超紫光線の恐怖、あるいはブラック・ラグーン・フィフティー日記。
テキーラを炭酸で割って、日記を書き始める。 この数日の特筆するべき事柄、体重が50キロを切った。 体重を落とそうと思っているわけではないのだけれど、この一ヶ月ほど、たぶん毎日10キロはランニングをしている。けれど、梅雨が明けて日差しが強くなり、気温も上昇し、日陰のまったくない炎天下の湖沿いを走ることがしんどくなってきたので、ある日走るコースを変えた。 太陽の光を避けることが出来る森の中のコースを走ることにした。 距離は数キロほど減ったと思うが、やけに坂があったり階段があったりする起伏の激しいコースのためか、体感としてものすごくハードに感じるようになった。気温の上昇もあるのかもしれないが、森の中…
リドリー・スコットによる新たな伝説の幕開け、SFドラマシリーズ『レイズド・バイ・ウルヴス』(Raised by Wolves)
イギリスの映画監督、サー・リドリー・スコット(Sir Ridley Scott)が製作総指揮および監督(エピソード1 & 2)を担うSFドラマシリーズ『レイズド・バイ・ウルヴス』(Raised by Wolves)の予告編がついに公開された。 Never underestimate the strength of a mother. pic.twitter.com/DQHyVoeJ8b — Raised by Wolves on HBO Max (@RaisedWolvesMAX) August 5, 2020 本作品は、大きな戦争による地球崩壊後、とある惑星で人間の子供たちを育てる役目を担っ…
ネット上に掲載されている県警の防犯情報の事例に、この二ヶ月ほど、こんな内容が多数見受けられた。 「真っ赤なフレームの眼鏡をかけた男性に、突然声をかけられた。」 どんな内容の話で声をかけられたのか、その前後になにをされたのか、それは記載されてはいなかった。 基本的に防犯情報として記載されている他の事例の多くには、その場所や時刻を含めて、被害者が被った内容が書き添えられていた。 付きまとわれたとか、体に触れられたとか、勝手に写真を撮られたとか、車に乗せられそうになったとか、抱きつかれたとか、執拗に連絡先を聞かれたとか、ケースによっては突然背後から羽交い締めにされたとか、首をしめられたというものもあ…
今から二年と数ヶ月前のある日、ぼくは湖のほとりで、その初老の紳士とはじめて言葉をかわした。 紳士という表現は、あまり当てはまらないかもしれない。その出で立ちはとてもポップで、髪の毛はたくさんの白に適度に黒が混じった短髪、色彩豊かだが上品な色合いを組み合わせたTシャツと短パン、軽快なサンダル、赤いフレームで洒落たフォームの眼鏡、左手に小さなクリーム色の手提げを持ち、右手にもつ紐の先に、見たことのない小柄な洋犬を連れていた。 ぼくの体感として、総合的には紳士と呼びたい。それはもちろんその立ち振舞も含めてのことだ。ただ、その風貌は、いわゆる紳士風ではない。どこぞのテイラーで仕立てたオーダーメイドのス…
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