『戦雲(いくさふむ)』を観て

『戦雲(いくさふむ)』を観て

『戦雲(いくさふむ)』(三上智恵監督、2024年)を観てきた。与那国島、石垣島、宮古島、沖縄本島──この美しい島々で、日米両政府の主導のもと急速な軍事要塞化が進行している。自衛隊ミサイル部隊の配備、弾薬庫の大増設、基地の地下化、そして全島民避難計画・・・2022年には、「台湾有事」を想定した大規模な日米共同軍事演習「キーン・ソード23」と安保三文書の内容から、九州から南西諸島を主戦場とし、現地の人々の犠牲を事実上覚悟した防衛計画が露わになった。しかし、その真の恐ろしさを読み解き、報じるメディアはほとんどない。全国の空港・港湾の軍事拠点化・兵站基地化が進められていることをどれほどの日本人が知っているか。本当の「国防」とは何か。圧殺されるのは沖縄の声だけではない。(「戦雲」チラシより)この作品は、三上智恵監督...『戦雲(いくさふむ)』を観て