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東の遊覧船 http://momomin0206.blog.fc2.com/

東方神起、ユノとチャンミンが主役の妄想ホミンBL小説です。R18仕様記事有り。

こんな設定のこんな2人ならいいな(≧∇≦)という妄想を小説仕立てにしたサイトです。切ないシーンも多いですが、甘くなるためには欠かせません^ ^キャラ設定はホストや教師、これからもいろんな職業についてもらう予定です(笑)メインは会話でお話が繋がっていきます。 現実世界から逃避して美しい2人に癒されたくて書いています

百海
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2015/10/01

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  • 手を繋いで 34

    民宿の仕事をひととおり終えたユノは浜辺にシートをひいて、ひとり寝そべり、空を見ていた風は秋の香りを孕んで浜辺の人影もめっきり少なくなったそろそろ、この民宿での仕事は終わりに近づいている契約は来週までサンウとミヒの小さな愛の出来事を側で見守ってからユノの心はずっとザワついているなぜかユノの気持ちは焦りを感じていた旅をしている意味もわからなくなってきたような気がするだからといってバニョレに帰るのは怖い...

  • 手を繋いで 33

    ユノがバニョレを離れて数ヶ月が過ぎた宿代わりに、あちこちのリゾートで短期のバイトをしながら旅を続けていた孤独な旅のつもりだったけれど意外と人との出会いは多かったその紹介で次のバイト先が見つかることなどもあった今は、海沿いのリゾートの小さな民宿でバイトをしているハイシーズンを迎え、民宿は大忙しだユノは料理の手伝いもこなしながら民宿のオーナー夫婦の子供の面倒も見ていた特に末っ子の男の子、サンウがやたら...

  • 手を繋いで 32

    チャンミンは自分の気持ちをまっさらにしようと思ったユノがどうだとかヨジンがどうだとか今はそのすべてをまっさらにしてとにかく、ピュアな状態でドフンを感じようと思ったそれは、ユノへの愛をしっかりと自分で認めるためでもあったその日、ヒチョルが車で迎えに来てくれた「おはようございます今日はありがとうございます」「うん、ま、これはミッションだから」ヒチョルがあえて義務的に言ってくれたのがチャンミンにはありが...

  • 手を繋いで 31

    ユノは大通りに出るまで、ミラーを見ないようにした遠くなっていくバニョレを見たくなかった心が…チャンミンのいるバニョレから離れられない自分で決めて離れたくせにすでにこんなんでどうする?アクセルを踏むとエンジンが怒ったような音を出すしっかりしろよ、俺ユノは少し走っただけで、結構遠くまで来ることができた道路も空いていたし、バイクの調子もよかったユノは川沿いの雑草が生えた河川敷にバイクを停めて草の上に直に...

  • 手を繋いで 30

    晴れた朝ユノは革のライダーパンツとブーツを履いていた上はTシャツだったいよいよ、ユノがこの店を離れるのだその日のユノはあまりに眩しすぎた細くて長い脚に、革のライダーパンツがしっくりと馴染みその鍛えられた上半身は、革のハードさに負けない迫力があったチャンミンはわざとなんでもない風に装ったいつもの通りに行動した店の外を掃除して窓を拭いた一生懸命にこなしたユノだけが、なにか言いたげにチャンミンのまわりを...

  • 手を繋いで 29

    ユノはヒチョルと午後遅めのランチをとっていた店を任せるにあたって打ち合わせすることがたくさんあった「本当に助かるヒチョルがいてくれてよかった」「大丈夫、片手間にやらせてもらうから」ユノは笑った「片手間は困るなちゃんとヒチョルの収入にもなるんだぞ」「テミンとチャンミンに大体は任せるよ」「ヒチョル…」「悪いが…チャンミンを雇わないっていうお前のわがままは聞けないチャンミンの意志に任せるよ」「……」「そのか...

  • 手を繋いで 28

    それからも淡々と、バニョレは営まれたいつもと変わらない風景に見えてそれでもバニョレは変化していたユノは店をヒチョルに任せる手続きなどに忙しくなりたまにリゾート地から電話がはいることもあったそんなユノを、チャンミンは何も言わずに見守っていた日ごとに寂しさが募りチャンミンはユノの気持ちを覆すことができなかった自分が悔しくてたまらなかった。ユノは自分の出発の準備が整うにつれてチャンミンの事が心配で、少し...

