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RIPES BLOG https://ripe.hatenablog.jp/

記事の中身は「R65」。年の功がある人(RIPE)向け。だからジャリは侵入禁止!

RIPEとは成熟の意味。昔、クリントイーストウッドらが出た「スペースカウボーイ」という映画があった。ジジイ宇宙飛行士が地球を救うために宇宙に行く痛快作。由緒正しい宇宙飛行士は「ライトスタッフ」と呼ばれたが、彼らは尊敬と揶揄を込めて「ライプスタッフ」と呼ばれた。「熟年」という言葉は嫌いだが、「ライプ」はイカス!と思って命名。

R65 RIPEKUN
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住所
新宿区
出身
佐渡市
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2015/06/19

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  • 好奇心と満足感の関係

    英国の諺に「好奇心は猫を殺した」(Curiosity killed the cat)があって「行き過ぎた詮索は身を滅ぼす」て意味で使われる。だが20世紀初頭に米国で次の一句「but satisfaction brought him back」が追加された。訳すと「でも満足感が彼を蘇らせたよ」となり、前半の警句的な印象が消える。米人好みらしい。 さてさて今週のわが好奇心てんまつ。別に死にも蘇りもしなかったけどさ(笑)。★築地の大辛塩ジャケにむせる 従兄弟を見舞いに築地に行った。余命宣告されてるが元気そうでうれしくなり雑談一杯。市場に大辛塩紅ジャケを売っていると聞き人混み縫って三切れ1200円也を…

  • 「衣の下から鎧(よろい)」

    40歳以下の人は使わないし意味もわかるまいと思える言葉を「死語・廃語」として我が『言霊百貨店』3Fの倉庫(アーカイブ)に格納しているのだが、近年それの増え方が尋常ではない。このままだと日本語はカタカナ語ばかりになってやせ細る気がしてならない。 今日も「衣の下から鎧が見える」という言葉を足したのだが、この意味についてGoogleのAI要約がひどかった。「強さ(鎧)に裏付けられた優しさ(衣)を持とう」との趣旨だとある。これは玩具コレクター北原氏のブログ内での異説に過ぎないのに、まるで第一義のように切り取る。困ったものだ。AI検索は信じてはいけない。本来は「本音(戦意)を隠して和平を装う」との意味だ…

  • アレは「盲導鈴」だった(泣)

    書き進めている話の出だしは”街の音”で、早朝、主人公の女性が都営新宿線曙橋構内に入るシーンから始まる。ホームに降りる階段で彼女は鳥の鳴き声に気づく。ホーホケキョ。「あれはウグイスね。まさか駅の中にいるわけないし……チャイムか。でもなんでここにウグイス?」と考えて思い当たったのが「ウグイス=春告げ鳥。『春はあけぼの……』そうか!『枕草子』ね。う~ん、駅の人、なかなかやるなぁ~」と感心する。『光る君』でも知られるようになった日本文化の精華を、ここでチラッと見せようかと考えた。 しかしこのアイデアが、今日崩れた!同じ新宿線の九段下駅を出る時、やはり階段付近で同じ「ウグイス」の音がしたのだ。「え、ここ…

  • 知らぬ人らと隣り合わせて……

    元禄期の絵師に英一蝶(はなぶさいっちょう)という人がいる。絵師であると同時に芭蕉門下の俳諧師かつ吉原遊郭で幇間(たいこもち)。なにせ犬公方・綱吉治下の時世だから風俗紊乱で12年も三宅島に島流しにあった。三宅は八丈ほど遠くもなく、近隣の島々との交流も密なため、流人ながら絵の注文もたくさん受けた。この時期の作品が「島一蝶」と呼ばれて評価が高い。絵師は注文で何でも描くが、気ままに描く風俗ものに「雨宿り」が複数ある。どこかの屋敷の軒下に、雨に降りこめられた貴賤・老若男女・職業・身分も様々なものたちが時を持て余している様子が滑稽で近しみを覚える。同趣旨のものには、渡し船に乗り合わせる場面のものもある(写…

  • 「リンゴ屋」さんが出現……

    10月にはいってすぐ、四谷三丁目の地下鉄階段傍の店舗に「リンゴ屋(店名は相馬家)」さんがオープンし、若い兄ちゃん二人が接客していた。雨だったがそこそこにお客さんが並んでいた。 昔から駅前にはトラックに載せた果物を売る怪しげな商売があったし、昨今は外国人が畑から盗んで売るケースも頻出していて、こういう商売には少しうさんくささがある。でも、ちゃんとチラシがポスティングされていたしノボリも作っている。失礼ながら「いつまでやるの?」と聞いたら「ずっとです」との答え。でもこの場所は、シャッターこそあるものの自転車2台も入らないほどの極狭敷地。RENTとあっても年に数回正月飾りとかの節季ものを売る人が使う…

  • 博物館&散歩の愉しみ

    雨で涼しくなった今日、やっと東博(東京国立博物館)に行き、印刷の凸版とコラボしているデジタルミュージアム「空海 祈りの形」を観てきた。東寺講堂には21体の仏像が「立体曼荼羅」として配置されているが、それを凸版得意の高精細3D画像にして見せるものだ。昔から凸版が各地の社寺や博物館と提携してアーカイブ化しており、前回の「江戸城天守閣」を見逃して悔しい思いをしてきたので、今回はそのリベンジ(?)気分もあったが、結果は満足。事前にネットで東博の入場券を買い現地でさらにシアター券を買う方式(計1600円、夏場に入口まで来たが長蛇の列に尻込みして帰ったことからネット買いに変更)。 長蛇の列は西美(西洋美術…

  • 好事家たちの昼下がり

    月初めの爽やかな日、バイト休んである「シンポジウム」をのぞいてきた。テーマは「ライオン像のひみつ」とあり、三越本店前にあるライオン像にまつわる謎を探ろうとの趣旨だった。主催は「三越350年の記憶プロジェクト」なる団体で主に三越OBらしい。 自分が声をかけてもらったのは2016年に出した三越の本で、このライオンによる独白を章の初めに置いて書いたことで、少なからぬ縁があろうとの理由だった。ちなみに三越が三井呉服店から譲渡されたのは1904年、新・本館が竣工しその玄関にライオン像が置かれたのは1914年の今日だった(110年目)。 このライオンのモデルは英国トラファルガー広場のネルソン提督像の足元に…

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