忘れ得ぬ作品・13~『誓いの休暇』

忘れ得ぬ作品・13~『誓いの休暇』

『誓いの休暇』(グリゴリー・チュフライ監督、1959年)を再度観た。若い兵士アリョーシャは戦場で思わぬ武勲を立て、特別に6日間の休暇を与えられる。往復だけで4日かかる故郷の母のもとへ向かうアリョーシャだったが、お人よしの彼は道中で人助けのために貴重な時間を費やしてしまう。ようやく貨物列車に乗り込んだアリョーシャは、そこでシューラという少女に出会う。2人は惹かれ合い、束の間の幸せな時間を過ごすが・・・(映画.comより)町に通じ、誰もが通るこの道からアリョーシャはもう戻って来ない。そんな出だしからアリョーシャのことの回想が始まる。通信兵のアリョーシャは、戦場で、九死に一生を得る思いで、敵の戦車を2両、対戦車銃で撃破する。そして、その勲功により、自分の希望した故郷の母の元へ帰る休暇を認められる。道中、見知らぬ...忘れ得ぬ作品・13~『誓いの休暇』