給食時の黙食は学級閉鎖数や学級閉鎖率を減少させる効果が非常に小さく、統計的に有意ではなかった
RIETI-学校給食時の黙食がCOVID-19の感染に与える影響「独立行政法人経済産業研究所新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は21世紀で最も致命的な感染症のひとつであり、本稿執筆時点で全世界の死者数は約700万人に上る。有効なワクチンが開発されるまで、ソーシャルディスタンスやマスクの着用、移動の制限などが主な感染対策であった。我が国では、2020年2月から5月にかけて小・中・高校が一斉休校し、その後感染対策として、給食時の会話を控えること(「黙食」)が推奨された。その後、2022年11月に新型コロナ感染症対策本部「新型コロナウイルス感染症対策の基本的対処方針」から黙食の推奨が削除されるまで、給食時の黙食が実施された。このように2年半以上にわたり、学校において黙食が実施されてきたが、黙食によるC...給食時の黙食は学級閉鎖数や学級閉鎖率を減少させる効果が非常に小さく、統計的に有意ではなかった
2023/09/30 16:28