながら、作ったのは椅子のカ…
「かあちゃん」(重松清著)この作家さんの本は泣くんだよなあと読んで、やっぱり泣いた。虐(いじ)めや虐待をする側は、しても許してくれる相手に甘えていると思う。の…
未病の考え方を、子供の時から知ってるっていいなと作った絵本「おなかがいたくなるまえに」が完売になりました。ありがとうございました。たくさんの方に読んでもらえて…
「流転の貴妃」(喜咲冬子著)万里の長城の南側から、北側の有力者の嫁に行くお話。情勢と譲れないこだわりで、予想外のことが色々起こるけど、肉包みと月餅が美味しくて…
遅くなりましたが、バレンタインに作りたいと思ってた、イラスト料理家ぼくさんのいちごチョコムースケーキを作りました。きれいな断面(萌え断!)成功、家族で楽しくお…
流行り病に罹りました…最高38.6℃程度でしたが、だいぶしんどくて一週間寝込みました。体感は、インフルエンザの4倍つらかったけど、周りの人たちの優しさにめっち…
わが子たちは、節分の豆(素の煎り豆)が大大大好きで、なんでこの時期にしか食べられないんだ、こんなにおいしいのに、と言いながら、毎年何袋も食べます。私は歳の数ま…
むねやけ症状が長いので、人生初胃カメラ検査を受けました。鼻からは楽だよと聞いてたのですが、目と鼻と口から色々な液体が出て顔がびしょびしょ、次の日は背中が筋肉痛…
改装から16年の治療院、水漏れが見つかり、ずっとお世話になっている大工さんがすぐ来て治してくれました。建築現場で仕事したそうな中学生の話をしたら、男性99.9…
「ぼくが探偵だった夏」(内田康夫著)子供向け浅見光彦シリーズで、彼が小学生の時の話。シリーズ未読で装丁から入りました。作者が文中に出てきてびっくりしたら、ある…
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高校の授業以来、古典を読んだこと無かった私が、黄帝内経を読むことになって、これで続けてこられました。書き出してみると、四回読んでいました。 ①読み下し文をWo…
気のはなし絵本元気 はじめのき ・衛気 まもるき ・宗気 むねのき ・清気 そらのき ・水穀の気 つちのき ・営気 いきるき 東洋医学の絵本陰陽五行 まわるき…
王様は言いました。 「岐伯先生の話では、癰と疽があったがこれらは何によって違うのだ?」 岐伯は言いました。 「癰と疽の違いは、見て分かります。疽の出来物の上の…
岐伯は続けて言いました。 「脛にできる出来物を、『兎齧』といいます。兎に齧られたように赤く、骨まで至るので急いで治さなければいけません。治せなければ人の命に関…
岐伯は続けて言いました。 「大腿部にできる出来物を、『股脛疽』といいます。見た目の変化はそうひどくはないのに、内部で膿が骨まで行きます。急いで治さないと三十日…
岐伯は続けて言いました。 「胸部にできる出来物を、『井疽』といいます。大豆のような形で、出来てすぐ三、四日目で早く治さないと、下りて、お腹に入ってしまうので、…
王様は言いました。 「出来物について、形や状態、治療でしてはいけないこと、治るか治らないか、治らないなら死ぬ日数、病名について聞かせてくれたまえ。」 岐伯は言…
岐伯は言いました。 「王様がおっしゃるとおり、人の経脈はいつも流れていて止まりません。それは、天だけでなく、地の法則とも合っています。まず、それをお話させてく…
王様は言いました。 「これまでに私は、いろんなことを聞いた。 食べ物が胃腸に入ると、消化されて気が取り出される。上焦から出た衛気は、肌肉を温め、骨と関節を養い…
いよいよ、最後の篇になりました。本当にここまで来れるとは、思ってなかったけど、亀の歩みでも、ちょっとずつを何年も続けたら、こんなとこまで来れるんだなあとびっく…
王様は言いました。 「よくわかったぞ、ありがとう。ちなみに、これらのいろんな病変や症状を治すには、どうするのだ?」 岐伯は言いました。 「必ず先に、病人の、体…
王様は言いました。 「いつもよく寝て、睡眠時間が長い人は、何が原因だ?」 岐伯は言いました。 「そういう人は、腸胃が大きく、皮膚が渋で、肌肉の間が通りにくいタ…
王様は言いました。 「病になった人が眠れないというのは、何が原因だ?」 岐伯は言いました。 「人が寝るしくみは、体をめぐっている衛気が、昼は体表の陽を行き、夜…
王様は言いました。 「では、高い所で目がくらんだ時は、どうすればいいのだ?」 岐伯は言いました。 「心は良いと思っているのに、神気が嫌がっているのは、同時に反…
王様は言いました。 「どういうことだ?」 岐伯は言いました。 「目というのは、五臓六腑みんなの精気が上って注ぎ入ることによって、視える力となりますので、精の集…
