メゾン・ド・ヒミコ/犬童一心【DVDで鑑賞】 「メゾン・ド・ヒミコ」予告編 - YouTube 同性愛差別いくない! ゲイ専用の老人ホームを舞台にした映画。以前、オダギリジョーの出演映画を網羅しようとしている時に、なんとなく飛ばしてしまっていた作品。本当の事を言えば、同性愛がテーマという事で、避けていたところもありました。そうです、私は小さい人間です。 映画のストーリーは、ゲイ専用老人ホーム“メゾンドヒミコ”のオーナーである卑弥呼が末期ガンに侵された事で、疎遠になっていた娘の沙織(柴咲コウ)が老人ホームの手伝いを始めるといったもの。登場人物は、柴咲コウ以外ほぼゲイ。オダギリジョーもゲイ。ゲイ役…
人生スイッチ/ダミアン・ジフロン【映画館で鑑賞】 映画「人生スイッチ」 予告編 - YouTube 人生スイッチ押したろかしらん質の悪い「世にも奇妙な物語」です。久しぶりに、時間と金を無駄にしたと心から思える映画に出会いました。これがあるからミニシアターは止められません。本作品は、全6作品の短編集からなっております。映画のフライヤーには、抱腹絶倒、間違いなし的なことが書いてありました。私は「こりゃ見なけりゃならん」と意気揚々と映画館へと足を運びました。映画の内容は、人々がキレる瞬間、つまり人生を終わらせるスイッチを押してしまう瞬間を6つの短編で描いたものでした。まず、映画として短編集は逃げです…
ゴッド・ヘルプ・ザ・ガール/スチュアート・マードック【映画館で鑑賞】
ゴッド・ヘルプ・ザ・ガール/スチュアート・マードック【映画館で鑑賞】 映画『ゴッド・ヘルプ・ザ・ガール』予告編 - YouTube この感情は恋ですか?いいえ、愛です。 シネ・ルーブル梅田で鑑賞。監督・脚本は、ベル&セバスチャンのスチュアート・マードック。ミュージカル映画ですので、全編通して音楽が流れます。そして、そのどれもが良曲。映画においての音楽の重要性を改めて認識させられました。映画のストーリーは、拒食症の少女イヴがなんやかんやでバント組んで歌うたうといったもの(←適当)。とりあえず、主演のイヴ役の女優さんが可愛い。この感情が何かと聞かれたら、これはきっと愛でしょう。服装も髪型も歌もダン…
ダライ・ラマ14世/光石富士朗【映画館で鑑賞】 『ダライ・ラマ14世』予告編 - YouTube 頭ん中がグルグルします! 第七藝術劇場にて鑑賞。久しぶりにドキュメンタリー映画を見ました。やはり、映画館で見るドキュメンタリーはいいですね。製作者の伝えたいことが、自分の内側までダイレクトに届く気がします。劇場の明かりが落ち、自分の体と空間との境目があやふやになることで、考え方や心といった内面だけで、映画と向かい合えるからではないでしょうか。 映画の内容は、ダライ・ラマ14世という人間を通して、チベットについて、仏教について、平和について、生についてなど様々なことを問いかけるものでした。私もダライ…
ソレダケ/石井岳龍【映画館で鑑賞】 映画『ソレダケ/that's it』予告編 - YouTube ブッチャーズ、万歳!! ずっと見たかった映画。シアターセブンにて鑑賞。ロックバンド『Bloodthirsty Butchers』ありきで作られた本作は、非常に良い疾走感があった。石井岳龍監督らしくアングラな題材を泥臭く描いた映画。格好悪いのに格好良い。好みである。 ストーリーは、 戸籍のない男(染谷将太)がどん底から這い上がろうと藻掻くといったもの。全編通して疾走感があり、中弛みしない。実際、キャスト陣はよく走る。とにかく、走る。全身全霊、全速力である。随所にかかるブッチャーズの曲が映画…
よだかのほし/斉藤玲子【DVDで鑑賞】 映画『よだかのほし』新予告編 - YouTube やけて死んでもかまいません。 主演は、マッシュボブの先駆者こと菊池亜希子さんです。最近はやっておりますね、マッシュボブ。その前から、彼女はマッシュボブです。パイオニアです。そんなマッシュボブによるマッシュボブ好きのための本作は、宮沢賢治の童話「よだかの星」を基にして作られたおります。鑑賞後、青空文庫で読みましたが、いい話でした。短い童話ですのでお勧めします。 短いといえばこの映画もすごく短いです。82分です。いいですね。私は、映画は1時間半がベストだと思っております。せめて2時間以内。122分はだめです。…
