●科学技術ニュース●東京大学など、光量子計算に世界で初めて量子性の強い光パルスを導入しスパコンを超える光量子コンピュータへ突破口
東京大学大学院工学系研究科の武田俊太郎准教授および吉田昂永大学院生(当時)らの研究チーム、NTT、情報通信研究機構(NICT:エヌアイシーティー)は、量子性の強い光パルスで計算できる世界初の汎用型光量子計算プラットフォームを実現した。近年、光の連続量方式での汎用的な計算を目指した光量子計算プラットフォームが目覚ましく進展し、量子コンピュータの有望な方式として期待されている。しかし、これまで実現されたプラットフォームは全て、行える演算の種類が「線形演算」のみに限定された不完全なものであり、この演算だけでは現代のコンピュータより高速に計算できないことが知られていた。今回、同研究グループは、「非線形演算」も可能にする量子性の強い光パルスを光量子計算プラットフォームに導入することに世界で初めて成功した。このプラッ...●科学技術ニュース●東京大学など、光量子計算に世界で初めて量子性の強い光パルスを導入しスパコンを超える光量子コンピュータへ突破口
2025/04/29 09:33