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ポケットの中で映画を温めて https://blog.goo.ne.jp/yasutu_1949

今までに観た映画などを振り返ったり、最近の映画の感想や、本その他も綴っていきます。

ツカヤス
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2015/07/04

ツカヤスさんの人気ランキング

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  • 『オッペンハイマー』を観て

    『オッペンハイマー』を観て

    『オッペンハイマー』(クリストファー・ノーラン監督、2023年)を観てきた。1926年、ハーバード大学を最優秀の成績で卒業したオッペンハイマーは、イギリスのケンブリッジ大学に留学するが、そこでの環境や実験物理学に嫌気が差して、ドイツのゲッティンゲン大学に留学する。留学先で出会ったニールス・ボーアやヴェルナー・ハイゼンベルクの影響から理論物理学の道を歩み始める。1929年に博士号を取得した彼はアメリカに戻り、若く優秀な科学者としてカリフォルニア大学バークレー校で教鞭を取っていた。オッペンハイマーは自身の研究や活動を通して核分裂を応用した原子爆弾実現の可能性を感じており、1938年にはナチス・ドイツで核分裂が発見されるなど原爆開発は時間の問題と考えていた。第二次世界大戦が中盤に差し掛かった1942年10月、オ...『オッペンハイマー』を観て

  • 『青春ジャック 止められるか、俺たちを2』を観て

    『青春ジャック 止められるか、俺たちを2』を観て

    『青春ジャック止められるか、俺たちを2』(井上淳一監督、2023年)を観てきた。1980年代。時代も人も変わった。シラケ世代と言われ、熱くなることがカッコ悪いと思われていた時代。ビデオが普及し始め、映画館から人々の足が遠のき始めた時代。それに逆行するように、若松孝二は名古屋にミニシアターを作る。その名はシネマスコーレ。ラテン語で「映画の学校」。支配人に抜擢されたのは、結婚を機に東京の文芸坐を辞め、「これからはビデオの時代」と地元名古屋でビデオカメラのセールスマンをやっていた木全純治だった。木全は若松に振り回されながらも、持ち前の明るさで経済的危機を乗り越えていく。そこに吸い寄せられる若者たち。まだ女性監督のほとんどいなかった時代。金本法子は「自分には撮りたいものなんか何もない」と言いながら、映画から離れら...『青春ジャック止められるか、俺たちを2』を観て

  • 『哀れなるものたち』を観て

    『哀れなるものたち』を観て

    『哀れなるものたち』(ヨルゴス・ランティモス監督、2023年)を観てきた。不幸な若い女性ベラは自ら命を絶つが、風変わりな天才外科医ゴッドウィン・バクスターによって自らの胎児の脳を移植され、奇跡的に蘇生する。「世界を自分の目で見たい」という強い欲望にかられた彼女は、放蕩者の弁護士ダンカンに誘われて大陸横断の旅に出る。大人の体を持ちながら新生児の目線で世界を見つめるベラは時代の偏見から解放され、平等や自由を知り、驚くべき成長を遂げていく・・・(映画.comより)奇想天外なお話。だって、河に投身自殺した女性ベラを「フランケンシュタイン」と同じようにゴッド(ゴッドウィン)は蘇生させたんだから。その方法は、死んでいるベラの脳と生きていた自分の胎児の脳を入れ替えるやり方。ゴッドの実験研究は、弟子マックスに記録させてベ...『哀れなるものたち』を観て

  • 『ゴジラ-1.0』を観て

    『ゴジラ-1.0』を観て

    やっと、『ゴジラ-1.0』(山崎貴監督、2023年)を観てきた。戦後の日本。戦争によってすべてを失い、文字通り「無(ゼロ)」になったこの国に、追い打ちをかけるように突如ゴジラが出現し、その圧倒的な力で日本を「負(マイナス)」へと叩き落とす。戦争から生きて帰ってきたが、両親を失い孤独の身になった青年・敷島は、焼け野原となった東京で、赤ん坊を抱えた若い女性・典子と運命的な出会いを果たす。彼ら戦争を生き延びた名もなき人々が、ゴジラに対して生きて抗う術を探っていく・・・(映画.comより)評判がいいから今でも上映しているこの作品、遅ればせながら観てきた。前提として、“ゴジラ”だから当然ワクワク感の期待があった。しかし、正直言って評判ほどの素晴しさは感じられなかった。なぜだろう。まず、出演者の演技過多、感情表現過多...『ゴジラ-1.0』を観て

