富雄川流域探索「変電所」
富雄駅西出口北側に煉瓦造りの建物がある。創業時代の施設として最古の煉瓦造りの「旧大阪電気軌道富雄変電所」。配電用・電鉄用変電所として建造された唯一残っている歴史的建造物。東西の側壁面上部には変電所として使用されたことを示す配線孔跡が残っている。昭和44(1969)年変電所として役目を終え、周辺道路の拡張工事に伴って取り壊しの話が持ち上がった。これに「待った」をかけたのが近鉄・OBの今津勉氏。10年に及ぶ運動によりにより保存が決まった。その後ホームセンターや飲食店などに利用されてきたが、現在では利用されていない。建築者は不明だが、建築年が同じであり、様式が東京駅とよく似ていることから「辰野金吾の設計か」とも。(参考・とみお公民館だより)富雄川流域探索「変電所」
2021/02/25 11:15