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Beyond Imagination http://katsuragi-phd-consulutant.blog.jp

米国イェール大学の生物学ポスドク。日本の博士課程を修了後、3年間の経営コンサルティング会社勤務を経て渡米。新卒内定者時代、コンサルタント時代、アカデミアへの回帰を模索する時代、そして今の海外ポスドク生活を綴るブログ。

細胞生物学、生化学分野の研究で博士号を取得後、「視野を広げたい」という理由だけで、外資系の経営コンサルティング会社に入社。紆余曲折ありつつも3年ほど勤めた後、アメリカに渡って、イェール大学のポスドクとして再びアカデミアの道へ。 このブログでは、学生時代の終盤に会社に内定した頃から始まり、コンサルタント時代、その後の紆余曲折時代、そして現在のポスドク生活を綴っています。

桂城尚道
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アメリカ
出身
埼玉県
ブログ村参加

2015/06/05

  • 国際学会でのネットワーク構築

    人生初の、「国際」学会に行ってきた。つまり、アメリカでの、オンラインではない学会に初めて参加してきた。3年半もアメリカにいて、今回が初めてというのは衝撃である。コロナで失ったものは大きい。よく学会について、特に欧米で開かれる国際学会については、ネットワーク

  • 論文のリジェクト

    改訂版を投稿した12月から2ヶ月余り、ようやく雑誌編集部から返事があった。結論は、リジェクト(掲載却下)だった。驚いたことに、元々の4人の査読者に加えて、新たに5人目の査読者が入っていた。そして、その5人目が非常に否定的なコメントをしており、それを踏まえてリジ

  • ポスドク委員会への参加

    自分が所属するデパートメント(日本で言うところの学科)で、ポスドク・アソシエーションを作ることとなり、自分はその主要実行委員を務めることになった。ポスドク・アソシエーションとは、所属するポスドクの有志が集まり、ポスドク向けの様々なイベントを企画、開催した

  • 2022年を振り返る

    年末恒例の、この一年の振り返りである。大きなハイライト:・論文の投稿(6月)・論文の審査員のコメントに対応する格闘と、再投稿(8月〜12月)・妻の妊娠(2月)と息子の誕生(10月)・プログラミングの幅の広がりと、それを活用した研究が一部開花、一部は依然成長を続け

  • 神様からの授かりもの

    先月、息子が生まれた。産声を聞いた瞬間に、涙が止まらなくなった。あんなに美しい泣き声は聞いたことがない。漫画「ドラえもん」の中で、しずかちゃんのお父さんが、娘の産声を「天使のラッパのようだった」と表現していたが、それは本当だったのだと知った。よく、赤ん坊

  • AI型の思考の蔓延

    最近、怒りぽくなったなと思う。自分も、世間も。特に、他人の「発言」に対する怒りの沸点低下が、顕著であるように思う。そうした、自分や他人の怒りが、どのように起きているのかを冷静になった後に振り返ると、自分の脳がまるでGoogleやYahooのような「検索エンジン」化し

  • 混沌を乗り越えろ

    前の会社でよく言われていた「合言葉」の中に、"Conquer complexity"という言葉があった。直訳すれば「複雑さを制せよ」ないしは「混沌を乗り越えろ」とでもなろうか。噛み砕いて言えば、「複雑な、混沌とした状況にうろたえてはいけない。理知と冷静さを以て、混沌の背後や

  • (長い長い)就活スタート

    論文がなんとか通りそうだ(今の雑誌なのか、また別の雑誌かは不透明だが)ということで、今のポスドク後のことを考え始めた、すなわち就活を始めた。就活と言っても、ポスドクの就活は、日本の新卒のようにエントリー期間があって一斉採用される訳でもなく、企業から企業へ

  • 査読の結果が返ってきた

    投稿中の論文の、査読の結果が返ってきた。査読とは、科学雑誌(有名どこではNatureやScienceなど)に投稿された論文がその雑誌への掲載にふさわしいかどうかを、専門家が判断する審査のことである。少なくとも生命科学の分野では、投稿時の状態で「ふさわしい、ちょっと修正

  • もう一つのアメリカ:共和党と白人の州

    アメリカの共和党支持州を旅行してきて、「トランプ支持層」に対する考えが少しだけ変わった。先週までの10日間、アメリカの北中部に位置する、ワイオミング、サウスダコタ、ノースダコタの3州を旅行してきた。そこで驚いたのは、目にする人たち、出会う人たちのほぼ全員が

  • 論文の投稿

    今日、ポスドクとしては初めての論文を雑誌に投稿した。アメリカに来てほぼ3年。その3年の集大成、そう言って大袈裟であれば、一つの目の一里塚の記念である。感情的、あるいは感傷的なことは以前に点(ドット)はいつか繋がるに書いたので、もうそれほど残っていない。しか

  • 超一流たちの開かれた心

    先日、うちのボスが、とある「ビッグラボ」向けに研究発表を行った。そこで、彼らの「オープンさ」に感銘を受けた。そのビッグラボは、細胞生物学界にその名をとどろかせている超大御所のラボである。僕は、まだコンサルにいた頃に、ポスドクとして雇ってもらえないかと打診

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