  • 『落下の解剖学』を観て

    『落下の解剖学』を観て

    『落下の解剖学』(ジュスティーヌ・トリエ監督、2023年)を観てきた。人里離れた雪山の山荘で、男が転落死した。はじめは事故と思われたが、次第にベストセラー作家である妻サンドラに殺人容疑が向けられる。現場に居合わせたのは、視覚障がいのある11歳の息子だけ。証人や検事により、夫婦の秘密や嘘が暴露され、登場人物の数だけ<真実>が現れるが──。(公式サイトより)死亡した男性の不審死は、事故か、自殺か、他殺か、その真相を求めての法廷劇。そこで暴かれるのは、仲睦まじそうにみえた夫婦仲の間柄。考えてみれば、多少似たような夫婦間は世間では有りそうなことである。それが裁判にかかるとプライベートな事実を容赦なく剥き出しにされる。この作品を観て思うのは、物証のない裁判はいかに陪審員を説得させるかに係ってくるかということ。ここで...『落下の解剖学』を観て

  • 『瞳をとじて』を観て

    『瞳をとじて』を観て

    『瞳をとじて』(ビクトル・エリセ監督、2023年)を観てきた。映画「別れのまなざし」の撮影中に主演俳優フリオ・アレナスが失踪した。当時、警察は近くの崖に靴が揃えられていたことから投身自殺だと断定するも、結局遺体は上がってこなかった。それから22年、元映画監督でありフリオの親友でもあったミゲルはかつての人気俳優失踪事件の謎を追うTV番組から証言者として出演依頼を受ける。取材協力するミゲルだったが次第にフリオと過ごした青春時代を、そして自らの半生を追想していく。そして番組終了後、一通の思わぬ情報が寄せられた。「海辺の施設でフリオによく似た男を知っている」・・・(公式サイトより)ミゲルとフリオは若い頃、海軍の兵役仲間であり、当時ミゲルが治安紊乱罪で逮捕されると、無関係だったフリオも同居していたために連行された。...『瞳をとじて』を観て

  • 『夜明けのすべて』を観て

    『夜明けのすべて』を観て

    『夜明けのすべて』(三宅唱監督、2024年)を観てきた。PMS(月経前症候群)のせいで月に1度イライラを抑えられなくなる藤沢さんは、会社の同僚・山添くんのある行動がきっかけで怒りを爆発させてしまう。転職してきたばかりなのにやる気がなさそうに見える山添くんだったが、そんな彼もまた、パニック障害を抱え生きがいも気力も失っていた。職場の人たちの理解に支えられながら過ごす中で、藤沢さんと山添くんの間には、恋人でも友達でもない同志のような特別な感情が芽生えはじめる。やがて2人は、自分の症状は改善されなくても相手を助けることはできるのではないかと考えるようになり・・・(映画.comより)PMSのためにイライラし怒りを爆発させる藤沢さんは前の職場でも居づらくなり、今では顕微鏡や天体望遠鏡を製造販売している家内工業的な会...『夜明けのすべて』を観て

  • 『カラオケ行こ!』を観て

    『カラオケ行こ!』を観て

    『カラオケ行こ!』(山下敦弘監督、2024年)を観てきた。中学校で合唱部の部長を務める岡聡実は、ある日突然、見知らぬヤクザの成田狂児からカラオケに誘われる。戸惑う聡実に、狂児は歌のレッスンをしてほしいと依頼。組長が主催するカラオケ大会で最下位になった者に待ち受ける恐怖の罰ゲームを免れるため、どうしても歌がうまくならなければならないのだという。狂児の勝負曲は、XJAPANの「紅」。嫌々ながらも歌唱指導を引き受ける羽目になった聡実は、カラオケを通じて少しずつ狂児と親しくなっていくが・・・(映画.comより)中3の合唱部の男の子とヤクザの組み合わせ。それも、歌がうまくなりたいためにヤクザの方が、男の子に下手に出て先生として丁寧に扱う。一般的に言えば、現実的にマァあり得ない交流の仕方なので、突飛過ぎてくだらないと...『カラオケ行こ!』を観て