  • 手を繋いで 27

    バニョレへ向かう朝の道ユノはスマホの着信をタップした「はい」「ユノさん、いいバイク見つかりましたお待たせしちゃってすみませんでした!」「え?」いきなりのバイク屋からの元気な声「後で画像添付してメールします。この金額でこのスペックはなかなか出ないですよ。もし、よかったら先に押さえておこうかと思って連絡したんですけど」「あ…えっと…」「お待たせしてたんで、まずユノさんにお知らせしなきゃと思って」「……」「...

  • 手を繋いで 26

    しばらく、ブラウンのフォトフレームを見つめていたチャンミンは思い立って3階のユノの部屋へ行ったインターフォンを押すとひょいとユノが顔をだした黒い短パンにオリーブ色のカットソー姿でシャワーを浴びたばかりのようだ「チャンミン…」「あの、ちょっといいですか?」チャンミンがそう言うと、ユノは困ったような表情をした「すぐに済みます。どうしても聞いてほしいことがあるんです」チャンミンの真剣な瞳をユノは直視できず...

  • 手を繋いで 25

    チャンミンとヨジンを送りだして2人がカフェへと向かう後ろ姿をユノは心配そうに見つめていたそんなユノの肩を誰かがポンと叩いたびっくりして振り向くと、そこにはヒチョルがいた「ちょっとだけ話したい店の中でいいんだけど、忙しいか?」「あ…入って」ヒチョルは少し現実離れした重大な話を順序立てて、ゆっくりと説明した棚の服をもう畳む事なくユノは一点を見つめていた「…生きて…るんだ」落ち着いているように見えてユノの指...

  • 手を繋いで 24

    パニョレのセールも終わり近所の大学も試験休みに入り店に訪れる客の数は落ち着いてきたテミンは少し遅めにやってきていきなりユノとチャンミンに挨拶をした本当に突然の挨拶だった「僕、イタリアに帰る」「え?帰るって…テミンくん…」「なんだよ、突然帰るなんて」ユノが驚いて、テミンの手を取ったテミンがその手をギュッと握り返す「だってもう店に三人もいらないでしょ」「だけど…急すぎるよ」「ユノ、寂しい?」「寂しいよ、...

  • 手を繋いで 23

    ヒチョルは2人をアパートの前に下ろして帰っていった泣いたまま眠っていたチャンミンは目が腫れていた起き抜けの顔が子供みたいだいろいろと気持ちを吐き出したので少し不安定なのではないかとユノは心配した「しばらく一緒にいてやるから」ユノはチャンミンの部屋のドアを開けてやり一緒に部屋に入った「すみません…」チャンミンはぽつりとつぶやくとトボトボと自分の部屋に入っていった「さっき、ヒチョルにコンビニ寄ってもらっ...

  • 手を繋いで 22

    チャンミンは決心したドフンにユノを紹介するんだ今…僕が大好きな人ごめんね、そして、思い出をありがとうどうか僕を許して、そして見守って空は雲ひとつない青い空爽やかな風が吹くいい天気ドフンの墓参りに行く時はいつも良い天気だった同じアパートの3階に住むユノが1階のチャンミンの部屋を訪れたチャンミンは既に準備を整え、ユノを待っていた白いコットンパンツにブルーのリネンシャツ襟元がクタッとしているせいでチャンミ...

  • 手を繋いで 21

    チャンミンは以前と大きく変わったユノとの関係をテミンに知られまいと必死だったどうにも恥ずかしいし、テミンはいい気持ちがしないだろうそれでも、テミンはすべてをお見通しだった「僕、お昼ここで店みてるから2人でランチしてきてー」そんな風に、チャンミンとユノを2人にしようとしたりした。以前のようなチャンミンに挑む感じが見られない黙ってても醸し出す甘い空気にテミンもユノを諦めたのだろうかそうだとすると、少しテ...

