言わずと知れた、日本ホラー映画会の金字塔、 鈴木光司原作「リング」。 公開は、1998年1月31日。 監督は、中田 秀夫さんです。 ん? 1998年? もうすぐ祝20周年!!じゃないですか!! そんな長い年月を経ても、全く色褪せることの無い マイ・ベスト・フェイバリット⭐︎ムービーでございます。 みなさんストーリーも、出てくるもの(霊)も どんな呪いかも存知だと思うので、 簡潔にご説明させていただきます。 呪いのビデオと、それに翻弄され、 足掻く主人公たちの物語でございます。 ・・・簡単。m(_ _)m 好きなところをツラツラ書かせていただきますと、 まず何と言っても 「貞子が好きです!」 身…
「がんぐしゅうりしゃ」と読みます。 小林泰三さん作のこちらの小説は、 1995年、第2回日本ホラー小説大賞「短編賞」を 受賞しております。 うふふ。 「角川ホラー文庫」です。 私がこの作品を手に取ったのは、 高校生の夏。 とても暑い夏に、偶然近所の本屋で出会いました。 いやぁ、いい出会いでした。 うんうん。 というのも、 この小説のサビの部分。 ホラーMaxシーンが夏なんですね。 うだるような暑さ。 セミがミンミン鳴いて、 汗がベタベタと体中にまとわりつく夏の午後。 1人の少女が、ぐったりと動かなくなった弟を背負い ある場所を目指します。 「玩具修理者」と呼ばれる人の元へ・・・。 一体なぜ、彼…
2ちゃんねるをフラッと漂って 生の怖い話を読むのも好きです◎ 雰囲気が好きな話のレビューを1つ。 「猿夢」 定番中の定番ですね。 2ちゃんのオカ板出身であると言われるこの話は なんだかとても味のある一作です。 悪夢の体験談のお話なのですが なんだかとても文学的。 なんというか、近古典? 夢野久作や江戸川乱歩に、少し手直しをしていただければ 立派な(!?)文学ホラーになり得るのでは無いかと 私は思うのです。 うんうん。 あ、漫画バージョンは丸尾末広さんでm(_ _)m そう思わせるのは、 シーンの設定や、レトロ感(お猿の電車が出てきます。)、 目に見えない支配者、正体不明の同乗者、小人・・・など…
私が御茶漬海苔さんの作品と出会ったのは、 小学校二年生の頃。 「惨劇館」という一話完結タイプの短編漫画が 「ハロウィン少女コミック」に掲載されているのを読み 小学二年生の私、大衝撃を受けました・・・ すごく独特なタッチで、 質感でいうとガサガサとした、 空気感でいうと殺伐とした 雰囲気をまとったイラストで ためらう事なくスプラッター ザックザックいきます。 ただ、先に述べたように、 なんだか乾いた雰囲気をまとっているイラストなので すごく不思議な世界なんですよね。 また、スプラッターだけではなく 「ブツブツ」「虫系」「感染」「エログロ系」と 考え付く限りのキモ〜〜・・・を描いて下さっております…
伊藤潤二さんといえば、 「富江」シリーズ!ですね。 第1回楳図かずお賞で、佳作に入選された作品です。 そしてここからデヴュー。 伊藤潤二作品の突出するところは 何と言っても、 「怪奇の奇抜さ」と「線の美しさ」です!! スクリーントーンや写植に頼らない 頼り甲斐のあるフォルム。 美しい少年少女の表情。 何でしょうね、ビアズリーや米倉斉加年大好きな方なら 必ず食いつくと、私は思う。うん。 これはもう胸を張って絶叫できます。 「伊藤潤二作品の突出するところは〜〜〜!! 線の美しさと〜怪奇の奇抜さ〜〜!!」 伊藤潤二さんやファンの方に嫌われたく無いので 愛はここまでにします。 私が初めて出会った作品は…
今回はコミックです。 「不安の種」というタイトル通り、 何やら胸をザワつかせてくれる ありそうでなかったタイプの「魅せるホラー」です。 「ありそうでなかった」というのは、 ジャンル分けが、なんてつけたらいいのかな?という感じ。 都市伝説のようで、耳袋的なようで、怪談タイプのようで・・・ 日常の「もしかしたら・・・」という不安を弄られるような そんな気持ちにさせてくれるタイプのホラーです。 そして「魅せる」というのは。 このコミックの見所は、何と言っても クリーチャー的な「怖いものたち」!! ビックリするくらい突いてきます。 「げげっ!!!!キモ!!!」 あ、これは褒め言葉ですm(_ _)m い…
今回の作品は 「牛家」。 第21回日本ホラー小説大賞の佳作に輝いた作品です。 本の帯にはこう記載されています。 「宮部みゆき氏驚愕。これは問題作です。」 ・・・そそりますよねw そしてこう続きます。 「不条理に満ちたゴミ屋敷の恐怖・・・ 一読忘れがたい!」 はい!読みましょう!! 一気に読み終えた感想は、 「確かに一読忘れがたい!」 主人公は、事件現場やゴミ屋敷など、ちょっと特殊な現場を清掃する 特殊清掃員。 物語は、一軒のゴミ屋敷に遭遇する場面からはじまります。 ゴミ屋敷の中。 わずかにうごめく1つの肉塊。 茶色い「なにか」をゆっくりと咀嚼しているこの塊は、 人なのか? 男なのか女なのか? …
記念すべき最初の作品は、私の大のお気に入り 「残穢」 第26回山本周五郎賞を受賞したこの作品。 私が今まで手にしたホラー小説とは、テクニックも怖さも 一線を置くものでした。 まず、語り手の不明です。 「わたし」と称する名前も明らかにされない主人公(語り手)が、 実は作者の小野不由美さんではなかろうか?と推測できる書き出し。 読み進むにつれて「やっぱり!やっぱりそうだよ!!うんうん。」 と、読み手が勝手に主人公を現実の人とリンクしてしまい、 「じゃ、じゃぁ、この話って実話じゃ・・・。」 と思ってしまう臨場感、レポ感の濃さ。 これは、すごいですよ。 ど⭐︎素人の私が「うまいなぁ〜。」と唸るくらいだ…
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