  • 『ビヨンド・ユートピア 脱北』を観て

    『ビヨンド・ユートピア 脱北』を観て

    『ビヨンド・ユートピア脱北』(マドレーヌ・ギャヴィン監督、2023年)を観てきた。韓国で脱北者を支援するキム・ソンウン牧師の携帯電話には、日々何件もの連絡が入る。これまでに1000人以上の脱北者を手助けしてきた彼が直面する緊急のミッションは、北朝鮮から中国へ渡り、山間部で路頭に迷うロ一家の脱北だ。幼い子ども2人と80代の老婆を含めた5人もの人たちを一度に脱北させることはとてつもない危険と困難を伴う。キム牧師の指揮の下、各地に身を潜める50人ものブローカーが連携し、中国、ベトナム、ラオス、タイを経由して亡命先の韓国を目指す決死の脱出作戦が行われる・・・(公式サイトより)凄い作品を、時間を忘れ一気に観させられたと言うのが率直な感想である。ドキュメンタリーとして映し出される緊迫した同時間的な流れ。観ている方も必...『ビヨンド・ユートピア脱北』を観て

  • 『コット、はじまりの夏』を観て

    『コット、はじまりの夏』を観て

    『コット、はじまりの夏』(コルム・バレード監督、2022年)を観てきた。1981年、アイルランドの田舎町。大家族の中でひとり静かに暮らす9歳の少女コットは、赤ちゃんが生まれるまでの夏休みを遠い親戚夫婦のキンセラ家のもとで過ごすことに。寡黙なコットを優しく迎え入れるアイリンに髪を梳かしてもらったり、口下手で不器用ながら妻アイリンを気遣うショーンと子牛の世話を手伝ったり、2人の温かな愛情をたっぷりと受け、一つひとつの生活を丁寧に過ごしていくうち、はじめは戸惑っていたコットの心境にも変化が訪れる。緑豊かな農場での暮らしに、今まで経験したことのなかった生きる喜びに包まれ、自分の居場所を見出すコット。いつしか本当の家族のようにかけがえのない時間を3人で重ねていく・・・(公式サイトより)大家族とは言わないまでも、姉弟...『コット、はじまりの夏』を観て

  • アキ・カウリスマキ・6~『マッチ工場の少女』

    アキ・カウリスマキ・6~『マッチ工場の少女』

    『マッチ工場の少女』(アキ・カウリスマキ監督、1990年)を再度観た。ヘルシンキの場末。イリスは、母と義父の三人で暮らす冴えない年頃の女性。マッチ工場に勤めているが、親は彼女の収入をあてにして働かず、家事までさせる始末。たまに化粧をしディスコに行ってみたりもするが、誰からも声をかけて貰えない。給料日、イリスはショーウィンドーで見かけた派手なドレスを衝動買いする。親に咎められ返品を命じられるが、かまわずドレスを着てディスコに行くと、アールネという男に声をかけられる。一流企業に勤める彼の豪華なアパートで一夜を共にする二人。アールネに惚れ、さらなるデートを取り付けようとするイリス。自宅へ招き両親にまで会わせるが、あの夜のことは遊びだったとアールネは告げる。後日、妊娠していたことを知ったイリスは、一緒に子供を育て...アキ・カウリスマキ・6~『マッチ工場の少女』

  • アキ・カウリスマキ監督作品

    アキ・カウリスマキ監督作品

    1.『希望のかなた』を観て2.アキ・カウリスマキの『枯れ葉』を観て3.アキ・カウリスマキ・1~『コントラクト・キラー』4.アキ・カウリスマキ・2~『白い花びら』5.アキ・カウリスマキ・3~『ハムレット・ゴーズ・ビジネス』6.アキ・カウリスマキ・4~『真夜中の虹』7.アキ・カウリスマキ・5~『パラダイスの夕暮れ』アキ・カウリスマキ監督作品