  • 手を繋いで 20

    「おかわり頂戴」ヒチョルが空のグラスをバーテンダーに差し出した「同じので」「かしこまりました」「あと、こいつに何か甘いやつ」「お酒ですか?アーモンドのチョコかけですか?」「すいませんね、チョコのほう」ヒチョルの注文にバーテンダーがにこやかに微笑んだユノがふーっとため息をついた「勝てないな…俺。ドラマみたいな過去だった」「うーん…そうねぇ」「で、そのキム・ドフンていうのが、ヒチョルの友達だったんだろ」...

  • 手を繋いで 19

    キスをした時に少しだけ期待したいつか、こんな風にチャンミンを抱ける日がくるのかとまたこんな風に愛する者の手を強く握りしめてもうどこへも行かないようにしっかりと繋ぎとめておきたくなる俺に俺の身体に俺の心にもう、どこへも行かないでこのまま、俺のそばにずっといてほしい俺はそのためなら、なんでもするチャンミン…何を望んでいる?俺に…何をしてほしい?息遣いは次第に荒く、激しくなるごめんね…ドフン朦朧としたチャ...

  • 手を繋いで 18

    自分のことをユノに話したほうがよいとテミンに言われたけれどチャンミンは自分のことを話すよりユノの事をもっと知りたいと思った自分の夢より、好きな人…それも片思いの…その人の最期を看取ることを選んだユノの想いを聞きたかったユノの言葉でその日の営業が終わり売り上げの計算と服の片付けいつもの作業の途中で、テミンがリュックを背負ったユノがそんなテミンに声をかけた「もう帰るのか?」「うん、仕事の途中なのにごめん...

  • 手を繋いで 17

    よく晴れた朝だったユノとキスをした翌朝意外にもすっかり熱が下がっていたチャンミンはどんよりとした重苦しい気持ちの中、洗面台に立った。鏡の中の病み上がりの自分チャンミンはそっと自分の唇を撫でた昨夜のユノの唇の感触を思い出したいと思ったドフンへの罪悪感を払拭するためにあの甘い時間をもう一度思い出したいはぁーっとため息をついてチャンミンはいつものように顔を洗い歯を磨いて身支度を整えた紅茶とパンと少しのフ...

  • 手を繋いで 16

    ユノは荒くなる息を落ち着かせながらそっと静かに唇を離したそれでも尚、ユノの大きな手はチャンミンの後頭部を支えたままだった至近距離にあるユノの真剣なまなざしをチャンミンは真正面から受け止めることができず思わず目を逸らしてしまったその仕草が儚げで、ユノの心を奪う「今の…イヤじゃなかったと思っていい?」ユノの声は掠れていて、そして甘く優しいチャンミンは目を閉じて、コクリとうなずいたドフン…ごめん…そう心が...

  • 手を繋いで 15

    チャンミンは何事もなかったように仕事に戻った平静を装っているけれど、手が震えているユノさんが…そうだなんて…そして…僕と同じように…過去に傷を持っているテミンが楽しそうに接客をしている横でチャンミンはひたすら棚の服を畳んでいた額に汗が滲んできたユノが自分と同じ嗜好であることにチャンミンの心はまだ動揺している平行線であるはずの自分たちの関係に突然道が開けたような、そんな感覚に陥ってしまうそして、ユノがゆ...

  • 手を繋いで 14

    翌日、なんとか気持ちを整え割と穏やかな気持ちで出勤したチャンミンはいつものように、店の前の掃除から一日がはじまったユノの方は正直言って、チャンミンのことが気になり昨夜はよく眠れなかったけれど、いつも通りに出勤したチャンミンを見てほっと胸を撫で下ろした眠れなかったことなど悟られないようにユノは表情を一旦整え、店の奥から出てきた「おはよ、早いねチャンミン」「あ、おはようございます」ユノは今日もカッコい...

  • 手を繋いで 13

    ヒチョルと別れてユノはアパートへ戻ってきた3階の自分の部屋に行く前に1階の端っこにある、チャンミンの部屋をチラリと見た灯りがついているまだ起きているのかなぜ、さっきは泣いていたのだろうチャンミンはテミンに嫉妬したのだと一瞬、自惚れてしまった自分だけどよく考えたら、ヒチョルの言う通りだ純粋でまっすぐなチャンミンのことだきっと、テミンにいろいろ言われてやる気が折れてしまったのかもしれない売り上げ集計も、...

