心血管疾患の患者の配偶者は「うつ病」にかかりやすい
私は昔はうつ病がいろいろ話題になったころ、単なる気分の問題かと思っていました。患者の意思が弱いなどどうも精神疾患全体をやや否定するような感覚でいました。それが退職後勤務した研究所で、知人の研究員がうつ病になり、その行動を身近でみていると本当に重篤な病気であると実感し、それまでの私の感覚は間違っていたと大いに反省しました。またいろいろ聞いてみると、うつ病はちょっとしたきっかけで誰もが発症しうる病気であると感じています。何か病気になると精神にダメージを受け、うつ病になりやすくなることは以前から知られていました。京都大学とボストン大学などの研究グループは、心血管疾患の患者の健康な家族もうつ病になりやすいことを明らかにしました。うつ病は関節炎、糖尿病、喘息などの慢性疾患と併発しやすいことは以前から知られていました...心血管疾患の患者の配偶者は「うつ病」にかかりやすい
2024/05/31 10:32