生きてるものはいないのか/石井岳龍【DVDで鑑賞】 映画『生きてるものはいないのか』予告編映像 - YouTube サンキュー、世界! 石井岳龍監督の作品は「狂い咲きサンダーロード」と「濱マイク」の8話しか見たことありませんが、どちらも随所に感じる特撮臭さが好きでした。この映画では、そんな特撮臭さは、あまりなかったように思います。とりあえず、人が死にます。めちゃんこ人が死にます。 開始30分くらいは、映像と音声のズレが気になって映画に集中できませんでした。これは、わざとなんでしょうかね。うーん。 映画自体は、とりあえず人が死ぬんですが、結構ポップに死んでいくので笑えます。ただこれで笑っていると…
華氏451/フランソワ・トリュフォー【DVDで鑑賞】 Fahrenheit 451 1966 - YouTube 本を読まねば! 1966年に公開されたSF映画『華氏451』を見た。本が禁止された近未来を舞台にしたSF映画である。タイトルの華氏451とは、紙が燃える温度だそうだ。この映画では、とにかく本が焼かれる。焼きに焼かれる。なんとも、もったいない。なぜだか、すごい残酷な映像を見ている気分にもなる。バラエティー番組で食べ物を無下に扱ったときみたく「この後、スタッフがおいしく召し上がりました。」的なテロップが欲しいと思った。「焼く前には、スタッフが熟読しております。」「焼かれている本は全て、…
海のふた/豊島圭介【映画館で鑑賞】 『海のふた』予告編 - YouTube カキ氷食べたくなったとさ アツがナツい日が続きますね。私は冷たいもの口にしては、アイスリーム頭痛に悶絶しております。さて、今回はテアトル梅田にてカキ氷映画『海のふた』を鑑賞してきました。 前回の『森崎書店の日々』につづき、主演はまたもや菊池亜希子さん。菊池さんが、佐々木希に似てると思うのは私だけでしょうか。濃縮したサブカル液に三日三晩漬け込んだ佐々木希。ようわからんけどそんな感じです。菊池さん演じるまりは、『森崎書店の日々』につづき、またもや仕事辞めたOLです。なぜだか、彼女はそんな役がよく似合います。「都会から抜け出…
森崎書店の日々/日向朝子【DVDで鑑賞】 映画『森崎書店の日々』予告編 - YouTube 本を読みたくなる映画でした。 八木沢里志の原作は未読。映画は、終始ゆったりとしたペースで進み、ギスギスしている私の心を、ホンワカのんびりにしてくれました。 映画の内容は、社会につかれたOLが叔父の古本屋を手伝いながら、少しずつ再生していくといったもの。内容自体には目新しいものはなく、終始フラットなテンションで映画は進行します。私はそういう映画が大好物です。薬味なしのざるそばといったところでしょうか。ワサビでつーんとすることもなく、ズルズルといつまでも見続けていたい。そんな映画でございました。 この映画の…
みなさん、さようなら/中村義洋 『みなさん、さようなら』予告編 - YouTube えがった。とっても、えがった。なんの予備知識もなく、なんとなく借りたDVDで鑑賞。勝手に、ホップな青春映画だと思っとりました。稀有な男の稀有な人生を面白おかしく描いた作品だと思っとりました。でも、もっと身近な作品でした。 映画序盤では、浜田岳演じる渡会悟はいわゆる変人で、映画の中だけで存在する”キャラクター”でした。しかし、中盤で悟くんが団地で生きることを決めたバックボーンが明かされたとき、悟くんは”楽しいキャラクター”から”悲しい人間”へと変わります。その瞬間、小生の心は鷲掴みにされ、ハッとしてグッと来たので…
この世に生を受け、四半世紀が立ち、一人暮らしを始め、暇を持て余し、パソコンを買い、ブログなんか始めてみました。 誰が見るわけでもないので、適当に好きなことを好きな時に好きなだけ書いてみようと思っております。とりあえずは、映画の感想なんかを書こうかと思っております。はい。 小生は、シネコンでやっている映画も大好きでありますが、それ以上にミニシアターで見る映画を愛しております。暇つぶしに見に行った映画館で、暇つぶしに観た映画が、自分のツボにズビッと来た瞬間。映像美に魅せられ、梨汁のごとく脳内麻薬がプシャーする瞬間。登場人物に感情移入し、涙腺のダムが決壊する瞬間。小生の琴線はかき鳴らされ、パンクロッ…
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