  • 手を繋いで 12

    店が終わって、ユノとチャンミンはパソコンに向かって今日の売り上げを確認していた2人でモニターを見ながらチャンミンが一生懸命説明をしている。ユノはモニターを見ているようでどっちかというと、説明をしているチャンミンを見つめている方が多いそんな様子をテミンは何も言わずに見ていたけれど我慢できなくなって口を挟んだ「ユノ、ちゃんと売り上げ確認してるの?」思わず言ってしまう「してるよ、今日はなかなかの売り上げ...

  • 手を繋いで 11

    休日の翌朝今日からユノの店「バニョレ」は季節の変わり目のセールがはじまる小さい店だけれど、楽しみにしてくれている客もいるウィンドウにはユノとチャンミンで作った「SALE」のバナーが大きくひとつ貼ってあるよく見るとモザイク処理を施した凝った造りで2人で夜遅くまで紙をちぎっては貼り付けながら作った力作だチャンミンは窓を拭きながら眩しそうにそのバナーを見つめたこれは、2人で作ったのだいろんな話をしながらユノさ...

  • 手を繋いで 10

    店の定休日チャンミンはドフンの墓を訪れたユノの店へ面接に行く前に来てからだから1ヶ月ぶりだ花を買う時になぜか、いつもより大きな花束を買った墓地へと上がる坂がいつもより勾配がきつく感じるドフンの墓標の前に立ち、膝まずき花を添えるけれど、チャンミンは墓標から目を逸らしてしまったなぜか、ドフンの墓標を直視できない後ろめたいような感情がチャンミンを支配するチャンミンの額に汗が光る心に焦りを感じ、気持ちが落...

  • 手を繋いで 9

    コーヒーのいい香りがしてきたユノは器用に大きなマグカップを2つ片手にもち、もう片方の手で店から持ってきた書類を手にローテーブルまで来た「まずは飲んで」「はい、すみません、いただきます」チャンミンはマグカップを両手で包むように持ち唇をすぼめてコーヒーをすすったそんなチャンミンの可愛い仕草に心奪われながらユノもコーヒーを一口すすったカップを置いたチャンミンの目が輝いている「美味しいです、すごく」「すご...

  • 手を繋いで 8

    次の日、仕事が終わりチャンミンはセールの準備をしなければと思っていたガーランドを作ったりするとユノは言っていたけれどいろいろと手伝いたい「あの、どうしますか?ガーランドとか作るって」「うん、悪いけどオレんちに来てもらっていいか」「え?ユノさんの…家に?」「ここじゃ場所がないし、隣のカフェでいろいろ広げるわけにもいかないし」「はぁ、ま、そうですね」「俺の家、ここからすぐなんだよ」バタバタと店を片付け...

  • 手を繋いで 7

    翌々日「おはようございます」チャンミンが普通に出勤した「おはよう…」想像していたより明るいチャンミンにユノは驚いたもう、今日は出勤してこないのではないかとユノは恐れていた飲みに行こうと誘ってしまいかなり強めに拒絶されてしかも酔って電話をかけるという最悪な行動自分の電話番号を登録しろと叫んでたとヒチョルに聞いた本当に…最悪…「掃除しちゃいますね」明るい笑顔でチャンミンはいつものように店の前を掃除しだし...

  • 手を繋いで 6

    それから、店の定休日まで5日間チャンミンはよく働いた朝から掃除をしてレジはほぼ完璧にできるようになったし服のたたみ方も、ユノに教わりながら少しずつ覚え始めている今日も店が終わってからチャンミンの方からたたみ方を練習したいのだとユノに申し出たユノは笑顔で快諾した「こうやって…先に肩の線を合わせると簡単だろ」「はい」見様見真似でチャンミンも服を畳む「速く畳まなくてもいいんだよ」ユノはそう言ってくれたユノ...

  • 手を繋いで 5

    チャンミンのバイト第一日目が終わった夕方にかけては大学の授業帰りの生徒が結構訪れてレジだけとはいえ、チャンミンは忙しかった外はもう暗くて20時を閉店とする店はやっと客足が少なくなったユノは店の札をclosedに変えて、カーテンを閉めた「思ったより忙しかっただろ?」「はい、計算を間違えてないか気になります」「そう?」「結構現金のお客さんが多くて」「学生ばかりだからねこれから、売り上げを計算するよ」「はい」現...

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