お山の紅白タヌキ物語 第19話 最終回 「平和!」
1943年9月30日御前会議で日本は降伏すると決した。だがいつ降伏を宣言するのか?どうやって国体護持を認めさせるのか?その問題を討議しなければならない。実際のこの後の歴史では、絶望的な戦いが続く中、首脳部は降伏の決断ができなかった。連合国側からポツダム宣言が発表され、日本の無条件降伏を勧告されてもである。その理由は、日本の首脳部が最後まで心配していたのが『国体護持』(天皇制維持)であったから。つまり彼らが心配していたのは国民の安全ではなく、天皇制の保全であった。国民にどれだけの犠牲を強いても守りたかったのが天皇制。その是非についてここでは触れない。ただ、歴史の事実として踏まえておくとする。とにかく無条件降伏を受け入れれば、連合国側(主にアメリカ)の意向で天皇制を廃止すると言われたら抗えない。日本の立場とし...お山の紅白タヌキ物語第19話最終回「平和!」
2024/02/21 06:51