*****結局、「部屋着だから恥ずかしい」と言う柚花を車に残し私と新田は上司から貰ったタクシー代で買い出しを済また。もちろん柚花ご依頼のスイーツも忘れずに。そして車は私達のアパートの駐車場でエンジンを止める・・・が、降りようとする私の服を柚花がクイッとつ
“コンコン♪”私の存在を知らせるため車の窓ガラスをノックする。慌てて視線をあげる柚花。その瞳は冒険し過ぎたスリルに蕩けそうなほど潤んでいる。「ただいま」静かに降りる窓ガラス。柚花だけの世界を隔てていた壁が無くなり私の声と一緒に外の喧騒が車の中に流れ込む。
「ありがとうございました~」元気な店員の声に送り出され取り合えず店の外に出る。「うわっ、まだ暑いですよ。本当、今日はどうしちゃったんでしょうね」「異常気象にもほどがあるよな。まだ桜が散ったばかりなのに。しかもこの天気は明日も続くんだろ?」
何よりも大切な宝物。生きる意義のすべてをささげ合うふたり。でも、、、“もしも愛する宝物が自分の手から溢れ落ちたら?”“もしも愛する人の前で他者の視線に弄ばれたら?”最初は小さな好奇心の欠片。しかし満たされることを知らない欲求は何処まで
“XX番線の列車は~”「ほらっ!早くしないと発車しちゃう!!」ヒラヒラと揺れるミニスカートの裾を追いかけてエスカレーターを必死に駆け上がる。ここまで来れば何とか間に合うのにドキリとするほどギリギリまでふとももの奥を覗かせる声の主は後ろを振り返
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