「麗しのサブリナ」(54・米)75点
・オードリーのハリウッド2作目はワイルダー監督による王道のロマコメ。「ローマの休日」で衝撃のハリウッド・デビューを果たしたA・ヘプバーンの次回作は、ビリー・ワイルダー監督のウィットに富んだロマンチック・コメディ。サミュエル・テイラーの戯曲をもとに大富豪の兄弟とお抱え運転手の娘との恋を描いた王道のラブストーリー。オードリー在りきの本作は前作「ローマの休日」とは逆パターンで、運転手の娘が身分違いの男に憧れ<月に手を伸ばすような恋愛>を成就させるというシンデレラもの。大富豪のララビー家の兄ライナスにはハンフリー・ボガート、弟デイヴィッドにはウィリアム・ホールデンが扮し引き立て役を務めている。ケーリー・グラントがライナス役を断ったため回ってきたためボギーに合うようシナリオを書き直したという。仕事人間の堅物で恋とは無縁の...「麗しのサブリナ」(54・米)75点
2021/08/28 12:08