『わが殿』…♪
早々に今年のNHK大河ドラマからは離脱することにしましたが、歴史物&時代物好きは相変わらずです。今読み進めているのは1月上旬に購入した文庫本、『わが殿上・下』畠中恵著文春文庫越前大野藩に仕える内山七郎衛門と藩主土井利忠公との出会いからそれぞれの晩年までを描いたもので、江戸末期から明治維新を経た明治初めの時代まで。ふたりが初めてに顔を合わせたのは七郎衛門十九歳、利忠公は四歳年下の十五歳のとき。出会いから数年後、破綻しかけている藩財政(この頃の日本全国六十余州、借金を抱えていない藩などない)の立て直しに取り掛かった利忠公から藩の借金を減らせ、なくせと直々に命じられてしまうここからはもう、金と、つまりは借金と戦をしているようなもの。ないものは無いとは言えない、ないものは作らねばならない、作るための算段をしなけれ...『わが殿』…♪
2023/02/28 11:26