前回の記事では、私たちが目に見えない概念を理解する際に、しばしばメタファー(比喩)を用いていることをご紹介しま…
『社会学 第5版』(而立書房)アンソニー・ギデンズ 著 ジェンダー ③ – 学校内で形成される男性性 –
社会で規定されたジェンダーが強化される学校という場 ジェンダーが学校という場でどのように形成されるか、マーティ…
2024(令和6)年度 東京教区青年僧侶協議会 総会 記念講演「合同墓~法縁家族のシンボルとして~」講師:南條摂 氏
2024年6月26日(火)、築地本願寺において2024(令和6)年度の東青僧(東京教区青年僧侶協議会)の総会が…
『社会学 第5版』(而立書房)アンソニー・ギデンズ 著 ジェンダー ② – R.W.コンネルの理論 –
生物学的な男性とジェンダー的男性への注目 初期のジェンダー研究は主に女性とその役割に焦点を当てていました。これ…
『社会学 第5版』(而立書房)アンソニー・ギデンズ 著 ジェンダー①
生物学的性とジェンダー(社会的に規定された性別的な振る舞い) 一般的に、社会学者は「性」という言葉を、女性と男…
『世界は分けてもわからない』(講談社現代新書)福岡伸一 著 ③ – 再定義される死/北斗七星と人間の認知特性 –
再定義される死 前回の記事までは、福岡伸一さんの著書から、私たちを構成する各器官は全体の部品でなく、各細胞が隣…
『世界は分けてもわからない』(講談社現代新書)福岡伸一 著 ② – マップヘイター的に振る舞う細胞 –
マップヘイター的に振る舞う細胞 人間を構成する要素は予めDNAという設計図で決定しており、その設計図どおりに各…
『世界は分けてもわからない』(講談社現代新書)福岡伸一 著 ① – 微生物との共生関係 –
生物学者の福岡伸一先生の書籍の内容は法話の中でもよく耳にいたしますが、大方、物事に実体はなく、全ての現象は相互…
PC関係のコード類が乱雑になってきたので、収納グッズを購入し、PC周辺を整理・整頓いたしました。この写真では見…
『教育は何を評価してきたのか』(岩波新書)本田由紀 著 ⑦ – ハイパー教化について –
1990年代以降、日本社会において「教化」の動きが顕在化しました。特に今世紀に入ってから、その動きは法律の変更…
『教育は何を評価してきたのか』(岩波新書)本田由紀 著 ⑥ – 日本型メリトクラシーとハイパー・メリトクラシー –
人口急増に対応するために増設された高校普通科と垂直的序列化の関係 1970年頃を境として、高校教育制度の水平的…
『教育は何を評価してきたのか』(岩波新書)本田由紀 著 ⑤ – 戦後における「能力」の変遷/日本国憲法・教育基本法の中の「能力」 –
日本国憲法・教育基本法の中の「能力」 この見出しでは、第二次世界大戦敗戦から1980年代までの時期に、日本社会…
『教育は何を評価してきたのか』(岩波新書)本田由紀 著 ④ – 戦前における垂直的序列化と水平的多様化の相互抑制 /「能力」という言葉の意味内容の変遷-
垂直的序列化と水平的多様化の相互抑制 戦前、富裕層や士族出身者を中心して「受験競争」が過熱してゆく現象は局所的…
『教育は何を評価してきたのか』(岩波新書)本田由紀 著 ③ – 「能力」という言葉の磁場がもたらす影響 –
「能力」という言葉の磁場がもたらす影響 日本の教育における垂直的序列化の支配について、これまで様々に指摘されて…
『教育は何を評価してきたのか』(岩波新書)本田由紀 著 ② – 本書の全体的な概要 –
前回の記事の内容 前回の記事では、本書の問題意識と仮説が述べられています。 私たちの社会における人の評価基準は…
『教育は何を評価してきたのか』(岩波新書)本田由紀 著 ① – 垂直的な序列化と多様性を失わせる水平化を生じさせる日本の教育 –
本書の目的 今回から、『教育は何を評価してきたのか』(岩波新書)本田由紀 著についてご紹介します。以前、見てい…
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前回の記事では、私たちが目に見えない概念を理解する際に、しばしばメタファー(比喩)を用いていることをご紹介しま…
抽象概念にかたちを与える——私たちの認知のしくみ 今回から取り上げるのは、鈴木宏昭氏による『私たちはどう学んで…
前回の振り返り(公開までの苦難と公開後の世間の反応) オウム真理教の信者たちの「普通の人間としての姿」や、それ…
森監督が描こうとしたもの、描けなかったもの オウム真理教の事件が社会を揺るがしていた当時、「オウム」という言葉…
2025年7月3日の西方寺法話会には、山口県下松市より藤田唯信先生がお越しくださいました。西方寺には15年ぶり…
