北越雪譜 ④ 番外編 「雪国を江戸で読む」 森山 武著
北越雪譜④番外編「雪国を江戸で読む」近代出版文化と「北越雪譜」森山武著東京堂出版2020.6初版刊(図1)(図2)三回に渡り岩波文庫版「北越雪譜」の「雪崩人に災いす」を紹介しました。江戸時代の雪国で生活し、雪との戦いのなかで、人々が助け合い、雪国の風習を活用しながら生きる姿の一部をご理解いただけたでしょうか。さて今回は、「北越雪譜」が江戸で出版される経緯を(図1)から簡単に述べたいと思います。「雪国を江戸で読む」は、サブタイトルが示す通り、どのようにして「北越雪譜」が江戸で出版されベストセラーになったのかを、膨大な資料をあさり出版した本です。言はば「北越雪譜」に関する専門書(学術書)ですから、ごく簡単に紹介します。「北越雪譜」(図2)には、鈴木牧之編撰京山人百樹(きょうざんしんももき)刪定(さくてい)岡田武松校...北越雪譜④番外編「雪国を江戸で読む」森山武著
2021/01/31 06:30