富雄川流域探索「岩ごと本堂の中へ…」
杵築橋南約250m春日橋交差点の東側に「海瀧山王龍寺」の石碑がある。道なりに約1.6㎞東へ進むと山門に着く。古く聖武天皇の勅願による古刹とされている黄檗宗の寺院。山門を入り本堂へと続く参道は奈良市の文化財(天然記念物)に指定されている、市内での貴重な里山の自然林。堂内には本尊があり、花崗岩の正面に建武三(1336)年の刻銘の十一面観音立像と、その脇に文明1(1469)年の刻銘のある不動明王が彫られており、大きな岩ごと堂内にある。また境内には奈良県の保護樹木・奈良市の文化財(天然記念物)に指定されている樹齢、約300年の古木・雌株がある。「ヤマモモの木は雄花、雌花の「雌雄異株」と言う。「高さ約10mで、根元近くで三本に分かれ、樹幹の基部の周囲は約5m。昭和25年のジェーン台風で上部が折れたがその後側枝が伸びて樹勢...富雄川流域探索「岩ごと本堂の中へ…」
2020/09/28 11:07