オウム真理教=絶対悪という枠組みに囚われると、日常生活において決して他者に対して見せない態度を、オウム真理教の…
飲み過ぎは身体によくないと思いつつも、つい買ってしまうエナジードリンク。最近のお気に入りは、「ZONE」。分量…
森達也が見た“取材の作法”の断絶 前回の記事では、森氏の次のような指摘を紹介いたしました。すなわち、現在のメデ…
オウム真理教に関連する事件の概要 森達也監督の著書『A マスコミが報道しなかったオウムの素顔』(角川文庫)の内…
以前、このブログで辻野弥生氏の著書『福田村事件』(株式会社五月書房新社会)所収の当該事件と、この事件を映画化し…
これまで、著者がビジネス思考の果てにうつ病を発症し、その経験を契機として考察した内容をご紹介してまいりました。…
一言で「強さ」と言っても、何が強みとなるのかは、その人が置かれた環境との兼ね合いによって決まります。たとえば、…
言葉の用法によって生まれる意志の概念 著者である井上氏は、自由意志を多元的に捉えることで、「自由と責任はセット…
文化による「論理性」の違いが示される『「論理的思考」の文化的基盤 4つの思考表現スタイル』 NewsPicks…
自己監視の時代に生きる――経済的規範と評価制度の交差点 現代社会は、経済の論理が個人に深く影響を及ぼす構造を持…
著者は、うつ病を発症する以前から一貫して「経済」に対する問題意識を抱いていました。一方で、病気を発症する前は、…
これは次回の記事でも触れる内容ではありますが、現代に生きる私たちは、経済の論理に強く規定されているといえます。…
「強い自分」を演じ続けた代償~うつ病を発症した経緯 前回も触れましたとおり、著者の井上氏がうつ病を発症した原因…
来月拙寺にご出講くださる宗秀融氏のご法話を探していたところ、毎年ご出講くださっている松月博宣先生の海徳寺You…
今回からご紹介する書籍は、ディスカヴァー・トゥエンティワン、ダイヤモンド社を経て、ソーシャル経済メディア「Ne…
前回の記事で、アインシュタイン博士と本書の著者でありノーベル賞を受賞した益川敏英氏に通底する、科学はただの手段…
ノーベル賞受賞の記念講演で「戦争」に触れた理由 前回まで投稿していた、社会心理学者の小坂井敏晶氏の『増補 民族…
前回までの記事では、人種や民族という集まりは、必然的にそのような集団になるのではなく、人間の主観がかなり入った…
民族という同一性を保つ根拠とは? 民族の同一性を考察するには、集団としての全体がどのように連続性を保つのかとい…
差異が生む同一性: 民族の本質を探る 民族を分類するための様々な要素が今まで考慮されてきました。たとえば、言語…
本書の目的 今回から社会心理学者の小坂井敏晶氏の著書『増補 民族という虚構』(ちくま学芸文庫)の内容を記録して…
ブラック・フェミニズム 先の記事で、フェミニズムの中の主流の考えをいくつかご紹介しましたが、これらは、先進工業…
社会の役割分担について 仕事や役割の性別的分担について、生得的または必然的要素全くないとフェミニズムを支持する…
ジェンダーの不平等をめぐる視座 これまで見てきたように、男性らしさ・女性らしさというジェンダーは、社会的に生み…
ブラック・フェミニズム 先の記事で、フェミニズムの中の主流の考えをいくつかご紹介しましたが、これらは、先進工業…
社会で規定されたジェンダーが強化される学校という場 ジェンダーが学校という場でどのように形成されるか、マーティ…
2024年6月26日(火)、築地本願寺において2024(令和6)年度の東青僧(東京教区青年僧侶協議会)の総会が…
生物学的な男性とジェンダー的男性への注目 初期のジェンダー研究は主に女性とその役割に焦点を当てていました。これ…
生物学的性とジェンダー(社会的に規定された性別的な振る舞い) 一般的に、社会学者は「性」という言葉を、女性と男…
再定義される死 前回の記事までは、福岡伸一さんの著書から、私たちを構成する各器官は全体の部品でなく、各細胞が隣…
マップヘイター的に振る舞う細胞 人間を構成する要素は予めDNAという設計図で決定しており、その設計図どおりに各…
生物学者の福岡伸一先生の書籍の内容は法話の中でもよく耳にいたしますが、大方、物事に実体はなく、全ての現象は相互…
PC関係のコード類が乱雑になってきたので、収納グッズを購入し、PC周辺を整理・整頓いたしました。この写真では見…
1990年代以降、日本社会において「教化」の動きが顕在化しました。特に今世紀に入ってから、その動きは法律の変更…
人口急増に対応するために増設された高校普通科と垂直的序列化の関係 1970年頃を境として、高校教育制度の水平的…