王様は言いました。 「私は以前、とても高い台に上った時に、階段の途中で振り返ると、目がくらんでしまい、そこから立てなくなって、腹ばいになったまま階段を進んだの…
このおはなしは黄帝内経霊枢より第八十「大惑論」をもとにしています。国の大切な儀式が行われる時、王様は一番大切な役目を担います。場面によっては、一人で高い所に登…
王様は言いました。 「岐伯の話によると、衛気は風府穴を通るたびに腠理に行って、邪気とぶつかって発作が起こるというので、発作が起こる時には、風府穴から邪気が入っ…
王様は岐伯を呼びました。 「王様、何かご用ですか?」 王様は、聞きたいことは後回しで、今読んでいる本について聞きました。 「岐伯、経の本には、夏に暑さに傷つけ…
王様は言いました。 「なるほど、では、急に死んだり、急病になるのはどうしてだ?」 少師は言いました。 「『三虚』の場合、人の死は病からあっという間です。『三實…
王様は言いました。 「さすが、岐伯は私が知りたいことをすぐに教えてくれて、素晴らしい先生だ。 今、話してくれたような病では、どの場合も、病になる理由に自分で気…
王様は岐伯に言いました。 「岐伯は私の先生であり、これまでに、いろんな話をしてくれた。先生からは、賊(そこ)なう風や邪(よこしま)な気が人を傷つけ、人を病にす…
このおはなしは黄帝内経霊枢より第五十八「賊風」をもとにしています。 素問・霊枢をここまで読んできて、まだ、病が「うつる」という表現はありません。外から生じる病…
岐伯は続けて言いました。 「腸覃は、寒邪の気が、腸の外側に居座っているため、やってきた衛気とぶつかり合い、通れなくなった気が、蔓でぶら下がるように内側にくっつ…
王様は言いました。 「水脹、膚脹、鼓脹、石瘕、石水は、それぞれ、どのような病なのだ?」岐伯は言いました。 「水脹は、病の始まりには、寝起きの時のように、瞼の上…
このおはなしは、黄帝内経霊枢より第五十七「水脹」をもとにしています。ある日、王様は、お腹の大きな人を見ました。妊娠しているのかな?と思ったら、男の人でした。 …
王様は言いました。 「どんな食べ物が、どの味なのかを聞きたいぞ。」 伯高は言いました。 「はい、お話いたしましょう。 これが、五つの味の食べ物です。 このこ…
王様は言いました。 「おや?食べ物には五つの味があって、それぞれ分かれて、別々の臓に入ると聞いたぞ?だから、五つに分かれるのではないのか?」 伯高は言いました…
伯高の説得で、王様はごはんを食べ始めました。心配していた召使いたちも、ほっとしています。 伯高は言いました。 「これで王様の体の中に天地の精気が入りました。王…
王様は言いました。 「鍼を刺すべきでないのはどのようなのだ?」 伯高は言いました。 「刺法には、『熇熇の熱を刺すことなかれ』『漉漉の汗を刺すことなかれ』『渾渾…
王様は、伯高と話しています。伯高は経脈学者であり、(霊枢6)これまでには、骨度法(霊枢14)や六腑の解剖(霊枢31)についてくわしく話してくれました。 王様は…
このおはなしは黄帝内経霊枢より第五十五「逆順」をもとにしています。 医学書『黄帝内経』は紀元前200年ごろから編纂とされています。 兵法書『孫子』は、それより…
王様は言いました。 「寿命まで生きて死ぬまでの百年間、人の体はどのように変わっていくのだろうか。気の盛衰の様子などについて、聞かせてくれたまえ。」 岐伯は言い…
王様は言いました。「生まれてきた赤ちゃんには、百歳の寿命を最後まで生きられることを願うが、実際には、人が生きる年数はそれぞれ違っていて、同じではない。長生きす…
王様の友達に、赤ちゃんが生まれました。会いに行った赤ちゃんは、とても小さいのに、しっかりと、人の体が出来上がっていました。王様は言いました。 「赤ちゃんは、生…
このおはなしは、黄帝内経霊枢より第五十四「天年」をもとにしています。以前、私は「陰陽五行まわるき」という絵本を作りました。当時4歳だった子供に、「死とはなにか…
王様が聞きました。 「先日に聞いた話の続きも聞きたいぞ。(霊枢50) 同時に邪気に傷れて、同時に病になったのに、治りやすい人と、治りにくい人がいるのはどうして…
少兪が言いました。 「王様のおっしゃるとおり、痛みに耐えられるかどうかは、体を見て分かります。 骨が強く、筋が弱く、肉が軟らかく、皮が厚い人は、よく痛みに耐え…
今日、王様が話している相手は、少兪先生です。 「ある友達は、鍼を刺す治療を受けにいったら、とても痛くてつらかったと言っていた。他の人は痛がらずに受けていたので…