手を繋いで 完

手を繋いで 完

店のドアが開くと、風がふわっと入ってきた愛おしい待ち焦がれたその姿が風と共に入ってきた何度も夢に見た笑顔だった恋しくて、思い出すたびに泣いていた愛おしい笑顔だった「ただいま、チャンミン」忘れたくても忘れられなかったその優しく低い声がチャンミンの心に響くせっかく近づいてきてくれるその姿が涙で滲んで見えない「ユノさん…」愛おしい名を呼ぶ声はすでに涙が混じって…言葉にならないチャンミンはずっと心に決めてい...