  • アキ・カウリスマキの『枯れ葉』を観て

    アキ・カウリスマキの『枯れ葉』を観て

    『希望のかなた』(2017年)を最後に映画監督の引退宣言したアキ・カウリスマキだったので、次の作品はもうないと思っていたら、『枯れ葉』(アキ・カウリスマキ監督、2023年)が今、上映中と知り慌てて観てきた。北欧の街ヘルシンキ。アンサは理不尽な理由で仕事を失い、ホラッパは酒に溺れながらも、どうにか工事現場で働いている。ある夜、カラオケバーで出会った2人は、互いの名前も知らぬまま惹かれ合う。だが、不運な偶然と現実の過酷さが、彼らをささやかな幸福から遠ざける。果たして2人は、無事に再会を果たし、想いを通い合わせることができるのか・・・(MOVIEWALKERPRESSより)アンサはひとり住むアパートで、働いているスーパーマーケットからこっそり持ち帰った消費期限切れの惣菜で食事をする生活を送っている。片や、金属工...アキ・カウリスマキの『枯れ葉』を観て

  • 『PERFECT DAYS』を観て

    『PERFECT DAYS』を観て

    『PERFECTDAYS』(ヴィム・ヴェンダース監督、2023年)を観てきた。東京スカイツリーが近い古びたアパートで独り暮らしをする、中年の寡黙な清掃作業員・平山は、一見、判で押したような日々を送っている。毎朝薄暗いうちに起き、台所で顔を洗い、ワゴン車を運転して仕事場へ向かう。行き先は渋谷区内にある公衆トイレ。それらを次々と回り、隅々まで手際よく磨き上げてゆく。一緒に働く若い清掃員・タカシはどうせすぐ汚れるのだからと作業は適当にこなし、通っているガールズ・バーのアヤと深い仲になりたいが金がないとぼやいてばかりいる。平山は意に介さず、ただ一心に自分の持ち場を磨き上げる。作業をつづけていても、誰からも見て見ぬふりをされるような仕事。しかし平山はそれも気にせず、仕事をつづける・・・(Wikipediaより一部抜...『PERFECTDAYS』を観て

  • 『フィリピンパブ嬢の社会学』を観て

    『フィリピンパブ嬢の社会学』を観て

    来年2月から封切られる『フィリピンパブ嬢の社会学』(白羽弥仁監督、2023年)が、ご当地作品のために先行封切りされている。舞台が隣町ということもあって、興味津々の思いも絡んで観てきた。2010年代の愛知県。大学院で国際関係学を専攻する翔太は、在日フィリピン人を理解しようとの思いからフィリピンパブでのフィールドワークを思い立つ。研究計画を読んだ指導教員から好反応を得て、名古屋市の繁華街・栄にあるフィリピンパブへと足を踏み入れるが、そこは「ゆとり世代」の翔太の想像をはるかに超える「事情」を抱えたパブ嬢たちが待つ場所だった・・・(パンフレットより)翔太は修士論文の研究論文のために、見慣れないフィリピンパブへ足を踏み入れる。そこで接客してくれたのがミカ。翔太は研究のためにミカに質問責めをするが上手にはずらかされ、...『フィリピンパブ嬢の社会学』を観て

  • 『法廷遊戯』を観て

    『法廷遊戯』を観て

    1週間前になるが、『法廷遊戯』(深川栄洋監督、2023年)を観てきた。弁護士を目指してロースクールに通うセイギこと久我清義(きよよし)と、同じ学校で法律を学ぶ幼なじみの織本美鈴、2人の同級生でロースクールの学生たちが行う「無辜(むこ)ゲーム」と呼ばれる模擬裁判を司る天才・結城馨は、共に勉強漬けの毎日を送っていた。無事に司法試験に合格し、弁護士となった清義のもとに、ある時、馨から無辜ゲームをやろうという誘いがくる。しかし、呼び出された場所へ行くとそこには血の付いたナイフをもった美鈴と、すでに息絶えた馨の姿があった。この事件をきっかけに、3人をめぐる過去と真実が浮かびあがっていき、事態は二転三転していく・・・(映画.comより)結城馨はすでに司法試験に合格しているのに敢えてロースクールに残り、なぜ模擬裁判「無...『法廷遊戯』を観て

  • 清水宏・8~『蜂の巣の子供たち』

    清水宏・8~『蜂の巣の子供たち』

    最近、DVDを鑑賞して感想を書こうとしても下書きのままになってしまう。そんな中、先月、隣県で名作映画鑑賞会として上映された作品『蜂の巣の子供たち』(清水宏監督、1948年)を観てきた。復員兵の島村は、下関の駅で晋公たち戦災孤児に出会った。子供たちは叔父貴と呼ばれる男の手下となって盗みなどをしていたが、働くことの大切さを説く島村と一緒に旅するようになった。一行は、知人を訪ねて島に渡るという夏木弓子を船着き場で見送った。その時、義坊が彼女と一緒に船に乗っていってしまった。島村と子供たちは塩田で働いた後、広島で弓子と義坊に再会。島村は、自分がいた“みかへりの塔”で子供たちに勉強させてやりたいと弓子に語った。弓子は東京へ行くと言い、義坊も涙ながらに彼女と別れた・・・(「映畫読本清水宏」より一部抜粋)その後、島村と...清水宏・8~『蜂の巣の子供たち』

  • 『シチリア・サマー』を観て

    『シチリア・サマー』を観て

    初めてオンライン試写会に当選したので、早速観てみた。題名は、『シチリア・サマー』(ジュゼッペ・フィオレッロ監督、2022年)。1982年、初夏の日差しが降りそそぐイタリア・シチリア島。バイク同士でぶつかり、気絶して息もできなくなった17歳のジャンニに駆け寄ったのは、16歳のニーノ。育ちも性格もまるで異なる2人は一瞬で惹かれあい、友情は瞬く間に激しい恋へと変化していく。2人で打ち上げた花火、飛び込んだ冷たい泉、秘密の約束。だが、そんなかけがえのない時間は、ある日突然終わることに──。(公式サイトより)観た後で感じたのは、甘い同性愛の感じを受ける公式サイトのストーリーの違和感。実際の内容は、ニーノの家族絡みの話であり、片やジャンニの家庭の内情。そこの辺りが十分に描かれている上での、ゲイであるジャンニに対する周...『シチリア・サマー』を観て

  • CLOSE/クロース

    CLOSE/クロース

    『CLOSE/クロース』(ルーカス・ドン監督、2022年)を観てきた。花き農家の息子のレオと幼馴染のレミ。昼は花畑や田園を走り回り、夜は寄り添って寝そべる。24時間365日ともに時間を過ごしてきた二人は親友以上で兄弟のような関係だった。13歳になる二人は同じ中学校に入学する。入学初日、ぴったりとくっついて座る二人をみたクラスメイトは「付き合ってるの?」と質問を投げかける。「親友だから当然だ」とむきになるレオ。その後もいじられるレオは、徐々にレミから距離を置くようになる。ある朝、レミを避けるように一人で登校するレオ。毎日一緒に登下校をしていたにも関わらず、自分を置いて先に登校したことに傷つくレミ。二人はその場で大喧嘩に。その後、レミを気にかけるレオだったが、仲直りすることができず時間だけが過ぎていったある日...CLOSE/クロース

  • 『子供たちは見ている』を観て

    『子供たちは見ている』を観て

    『子供たちは見ている』(ヴィットリオ・デ・シーカ監督、1943年)を、県図書館からDVDを借りてきて観た。中流家庭のアンドレアとニーナは、息子プリコと共にローマ郊外のアパートに住んでいた。家庭は一見幸福そうにみえたが、実はニーナにはロベルトという愛人がいた。その日もニーナは、プリコと散歩がてら公園に行き、プリコが人形芝居などに夢中になっている間を利用してロベルトと密会した。ニーナはそこで、ジェノヴァ行き列車で駆落ちしようとロベルトに迫られ、夜、アンドレアの留守を見計って家を出た。プリコを残されて困ったアンドレアは、取りあえず洋裁店を経営しているニーナの姉の許にプリコをあずけ、翌日、田舎に住む自分の母のところへ連れて行った。母は娘パオリーナにプリコの世話をいいつけたが、ある晩パオリーナが恋人と密会している時...『子供たちは見ている』を観て

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